自動車で事故が起きてしまった場合、そのまま車を乗るためには
修理が必要となります。
車へのダメージが軽微であれば、比較的簡単に修理することができますが、
自動車の骨格部分であるフレームにダメージを受けた場合、修理の難易度は高くなります。
横転事故の場合、ルーフやフレームに損傷を受けます。
また、他にはエンジンにも横転事故の影響が及びます。
この記事では
- 横転事故による車体への影響
- エンジンへの影響
- 横転した車の価値
について解説していきます。 6月中に廃車すると
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※普通自動車(1600CC)の場合※軽自動車には自動車税の還付制度はございません※自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。
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23,000
横転事故の原因
自動車は簡単には横転しないというイメージを持っている方が多いかもしれませんが様々な要因によって横転事故は起きてしまいます。
ここでは横転事故の原因について紹介します。
横からの追突
自車と相手車両による相互事故において、横転の原因となるのは車両の横からの追突です。
特に路面が乾燥状態や被害車両のタイヤが縁石などに接触している状態だと、横転しやすい状況となります。
斜面への落下
単独事故では、斜面への落下によって横転してしまいます。
特に冬季は路面の凍結などによって滑りやすく、道路の脇に転落する際に
横転してしまいます。
全高の高い車は横転しやすい
全高の低い車と比べると、全高の高い車は横転しやすい傾向にあります。
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横転しやすい車
- ハイトワゴンタイプの軽自動車
- SUV
- ミニバンなど
上記の車種は全高が高く、全高が低いセダンやクーペなどの車種と比べると重心が高いため、横転しやすいと言えます。
横転を誘発する運転
横転は運転の仕方や車の状態によって、引き起こされることもあります。
例えば、急ハンドルなどで車体に大きな遠心力が作用した場合、車のバランスが崩れ横転してしまいます。
また、車に荷物を多く載せている場合にも、バランスを崩しやすくなります。
横転すると車には大きなダメージが残る
横転によって車両は、様々なダメージを受けます。
交換が可能な箇所であれば深刻ではありませんが車体のフレームやエンジンに影響があった場合、修理には日数や高い技術を要し、修理金額も高額となります。
ここでは、横転によって車両にはどのような影響が現れるのか解説します。
フレームは完全に元には戻らない
事故の程度にもよりますが、横転事故の場合、追突事故などと違い車両の損傷範囲が広い事が多いです。
具体的には、ルーフやガラス、側面のフレームなどにダメージを受けます。
ガラスやドアなどのボディパネルであれば比較的簡単に交換可能ですが、ルーフやフレームの場合、修復には技術を要します。
事故の程度によって損傷状況は変わりますが、特に横転の場合、車体全体が歪んでしまっている場合があり修理の難易度が高い上、完全に元の状態に戻すことは、非常に難しいと言えます。
横転の修理費用は100万円以上を覚悟する
横転事故の場合、エンジン本体にも影響を受けます。 0120-932-037
見た目からは問題のなさそうなエンジンですが、どこにダメージを受けるのでしょうか?
ここで少し、エンジンについて説明しますが、エンジンはシリンダー内のピストンが混合気を圧縮し、燃焼させることで動力を得ています。
また、構造としてはエンジンにはエンジンオイルをためているオイルパンがエンジン下部にあります。
エンジン内部を潤滑する際には、オイルパンからオイルを汲み上げて、潤滑しますが横転などによってエンジンが横向きやひっくり返った場合、オイルパンのオイルがエンジン内部に過剰に入ってしまいます。
そのオイルがエンジンのシリンダー内に入ってしまうと、ピストンでは液体は圧縮することができないため、エンジンの内部が損傷してしまいます。
この現象は、オイルハンマーと言い、具体的にはコネクティングロッドが折れたり曲がったりなどのダメージを受けます。
横転直後には、エンジンがかかっているためオイルハンマーが起こりやすくなります。
仮に、オイルハンマーによってエンジンが損傷しても修理は可能ですが、エンジンを載せ替えたほうが、修理よりも安く済むこともあります。
また、先述の通りボディは完全に元に戻すのは難しい上、エンジン以外にもトランスミッションや足回りにもダメージが及んでいる可能性があります。
このように横転事故による修理費用は、場合によっては100万円以上と高額になります。
そのため、横転事故車を修理するかは、慎重に検討しなければいけません。
横転した車の価値は大きく下がる
前項で横転事故による車両へのダメージや修理費用について解説してきましたが、横転した場合の車の価値はどのようになるのでしょうか?
車の骨格にダメージを受けると査定価格は大幅に下がる
横転によってルーフやフレームは損傷してしまいますが、これらは車両の骨格部分となります。
車両の骨格部分にダメージを受けた車は修復歴車という扱いとなるため、
査定価格が大きく下がってしまいます。
では、なぜ修復歴車の査定価格が下がってしまうのでしょうか?
理由の1つには、車のアライメントが関係しています。
車のアライメントとは、簡単に言うと足回りの位置のようなものです。
車の足回りは、フレームに取り付けられていますがフレームの損傷によって、
足回りの位置がズレてしまい、最悪真っすぐ走れないなどのトラブルが発生する可能性があります。
そのため、査定価格が大きく下がってしまうのです。
修理費用が高額なら廃車も検討
横転事故でも、修理は不可能ではないですが、修理費用が高額な場合や長く乗る上で不安を感じているなら、廃車を検討するのも1つの方法です。
廃車なら廃車買取業者に相談
事故車は中古車買取業者では買い取りしてもらえません。
そのため、廃車手続きをディーラーや整備工場に依頼する場合もありますが、その場合手数料がかかります。
廃車買取業者であれば、手数料無料で廃車を買い取ってもらえる場合も
あります。


0120-932-037
まとめ
横転事故は、見た目以上に車に大きなダメージを与えます。
可能であれば愛車を修理して長く乗りたいですが、損傷度合いによってはリスクも伴います。
車の損傷状態や修理費用などをよく検討して、修理か廃車かじっくりと考える必要があります。
この記事が皆様のカーライフの参考になれば幸いです。