エンジンの下に水たまりが…
冷却水(クーラント液)が漏れているとき、考えられる主な原因は3つです。
・ウォーターポンプの故障
・ホース類の劣化
そして、これらを放置していると、突然車が止まってしまうだけでなく、エンジンが修理不能な状態まで壊れてしまう事もあります。
そこで今回は
「冷却水が漏れているとどうなるの?」
「冷却水漏れの原因は?」
「修理費用はどれくらい?」
そういった疑問にお答えしていこうと思います。
また、冷却水漏れを予防するための点検ポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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冷却水(クーラント液)が漏れたまま走行するとどうなる?
冷却水の漏れを放置していると、エンジンが冷やされずオーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。
オーバーヒートはエンジン自体に多大なダメージを与えるため、最悪の場合エンジンを載せ替える必要が出てくるでしょう。
冷却水はエンジンを冷却するのに欠かせないものです。
そのため、冷却水が足りない状態で走行を続ければ、エンジンの異常な加熱(オーバーヒート)により、エンジン自体に多大なダメージを与えることになります。
テレビや映画で、オーバーヒートした車から、白い煙が上がっているのを目にしたことはありませんか?
あれはエンジンが燃えて煙を出してるわけではなく、加熱されすぎた冷却水が水蒸気となって噴き出すために起こります。
それでは、なぜ冷却水が足りていないだけで、車は故障してしまうのでしょうか。
冷却水は何のために必要なのか?オーバーヒートするとどうなるのか?それぞれご説明していきたいと思います。
なぜ冷却水(クーラント液)が必要なの?
冷却水は、エンジン内部の細かい水路を循環しながらエンジン内部の適切な温度を保つ役割を持っています。冷却水がなければエンジン内部が冷やされず、結果的にエンジンは異常高温状態になってしまうでしょう。
エンジンは内部で燃料を燃やしているため、ストーブの様な状態になっています。
何もしなければ当然温度が上がり続け、熱で車体やエンジン自体にダメージを与えてしまうため、空気を当てて冷やしたり、冷却水を循環させることによって、加熱と冷却を繰り返し、エンジンの適切な温度を保っています。
ですが、冷却と言ってもその水温は非常に高温で、通常時で70℃〜95℃ほどです。
時には水温が100℃を超える場合もあるので、添加剤を混ぜたり高圧をかけるなどして沸点を上げています。
冷却水が漏れているということは、すなわち冷却水のタンクやホースに穴が開いているということです。そのため冷却水が漏れていると、漏れた穴から加圧された冷却水が噴き出した結果、水量が足りなくなり、冷却が追いつかずオーバーヒートを起こすことになるのです。
オーバーヒートしてしまった時は?
冷却水漏れが原因でオーバーヒートしてしまうと、最悪の場合エンジンの載せ替えが必要になる事もあるでしょう。
水温計などで異常に気付いた場合、エンジンを止めれば水温が下がることもありますが、冷却水が足りていない場合は焼き付きを起こすことがあります。
他にも、高温により金属パーツが歪んだり、樹脂製のパーツが溶けてしまうと、部品によっては交換や修理が必要です。
また、加熱された冷却水が蒸気になって吹き出し、ラジエターやホース類をパンクさせることもあります。
その際は、異常に気付いてもすぐにエンジンルームを開けるのはやめましょう。
高温になった冷却水が噴き出したり、熱くなった部品で火傷をすることがあります。
水回りの点検は必ずエンジンが冷えた状態で行ってください。
冷却水(クーラント液)が漏れる3つの原因
冷却水漏れの原因は以下の3つです。
①ラジエターの破損
②ウォーターポンプの漏れ
③ホース類の劣化
厄介な故障を引き起こす、冷却水漏れの3つの原因についてそれぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
普段から点検していれば、オーバーヒートを未然に防げるかもしれないので、ぜひチェックしてみてください。
①ラジエターの破損
ラジエターは内部に冷却水を通過させて、水温を下げる役割をしています。
多くの場合は放熱性のいいアルミや真鍮で出来ていて、つくりも非常に繊細です。
アルミや真鍮は薄く延ばすと破れやすく、金属の中では比較的弱いともいえます。
そのため小石が当たったり、軽くぶつけただけでも穴が空いてしてしまい、そこから冷却水が漏れることがあります。
ラジエター自体は、飛び石などのトラブルがなければ比較的寿命の長い部品です。
ですが、経年劣化で金属同士のつなぎ目が剥がれたりしても水漏れの原因となります。
特に、走行距離の伸びた車では注意しておきましょう。
②ウォーターポンプの漏れ
ウォーターポンプは、エンジン内に冷却水を循環させる役目をしている部品です。
エンジンに直接取り付けられているため、取り付け面のガスケット(パッキン)が劣化すると、そこから冷却水が漏れだしてしまいます。
また、ウォーターポンプは内部の羽を回して冷却水を送り込んでいるので、回転部分のガタが原因で水漏れを起こすこともあります。
回転部から冷却水が漏れている場合は、ウォーターポンプ自体の交換が必要です。
③ホース類の劣化
エンジンとラジエターは、ゴム製のホースで繋がれています。
また、暖房に使用するヒーターにも温められた冷却水が使われていて、こちらはヒーターホースと呼ばれます。
各部のホースの劣化や取り付け部の緩みも、冷却水漏れの主な原因です。
ホースのつなぎ目は、金属製のバンドで締め付けてあるので、締めなおしたりバンドを交換することで修理することができます。
ですがホースが劣化してくると、ひび割れや穴から冷却水が漏れだすので、ホース自体の交換が必要です。
ゴム製のホースは年数が経つと硬化してくるので、発見したら漏れ出す前に早目の交換を心がけましょう。
冷却水(クーラント液)漏れの修理・交換費用
「冷却水が漏れていた」または「冷却水漏れが原因で車が故障してしまった」という場合にかかる費用は以下の通りです。
- ホースの交換や締めなおしなら数百円~2万円
- ウォーターポンプの修理・交換費用は2万円~8万円
- ラジエターの交換は2万円~10万円以上
- 冷却水の交換費用が数百円~3千円
工賃を含めたおおよその目安とお考え下さい。
さらに万が一、オーバーヒートでエンジンが焼き付いてしまえば、修理や交換に10万円以上掛かることもあります。
逆に言えば、早い段階で冷却水漏れを発見できれば、そこまで高い修理費はかからないかもしれません。
日頃から、水量、水温の細かいチェックをおすすめします。
そして、もし冷却水の漏れに気付いたら、さらなる故障を引き起こさないためにも早目の修理を心掛けましょう。
損傷パーツが見つかった場合は
走行距離の伸びた車では、部品の経年劣化による冷却水漏れなどのトラブルはつきものです。
また、普段から点検はしていても、夏場や長距離走行時にオーバーヒートで車が止まってしまう事もあるでしょう。
もしその際、パーツやエンジンのへのダメージが深刻で、修理費用が高額になってしまったら…
「修理して乗り続けるか」
「乗り換えを考えるか」
悩みどころだと思います。
そんな時、皆さまのカーライフに合わせた選択をいくつかご提案します。
修理をせずに売却も
長く乗り続けるつもりで購入されたお車なら、多少の出費に目をつむって修理を選択される方がほとんどでしょう。
ですが、もともと乗り換えを検討していたり、車に対して修理費があまりに高額だったらどうでしょうか。
多くの方が、中古車買取業者などへの売却をお考えになると思います。
たとえ修理が必要なお車でも、年式や走行距離によっては充分査定がつく可能性があります。
また、修理工場をもっている中古車店なども、下取りであれば価格を付けてくれることもあるのでおすすめです。
廃車買取業者ならハイシャルへ
「中古車買取業者や下取りでは価格がつかなかった」
そういった場合は、見積もりだけでも廃車買取業者へ相談することをご提案します。
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