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車のエアコンの修理費用はいくら?故障の原因別の修理代の目安!

「車のエアコンの冷房・暖房の調子がおかしい」
「故障の原因や修理代を知りたい」
「お得に修理できるのはどこ?」

このようなことで悩んでいませんか?

暑い夏場や寒い冬にエアコンの風が出ないなどの不具合があると、快適に運転できませんよね。

今回は以下の内容を解説します。

  • カーエアコンが故障する12の原因
  • 故障の原因別の修理費用
  • エアコンが効かないときの応急処置
  • おすすめの修理業者4選

この記事を読むことで、修理に必要な金額と時間や、どこに頼めば良いかがわかります。

お得にカーエアコンを修理したい方はぜひご覧ください。

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目次

車のエアコンが故障!症状別の原因と修理費用

カーエアコンはさまざまな部品から構成されています。

冷房の不調、暖房の不調など症状によって原因が異なります。

以下に症状別の原因・各修理費用・修理時間をまとめました。

症状 原因 修理費用目安 修理時間目安
冷房不調 エアコンガス不足 3,000円~3万円 30分~1週間
コンプレッサー故障 5~10万円 3日~1週間
エバポレーター不調 5,000円~10万円 30分~2日
コンデンサー故障 3~5万円 1~3日
ファンベルト不調 8,000円~1万円 1時間前後
暖房不調 冷却水の不足 5,000円~1万円 数時間
サーモスタットの故障 1万~15,000円 3日~1週間
風が出ない フィルター詰まり 2,000~5,000円 数時間
ブロアファンモーター故障 2~3万円 3日~1週間
作動しない リレー、ヒューズ故障 数千円 数十分~数時間
水漏れ ドレンホース不調 1~3万円 3日~1週間
エンスト アイドルアップ機能不調 数千円~10万円 数時間~数日

※繁忙期や部品が在庫切れのときには、目安より修理時間がかかる場合もあります

※修理費用は車種によって変動します。外車や大型車は上記の目安より高くなる場合もあります

それでは、順番に解説していきます。

なお、冷房が効かないときの応急処置は次章の【車のエアコンが効かない!今すぐ試すべき5つのこと】をご参照ください。

冷房不調 エアコンガスの不足|3,000円~3万円

エアコンのガス漏れやガス不足が起こると、冷たい風が出てこなくなります。

車のエアコン内部にはガスが入っており、通常は気密性が高く保たれ、ガスが漏れることはありません。

しかし車が振動したときに、ガス配管の経年劣化による亀裂やホースと部品との連結部分から少量ずつガスが漏れている可能性があります。

ガス漏れをしていると、「シュー」という音が聞こえることもあります。

エアコンガスは自分で購入し補充もできますが、車の構造に詳しくない人は業者に依頼しましょう。

業者に依頼する場合、まずガス検知器を使ってどこから漏れているか調べます。

そして、不純物が入らないよう元々入っているガスを抜く真空引きという作業をしてからガスを補充します。

エアコンガスが多すぎても冷たい風は出てきません。

エアコンガスの補充費用は3,000円〜5,000円ほどで、30分~1時間ほどで完了します。

配管の破損による漏れは修理に2~3万円で、3日~1週間ほどかかります。

冷房不調 コンプレッサーの故障|5~10万円

コンプレッサーの故障も、エアコンから冷たい風が出なくなる原因の一つです。

コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する役割をしています。

ガスは圧縮されることで液体となります。

冷房は、圧縮された液体が再び気体になる際に熱が奪われる性質を利用しているのです。

上手く圧縮できないとガスは液体にならず、熱が奪われないので、冷たい空気が出せなくなります。

コンプレッサーが故障していると、エンジンルームから「ウィーン」と異音がする場合もあるので、聞きなれない音がしたら早めに修理を依頼しましょう。

コンプレッサーの交換費用は5万〜10万円ほどで、交換に3日~1週間ほどかかります。

頻繁に壊れる部品ではありませんが、エアコンの主要部品の1つなので、どうしても修理費用は高くなります。

コンプレッサーに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

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冷房不調 エバポレーターの汚れや故障|5,000円~10万円

エバポレーターの汚れや故障によってもクーラーの不調が起こります。

エバポレーターの役割は取り込んだ空気を冷やすことで、ダッシュボードの裏に位置しています。

エバポレーターではエアコンガスが気化し周囲の熱を奪うことで冷たい空気が作られています。

そのため、故障すると冷気が作れず冷房が使えなくなるのです。

エバポレーターは湿気が溜まりやすく、カビが発生することもあります。

さらにホコリや汚れが溜まると、異臭の原因になります。

汚れが詰まり洗浄しても取れない状態になると、エアコンをつけても微風しか出ません。

エバポレーターが詰まるとブーン、ガラガラという異音が発生することもあります。

放置していると腐食して破損し、エアコンガスの漏れを起こすこともあります。

エバポレーターの部品代は1.5~2万円ですが、交換するにはダッシュボードの着脱が必要なため工賃が高くなります。

エバポレーターの洗浄は、臭いを消す程度であれば自力でも可能です。

専用の洗浄スプレーを購入し使用すれば安く済みます。

しかし除菌消臭効果が主なので、汚れによるにおいの根本的解決にはなりません。

そのため業者に洗浄・交換を依頼することをお勧めします。

エバポレーターの洗浄費用は5,000〜1万円で、30分〜1時間あれば完了します。

エバポレーターの交換は5~10万円で、作業時間は1~2日です。

冷房不調 コンデンサーの破損|3~5万円

コンデンサーの不良もエアコンの不調の原因の1つです。

コンデンサーとは、コンプレッサーで圧縮されて温度が上がった半液体のガスを冷却し液体にするための装置です。

コンデンサーは金属の細かいフィン(網目のようなもの)で構成されています。

ガスはフィンの中を通り、コンデンサーファンによる風で冷却されます。

またコンデンサーはエンジンルームの前方に位置していて、走行風が当たることで冷却効果が高められています。

しかし走行風にのってきたゴミや虫などでフィンが目詰まりを起こすと、上手く冷却機能が働かず、エアコンが効かなくなってしまいます。

コンデンサーの修理費用は3〜5万円ほどです。1~2日で完了するので、放置せずに早めに交換しましょう。

軽自動車のコンデンサーの交換費用は普通車より少し安いか、あまり変わらないと予想されます。

軽自動車・普通車のコンデンサーの販売価格を比較してみましょう。

車種 車種区分 純正新品 社外新品
N-BOX※ 軽自動車 43,890円 13,750円
ザッツ※ 軽自動車 50,490円 23,100円
フィット※ 普通車 54,890円 13,200円

※2013年に販売終了したモデルのN-BOX
※2007年に販売終了したモデルのザッツ
※2013年に販売終了したモデルのフィット

社外品とは自動車メーカー系以外の部品会社が純正品とほぼ同じ性能になるよう製造された部品のことです。

純正品は新車製造から10~15年で生産停止します。

故障部品の交換費用は市場に出回っているかや、現行モデルか年式が古い車種かどうかなどで変動します。

冷房不調 ファンベルトの不調|2,500円~1万円

ファンベルトの不調もエアコンが使えなくなる原因になります。

ファンベルトとは、エンジンの動力をコンプレッサーなどの各部品に伝えるベルトのことです。

エアコンベルト、Vベルトとも呼ばれます。

ファンベルトはゴムでできていて経年劣化で摩耗し、たわんだり切れたりします。

ファンベルトが機能しないとコンプレッサーも動かないので、エアコンが使えません。

また、エアコンスイッチを入れるときやアクセルを踏むときにガラガラ・キュルキュルという異音がする場合もあります。

ファンベルトから異音がすることを、ファンベルトが鳴くとも言います。

ファンベルトの不調は緩みを調整することでも改善できますが、一時的な対処なので交換しましょう。

ファンベルトの調整は軽自動車なら2,500円普通車なら3,000円程度でできます。

交換だと、軽自動車は8,000円、普通車なら1万円程度です。作業時間は1時間ほどです。

ファンベルトについては以下の記事でも詳しく解説しています。

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暖房不調 冷却水の不足|5,000円~1万円

エンジンルーム内にある冷却水。赤や緑などの色がついている。

暖かい風がでないのであれば、冷却水が不足している可能性があります。

車の暖房は、エンジンで温められた冷却水の熱を利用することによって暖かい風を車内に送っています。

冷却水が不足していると利用できる熱が少なくなるので、暖房の効きが悪くなり、冷たい風しかでてきません。

十分にエンジンが温まっても暖房の効きが悪いのなら、冷却水不足の可能性が高いです。

冷却水は時間の経過で蒸発したり劣化したりします。

冷却水を補充して、暖かい風が出るようにしましょう。

冷却水を補充するだけなら、費用は5,000円~1万円ほどで、作業は数時間で完了します。

自分で交換するなら、赤や緑など同じ色の冷却水を目盛りに合わせて補充しましょう。

エンジンの冷却装置にもトラブルが発生している場合は、冷却水の補充に加え高額な費用がかかる可能性もあります。

放置するとエンジンがオーバーヒートしてしまう場合もあるので、冷却装置から冷却水漏れがないかを点検してください。

冷却水の漏れに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

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暖房不調 サーモスタットの故障|1万円~15,000円

サーモスタット

エアコンの温度調整ができないときは、サーモスタットの故障が考えられます。

サーモスタットとは、エンジンに送る冷却水の量を調節している部品です。

冷却水はエンジンの冷却システムを循環し、サーモスタットは弁の役割をしています。

サーモスタットが開くと冷たい冷却水がエンジンに送られ、閉じると冷却水がエンジンに送られるのを防ぎます。

身近な例をあげると、トースターの温度が上がりすぎたときにヒーターが自動で切れてしまうのと同じように、サーモスタットはエンジンの温度を管理しています。

サーモスタットが故障し開きっぱなしになると、エンジンがずっと冷やされてオーバークールしてしまいます。

オーバークールはエンジンにダメージを与え、燃費を悪くします。

逆に閉じたままだと、エンジンの温度がどんどん上昇しオーバーヒートを起こします。

どちらにしてもメーターにある警告灯が知らせてくれることが多いので、警告灯がついたら早めに修理を依頼してください。

放置してしまうと、最悪の場合エンジンが焼きつき走行不能になってしまいます。

サーモスタットの交換は1万円~15,000円で、かかる時間は3日~1週間ほどです。

風が出ない フィルター詰まり|2,000~5,000円

左が新品のフィルター、右が汚れたフィルター

エアコンから風が出ない場合、エアコンのフィルターが詰まっている可能性があります。

エアコンのフィルターは助手席のグローブボックスの奥にあることが多く、主にほこりや花粉の除去が目的です。

室内で利用するエアコンと同じで、フィルターが詰まってしまうと風が通らなくなってしまいます。

また長期間交換せずに放置してしまうと嫌なにおいや、ブーン・ガラガラという異音の原因にもなります。

車内の空気を清潔に保つためにも、定期的に交換するようにしましょう。

フィルターは2,000円〜5,000円ほどで交換でき、通販サイトで購入して自分で取り替えることも可能です。

風が出ない ブロアファンモーターの故障|2~3万円

エアコンから風が出ない原因として、ブロアファンモーターの故障が考えられます。

ブロアファンモーターは、エアコンの各部品で作られた冷たい空気を車内に送る扇風機のような役割をしています。

ブロアファンモーターは経年劣化で突然動かなくなることがあります。

ファンモーターが故障すると風を送れなくなるので、エアコンのスイッチを入れても風がでません。

また、故障の前兆としてキュルキュル・カラカラ・カタカタ・キーンという異音がする場合もあります。

完全に止まってしまう前に、異音がしたら交換しましょう。

ブロアファンモーターは2〜3万円ほどで交換でき、所要時間は3日~1週間ほどです。

作動しない リレー・ヒューズの故障|数千円

エンジンルーム内にヒューズボックス。ここにリレーやヒューズが入っている

ヒューズボックスを開けた様子。リレーやヒューズが並ぶ

車のエアコン自体が作動しない場合は、原因としてリレーやヒューズのトラブルが考えられます。

エアコンリレーとヒューズはボンネットを開けたところにあるヒューズボックスにあります。

リレーとは、エアコンのスイッチとコンプレッサーなどの各部品をつなぐ電装部品のことです。

「継電器」とも呼ばれ、電力を中継しています。

リレーが故障すると電流が流れず、接続先の部品が作動しない状態となります。

リレーを交換することでエアコンの不調が解消されます。

ヒューズとは、電気系のパーツやバッテリーを接続するケーブルなどの間に取りつけられる部品です。

ヒューズは、部品に過電流(部品の許容量より大きな電流)が流れて破損しないようにするブレーカーの役目をしています。

部品や配線に過電流が流れ続けると、焼けて発火する恐れがあります。

ヒューズの中の抵抗線が切れることで電気が流れる回路が途切れ、部品の破損や発火を防ぐのです。

ヒューズが切れた状態のことをヒューズが飛ぶとも言います。

ヒューズが切れると部品に電気が流れないのでエアコンは動かなくなります。

ヒューズ自体の劣化によって切れている場合は、新しいものに交換するとエアコンが作動します。

他の部品の故障や配線のショートによる過電流が起きていると、ヒューズを交換してもすぐ切れてしまいます。

交換に加え、根本的な原因を解決する必要があるので、業者に点検を依頼しましょう。

リレー、ヒューズの交換は数千円ででき、作業時間も数十分~数時間と比較的短いです。

水漏れ ドレンホースの破損|1~3万円

エアコンから水漏れをして、助手席や運転席の下が濡れることがあります。

これはドレンホースの破損や詰まりが原因です。

ドレンホースとは、エバポレーターで空気が冷やされ結露した水を車の外に排出するためのホースです。

車外に排出されると車の下から水が垂れているように見えますが、これは正常です。

ドレンホースが抜けたり破損・詰まりを起こしたりすると水が車外に排出されず、助手席や運転席の下に漏れてしまいます。

ドレンホースの詰まりは湿気によるカビの繁殖や異物の侵入が原因です。

もし助手席や運転席の下に漏れた水に色や臭いがついている場合は、エアコンの故障が原因ではないので注意が必要です。

オイル漏れや冷却水漏れが考えられるので、業者に水の状態も伝えましょう。

詰まりは洗浄することで改善し、1~2万円かかります。

ドレンホースが破損している場合は交換で、費用は2~3万円です。

洗浄や交換には3日~1週間ほどかかります。

エンスト アイドルアップ機能の不調|数千円~10万円

カーエアコンを走行中は問題なく使えるのに、駐車中などアイドリング状態になるとエンジンが止まりそうになったり、車がガタガタと振動することはありませんか。

エアコンをつけたらエンストしそうになるこの症状の原因は、アイドルアップ機能の不調にあります。

アイドルアップとは、エンジンの回転数を上げる機能のことです。

エンジンの回転数は、アイドリング中やエアコンをつけたときに下がってしまいます。

エアコンのコンプレッサーがエンジンの動力によって作動していて、エンジンに少なからず負荷がかかるためです。

エンジンの回転数が下がると回転が不安定になり、エンストしたり車が振動したりする恐れがあります。

これを防ぐのが、アイドリング中やエアコンをつけたときにエンジンの回転数を上げるアイドルアップ機能です。

エンジンの回転数が上がらない場合、アイドルアップ機能に関連する部品の不調が考えられます。

主な部品として以下の3つがあります。

  • エンジンに送る空気の量を調整するスロットル
  • アイドリング時にエンジンに空気を送り込むISCV(AACバルブ)
  • エンジンやISCVなどを制御するコンピューターECU

スロットルやISCVにはカーボン(ガソリンの燃えカスを素に発生する不燃物質)が溜まりやすく、空気の流れを塞いでしまうことがあります。

この場合、清掃しカーボンを除去することで機能が回復します。

各部品の清掃は数千円、交換は3~10万円ほどです。

作業は数時間から数日で完了します。

アイドリングを不安定にさせる原因については以下の記事でも詳しく解説しています。

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車のエアコンが効かない!今すぐ試すべき5つのこと

エアコンが効かないと感じたとき、壊れてしまったのか不安になりますよね。

そんなときに、エアコンが本当に効かないのか確かめる方法が5つあります。

  • A/Cボタンを押す
  • 内気循環にして風量を最大まで上げる
  • コンデンサーに水をかける
  • エアコンフィルターの掃除や交換をする
  • ブロアファンモーターを叩く

では、一つずつ解説します。

A/Cボタンを押す

クーラーが効かないとき、A/Cボタンを押し忘れている可能性があります。

A/Cボタンとはエアコンシステムのスイッチで、ダッシュボードにあります。

ボタンを押していないと送風モードになり、冷たい風は出ません。

車内が冷えないときは、A/Cボタンを押し忘れていないか確認しましょう。

内気循環にして風量を最大まで上げる

車内が冷えないときには、以下の操作を試してそのまま様子を見てください。

  1. 窓を全て閉めて内気循環にセットする
  2. エアコンの設定温度を一番低くする
  3. 最大風量にする

車のエアコンには内気循環の機能がついています。

ダッシュボードの中央にある「車の中に回転する矢印が描かれたアイコンのスイッチ」を押すと、内気循環ができます。

窓を閉めて内気循環をすると、外気の取入れが制限され、車内の空気が循環します。

そのため冷房の効率が良くなるのです。

1~3の操作をしてエアコンが効いてきたら、エアコンフィルターが詰まり風の出が悪くなっている可能性があります。

コンデンサーに水をかける

バンパーのすき間から見える網目部品がコンデンサー。ここに水をかける

コンデンサーに水をかけることで、冷たい風が出てくる効果が見込めます。

バンパーのすき間から見える網目のようなものがコンデンサーです。

夏の暑い日などにコンデンサーが熱くなりすぎると、冷房が効きづらくなってしまいます。

コンデンサーを冷やすには、以下の3か所に水をかけましょう。

  • コンデンサー本体
  • ボンネット
  • 天井

じょうろやホースを使ってコンデンサー、ボンネット、車の天井部分に水をかけてみましょう。

コンデンサーが破損する恐れがあるので、高圧洗浄機などは使わないでください。

エアコンフィルターの掃除や交換をする

風が出なかったり弱かったりしたときは、エアコンフィルターの掃除や交換も試してください。

以下の手順で行います。

  1. エアコンフィルターを取り外す
  2. 溜まっているゴミやホコリをブラシで取り除いて水洗いし、乾燥させる
  3. 再び取り付け、エアコンの効き目を確認する

エアコンフィルターは助手席についているクローブボックスの奥に装着されています。

クローブボックスを取り外すと、エアコンフィルターを外すことができます。

詳しくは、三菱自動車のWebサイトでエアコンフィルターの取り外し方を確認してください。

掃除してもフィルターがキレイにならない場合は、新しいものに交換しましょう。

ブロアファンモーターを叩く

風が全く出ないときはブロアファンモーターを軽く叩いてみましょう。

ブロアファンモーターは助手席の下クローブボックスの奥などに位置しています。

ブロアファンモーターの部品は消耗品なので、接触が悪くなり故障することが多いです。

叩くことで接触が改善しエアコンから風が出てくる場合があります。

しかしこれは根本的な解決方法ではなく、応急処置になります。

叩いて風が出たとしても、いずれ完全に故障するので業者に修理交換してもらうことが必要です。

以上のことをしてもエアコンが効かないならば、どこかの部品に不調があると考えられます。専門の業者に修理を依頼しましょう。

【おすすめ順】修理業者の選び方4選

車のエアコンの故障原因についてわかったところで、修理はどこに出せばいいのかが気になります。

車のエアコン修理は、以下の表のように、業者によって価格や対応可能な修理内容が異なります。

一番おすすめな業者は、安心安全に修理可能なディーラーです。

業者 メリット デメリット
ディーラー サービスの質が高い
信頼できる
費用が高い
整備工場 柔軟な対応
地域密着型
店によりサービス差あり
電装業者 安い
修理技術が高い
一般からの依頼を受け付けていない場合あり
カー用品店 気軽に行きやすい
無料点検してくれる店舗あり
専門性は高くない
修理できない場合あり

では、おすすめ順に、ディーラー・整備工場・電装屋・カー用品店を解説していきます。

信頼度が高いディーラー

新車を購入し、まだメーカー保証期間内である人は、無料または格安で修理してもらえるディーラーがおすすめです。

ディーラーではメーカーの純正パーツで修理してもらえるうえに、どの店に行ってもサービスの質が変わらないので信頼できます。

保証期間外であれば修理費用が高額になる可能性があります。

保証期間は、トヨタだと一般保証が新車3年間か6万km走行時点まで、特別保証が新車5年間か10万km走行時点までとしています。

中古車の場合でも、ディーラーで保証継承手続きをすればメーカー保証を受けられる場合があります。

ただし、保証継承をする前の故障はメーカー保証を受けられないなど、いくつか条件があります。

中古車の人は保証手続きができるかどうか、保証書を確認してみてください。

保証期間外だったとしても、一度修理交換すると1年間の保証がつく場合もあります。

まずはディーラーに相談してみるのがおすすめです。

柔軟な対応の整備工場

ディーラーの次におすすめなのが整備工場です。

整備工場はディーラーと違い車種を問わず対応できます。

また、ディーラーは部品交換が多いですが整備工場は修理してくれる場合が多いです。

そのため費用をディーラーよりも抑えられます。

生産が終了している貴重なパーツでも代替品を使って修理してもらえるケースもあります。

ディーラーにはできない柔軟な対応ができるのが整備工場の強みです。

地域密着で一つの整備工場で長く働いている整備士さんが多いので、一度修理を頼めば長いお付き合いができるでしょう。

しかし整備工場は個人経営のところが多く、店舗によって対応やサービスにばらつきがあります。

また、部品の在庫状況によっては調達に時間がかかる場合もあります。

どれだけ早く修理してもらえるのかは車種や車の状態によっても異なるので、事前に一度問い合わせておくといいです。

安くて技術の高い電装業者

車のエアコンを最もお得に修理したいなら、電装業者がおすすめです。

電装業者とは、車修理の中でも電気関係を専門とした業者です。

ディーラーや整備工場に出した車は、故障箇所によっては専門の下請け業者のもとで修理されます。

電装業者は、その中でも電気関係(エアコンなどの電装品やカーナビ・オーディオの取付など)の修理を専門とする、車の電気のプロです。

そのため電装業者は専門性が高く、他の業者では対応できないトラブルでも修理できる場合があります。

しかし、一般からの修理依頼を受け付けていない電装業者もあるので、まずは電話で問い合わせてみるといいでしょう。

電装業者がある場所は、電整連(全国自動車電装品整備商工組合連合会)のWebページから検索することができます。

軽度の故障なら気軽に寄れるカー用品店

オートバックスやイエローハットのようなカー用品店は、気軽に足を運びやすいのがメリットです。

しかし専門性は高くなく、複雑な修理はできない場合があります。

対応可能な修理は店舗によって異なりますが、エアコンフィルター交換や、エアコンガスの補充など点検だけであれば無料の場合もあるので、一度近くのカー用品店に行ってみるといいでしょう。

放置していたら修理費用がさらに高額になることも

エアコンが故障しても、直接車の走行に支障がでるわけではありません。

しかし、エアコンの故障の原因にはエアコン以外の部品が大きくかかわっている場合もあります。

故障箇所が冷却系統だった場合などは、エンジンがオーバーヒートして動かなくなってしまうこともあります。

「エアコンを使わなければ問題ない」と放置せずに、異常を感じたらすぐに修理を依頼してください。

修理費用が20万!?高いなら手放す決断も

もし、重度の故障で修理費用が高くなってしまったら、車を手放すことも1つの方法です。

エアコンの修理は故障内容によってかなり費用が高く、重度の故障になると20万円を超えてしまうこともあります。

特にコンプレッサーやエバポレーターの交換、配管の穴によるガス漏れの修理などは高額な場合が多いです。

というのも、車のエアコンは定期的に交換が必要なものではないので部品代が高く、修理に時間がかかり工賃も高くなるため。

また、年式が古い、走行距離がかなり走っているなどの車は、高いお金をかけて修理をしても、ふたたび他の箇所が故障し、さらなる修理が必要となる可能性が高いです。

実際にエアコンの不調で修理をする車は新車登録から10年、走行距離は100,000㎞を超えている車が多く、高額な見積もりを見て「どこまで修理するのか」と悩んでいる人は多いでしょう。

年式の古い車に高い修理費用を払うのであれば、手放して新しい車に乗り換えるほうがお得です。

しかしエアコンが故障している車は、下取りにだしても思うような値段がつかないのが現実。

少しでもお得に車を手放したいのなら、廃車買取業者をおすすめします。

廃車買取業者なら、エアコンが壊れていても問題なく買い取ってくれます。

もし他の部分が壊れていてエンジンが動かなくても、自宅まで引き取りにきてくれる業者も多いです。

廃車買取のハイシャルでは、エアコンが故障している車でも、どれだけ年式が古い車でも、0円以上で買い取っています。

エアコンが故障した車の手放しをお考えの方は、ぜひ一度ハイシャルまでお問い合わせください。

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廃車買取実績

買取価格
¥60,000
車種
ホンダ フィット
型式
DBA-GD3
年式
H17(2005)
走行距離
93,000 km
満足度
100%
買取エリア
大阪府
買取価格
¥2,000
車種
ホンダ ザッツ
型式
ABA-JD2
年式
H19(2007)
走行距離
110,000 km
満足度
100%
買取エリア
北海道
買取価格
¥150,000
車種
トヨタ アクア
型式
DAA-NHP10
年式
H25(2013)
走行距離
110,000 km
満足度
100%
買取エリア
神奈川県
買取価格
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車種
トヨタ エスティマ
型式
TA-ACR30
年式
H15(2003)
走行距離
210,000 km
満足度
100%
買取エリア
神奈川県
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