「エアコン、暖房の効きが悪い」
「故障の原因が知りたい」
「修理にはいくら」
このようなことで悩んでいませんか?
エアコンや暖房は車の走行に直接関係ありませんが、安全運転にはかかせない装置です。
暑くても寒くても運転に集中できず、判断を誤ってしまう可能性があります。
エアコンを使おうと思ったときに、効きが悪い、冷たい風がでないなどの不具合があると、安心して運転できませんよね。
そこで今回は、
- 車のエアコンの故障原因
- 症状別に考えられる交換部品と修理費用
- 修理を怠るべきではない理由
を解説します。
中にはエアコンだけでなく、走行に支障がでる部品が故障しているケースもあります。
「エアコンが壊れても気にしないから」と軽く考えず、早めに修理を依頼しましょう。
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カーエアコンの不調の原因と修理費用
車のエアコンはさまざまな部品から構成されており、不調の原因や症状も違います。
エアコンが故障する7つの原因を解説していきます。
修理費用もセットで紹介するので、ご参考にしてみてください。
コンプレッサーの不良
エアコンが冷えない、冷たい風がでないなどの症状はコンプレッサーの不良が考えられます。
コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する役割をしていますが、上手く圧縮できないと冷たい風が作れず生ぬるい風しかでなくなります。
エンジンルームからウィーンと異音がする場合もあるので、聞きなれない音がしたら早めに修理を依頼しましょう。
修理費用は50,000円〜100,000円ほどです。
頻繁に壊れる部品ではありません。
しかし、エアコンの主要部品の1つなので、どうしても高くなってしまうのは仕方ないでしょう。
コンデンサーの不良
コンデンサーの不良も原因の1つです。
コンデンサーとは、コンプレッサーで圧縮されたエアコンのガスを冷却する役割があります。
高温高圧で送られたエアコンのガスを後ろに設置されているファンと走行風で冷却し、ガスを液状化するための装置です。
コンデンサーは金属の細かいフィンで構成されており、またエンジンルームの前方に位置しているため、走行風にのってゴミや虫などで目詰まりをおこしてしまいます。
目詰まりをおこすと上手く冷却機能が働かず、エアコンが効かなくなってしまいます。
コンデンサーの修理費用は30,000〜50,000円ほどです。放置せずに早めに交換しましょう。
ファンモーターの故障
ファンモーターはブロアファンモーターともよばれ、エアコンの各部品で作られた冷たい風を車内に送る扇風機のような役割をしています。
ファンモーターが故障すると風を送れなくなるので、エアコンのスイッチを入れても風がでなくなったらファンモーターの故障を疑ってください。
また、故障の前兆として「ブウォー!」という異音がする場合もあります。
完全に止まってしまう前に、異音がしたら交換しましょう。
修理費用は20,000円〜40,000円ほどです。
冷却水の不足
暖かい風がでないのは、冷却水が不足している可能性があります。
車の暖房は、エンジンで温められた冷却水の熱を利用して暖かい風を車内に送っています。
冷却水が不足していれば当然利用できる熱も少なくなるので、暖房の効きも悪くなり冷たい風しかでてきません。
冷却水を補充するだけなら費用は1,500円程度ですが、なにかしら冷却装置にトラブルが発生している可能性もあります。
放置するとエンジンがオーバーヒートしてしまう場合もあるので、冷却装置から漏れがないか点検してください。
ただし、エンジンが温まっていないと暖房は効きません。十分にエンジンが温まっても暖房の効きが悪いのなら、冷却水不足を疑いましょう。
サーモスタットの故障
温度調整ができないのは、サーモスタットの故障が考えられます。サーモスタットとは、エンジンに送る冷却水の量を調節している部品です。
身近な例をあげると、トースターの温度が上がりすぎたときにヒーターが自動で切れてしまうのと同じで、サーモスタットはエンジンの温度を管理しています。
温度調整が上手くできない原因は、サーモスタットが開きっぱなし、もしくは閉じたまま動かなくなり、エンジンが冷えすぎたり、温まりすぎたりしている可能性があります。
修理費用は12,000円ほどですが、サーモスタットが故障したときに先にでる症状はエンジンのオーバーヒートかオーバークールがほとんどです。
どちらにしてもメーターにある警告灯が知らせてくれることが多いので、警告灯がついたら早めに修理を依頼してください。
放置してしまうと、最悪の場合エンジンが焼きつき走行不能になってしまいます。
サーモスタットは故障する前に、タイミングベルトといっしょに交換するのがおすすめです。
目安は新車登録から10年、走行距離100,000㎞のどちらか早いほうなので、忘れずに交換しましょう。
ガス漏れやガス不足
エアコンのガス漏れやガス不足が原因の場合もあります。
コンプレッサーで圧縮するガスが不足していれば、冷たい空気を作りだすことはできません。
エアコンガスのホースの劣化や、ホースと部品との連結部分から車の振動による微妙な漏れもありますが、エアコンが効かなくなるほど漏れるのは非常にまれなケースです。
ガスの補充だけなら費用は3,000円〜5,000円ほどです。
しかし、補充してもすぐにガスがなくなるのなら、どこからかエアコンのガスが漏れている可能性が高いので、ガス漏れの原因をつきとめましょう。
フィルターの詰まり
他にも、エアコンが効かない原因には、エアコンのフィルターが詰まっている可能性もあります。
エアコンのフィルターは助手席のグローブボックスの奥にある場合が多く、主にほこりや花粉の除去が目的です。
室内で利用するエアコンと同じで、フィルターが詰まってしまうと風が通らなくなってしまいます。
また長期間交換せずに放置してしまうと、エアコンをつけたとき嫌なにおいの原因にもなるので、車内の空気を清潔に保つためにも定期的に交換するようにしましょう。
修理費用は3,000円〜5,000円ほどで、交換の目安は1年か走行距離12,000㎞のどちらか早いほうです。
修理をしないと高額の修理費用が必要
エアコンは走行に直接関係のある部品ではありませんが、修理を怠ると後々高額の修理費用が必要になります。
例えば、サーモスタットが故障してしまうとエンジンがオーバーヒートをおこし、走行できなくなる可能性が高いです。
オーバーヒートして焼きつきをおこしたエンジンは載せ替えになる場合が多く、当然高額な修理費用が必要になります。
エアコンだからと甘く見ないで、手遅れになる前に修理を行うようにしましょう。
また、エアコンの主要部品は他にもあり、どれか1つでも不具合が出るとエアコンが効かない原因になります。
- マグネットクラッチ、リレーの故障
- レシーバータンクのつまり
- エキスパンションバルブのつまり
- エバポレーターの不良
マグネットクラッチとは、コンプレッサーに取り付けられている部品です。
エアコンをONにしたとき、エンジン回転をコンプレッサーに伝え起動させます。エアコンのスイッチを入れると「カチッ」と音がするのは、マグネットクラッチの作動音です。
マグネットクラッチが壊れるとエンジン回転が伝わらず、コンプレッサーを起動できないため、エアコンが効かなくなります。
またリレーも同じような役割をもち、エアコンの電気回路をつなげたり閉じたりしています。
マグネットクラッチの修理費用は30,000円〜40,000円ほど、リレーの修理費用は1,000円〜3,000円ほどです。
エアコンの故障では多い事例でもあるので、カチッという作動音が聞こえなくなった場合はマグネットクラッチかリレーの故障を疑ってください。
レシーバータンクは、コンデンサーで液状化されたエアコンのガスを蓄え不純物を取り除く役割を、エキスパンションバルブは液状化されたガスを霧状に噴射する役割をしています。
エバポレーターは、エキスパンションバルブによって噴射された液状のガスを通過させ、熱を奪うことで冷たい風を作っています。
もしどこかでつまってしまうと、エアコンのガスが循環できず正常に作動しません。
レシーバータンクは40,000円、エバポレーターは50,000円、エキスパンションバルブは40,000円ほどの修理費用が必要です。
どの部品も高額ですが、放っておくと1つの部品だけでなく、周辺の部品も故障してしまう可能性もあります。
異変を感じたらできるだけ早めに修理を依頼しましょう。
修理費用を安く済ませるコツは整備工場に依頼すること
エアコンの修理はどうしても高額になりがちです。
定期的に交換が必要な部品ではなく、年式が古くなったり走行距離が長くなったりしてはじめて不具合がでる部品だからです。
少しでも安く修理するのなら、ディーラーではなく整備工場に依頼することをおすすめします。
ディーラーでは、正規の部品を取り扱ったり、工賃が高くなったりと修理費用がどうしても高額になりがちです。
しかし、整備工場なら汎用性の高い部品を使用したり、交換ではなく修理で対応できそうなら修理で対応してくれたりします。
故障箇所や修理内容を丁寧に説明してくれる、こちらの話を最後まで聞いてくれるなど、きちんとした対応をとってくれる整備工場なら安心です。
工賃もディーラーよりは安い傾向にあるので、エアコンの修理をするのなら整備工場に依頼しましょう。
修理費用が高いなら手放す決断も
もし、重度の故障で修理費用が高くなってしまったら、車を手放すことも1つの方法です。
エアコンの故障は場所によってかなり修理費用が高くなります。重度の故障になると修理費用が100,000円を超えてしまうことも少なくないからです。
中でも高額になるのがエアコンの主要部品の修理。定期的に交換が必要なものではないので、部品代は高くなります。
また、修理にも時間がかかる場合が多く、工賃も高くなるのが原因です。
エアコンの主要部品が故障するということは、年式も古くかなり走行距離を走っている車がほとんどです。
実際にエアコンの不調で修理をする車は新車登録から10年、走行距離は100,000㎞を超えている車が多く、高額な見積もりを見て「どこまで修理するのか」と悩んでいる人は少なくありません。
年式の古い車に高い修理費用を払うのなら、手放して新しい車に乗り換えるほうがお得だからです。
しかしエアコンが故障している車は、下取りにだしても思うような値段がつかないのが現実です。
年式も古く、走行距離も長く走っている車が多いのも1つの理由です。
少しでもお得に車を手放したいのなら、廃車買取業者をおすすめします。
廃車買取業者なら、エアコンが壊れていても問題なく買い取ってくれます。
もし他の部分が壊れていてエンジンが動かなくても、自宅まで引き取りにきてくれる業者も多いです。
エアコンが故障していても、どれだけ年式が古くても、0円以上で買い取ってくれます。
故障箇所が多く重度の場合は、ディーラーの下取りや中古車買取業者よりも、廃車買取業者のほうがおすすめです。
車を手放すのなら、1円でも高く買い取ってくれる業者を選択しましょう。
まとめ
エアコンが故障しても、直接車の走行に支障がでるわけではありません。
しかし、エアコンの故障の原因にはエアコン以外の部品が大きくかかわっている場合もあります。
故障箇所によってはエアコンが効かなくなるだけでなく、エンジンがオーバーヒートしてしまうこともあるので「エアコンを使わなければ問題ない」と放置せずに、異常を感じたらすぐに修理を依頼してください。
また、故障する場所によっては高額な修理費用が必要になります。
エアコンの主要部品は定期的に交換するような部品ではなく、年数や走行距離によって寿命がきてしまうものです。
もし、修理費用が高額なら、車を手放すことも考えましょう。
年式が古い、走行距離がかなり走っているなどの車は、高いお金をかけて修理をしてもまたちがう箇所が故障する可能性が高いです。
とはいえ「年式も古いし、エアコンも故障していたら、下取り価格なんてつかないのでは……」と心配になってしまいますよね。
廃車買取業者のハイシャルなら、どんなに年式が古くても、エアコンが故障していても、問題なく買い取ります。
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