車を購入して数年が経過すると、気になってくるのが「この車はあとどれくらいの期間まで動くんだろう」という車の寿命です。
ある人は何十年も同じ車に乗っているのに、ある人の場合はほんの数年で不動車になってしまい廃車にしたという例もあります。
果たして、車の寿命と関わりのある年数・走行距離の平均値は、具体的にどれくらいなのでしょうか。今回は、車の寿命に関する情報、廃車の方法、寿命を伸ばす秘訣などを詳しく紹介しましょう。
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車の寿命年数は13年経過が目安
「車は、購入してからにするまで10年が目安」そう考えている人は少なくないでしょう。
実際に長い間、車の寿命は10年程度といわれ続けてきました。
しかし、近年では「購入して乗車を開始して13年経過したら寿命」と言う定説が定着しつつあります。
一般財団法人自動車検査登録情報協会の調査結果である「わが国の自動車保有動向」の「車種別の平均使用年数推移表 」によると、令和3年の乗用車の使用年数は以下の通りです。
・小型乗用車:13.87年
このように、10年が定説だった車の寿命は、3年プラスの13年という数字が平均値です。
寿命が伸びた原因は、各自動車メーカーの技術力のアップにより、自動車自体の耐久性が向上したのが大きな理由といえます。
このようなデータを参考にして、車を購入してから廃車に出すまでの期間は、派手な事故で大きなダメージを受けない限り、13年が目安と考えていいでしょう。
車の寿命は走行距離では10~15万km
車の寿命は13年が目安と先述しましたが、13年が経過する前に寿命を迎えるケースもあります。
それは走行距離が多過ぎるパターンです。
しかし乗車頻度の高い人はそれだけ走行距離も多くなり、1年の平均値である1万kmを上回ってしまい、その結果、車の寿命13年が経たないうちに13万kmを消化してしまうでしょう。
走行距離が多くなれなるほど、車の各部位に負荷がかかり劣化が進行します。
定期的にしっかりと細かいメンテナンスを行えば、走行距離が長い・年数がかなり経過していても寿命を伸ばすことは可能です。
しかし、それを繰り返すとメンテナンス費用・維持費がかかり、結果的に乗り換えをしたほうが安価になるケースもあります。
部品交換の時期と費用の目安
車は定期的に交換しなければいけない部品があり、また車の使用を数年間続けていると各部位の劣化、突発的な事故などで故障が発生することもあります。
しかし交換・修理時に使用する部品は半永久的にメーカーが生産するとは限りません。
各メーカーの部品供給の期間は、生産中止してから10年が平均といわれており、この10年という数字は生産中止して在庫が完全になくなる期間といわれています。
もし車を所有している期間中に部品の在庫が完全になくなった場合、部品交換・修理はほぼ不可能になってしまい、車検にも通りづらくなるでしょう。
各メーカーによって部品生産の決まりは異なり、部品供給される期間10年という数字はあくまで平均値なので、部品交換のリミット=10年というわけではありません。
しかし、車の各部位の交換時期や費用の目安などを把握していれば、故障などのトラブルを事前に回避できるので、各部位の情報は知っておくといいでしょう。
部品の名称 | 交換の目安 | 費用 |
エンジンオイル | 5,000km、または6ヶ月 | 最安価4,000円から |
バッテリー | 2~3年に1回 | 最安価1万円から |
冷却水 | 2~3年 | 最安価5,000円から |
エンジンオイルフィルター | 1万km、またはオイル交換2回ごとに1回 | 最安価2,000円から |
エアクリーナーエレメント | 2~3万km | 最安価3,000円から |
スパークプラグ | 2~3万km | 最安価5,000円から |
ラジエター液 | 車検時2年ごと(新車は3年) | 最安価5,000円から |
ファンベルト | 4万km | 最安価6,000円から |
タイヤ | 4~5年または溝の深さ1.6mm以下(5年経過なら1.6mm以上の溝が残っていても交換) | 最安価4万円 |
タイヤローテーション | 5,000km | 最安価2,000円 |
ブレーキフルード(オイル) | 車検時2年ごと(新車は3年)または2万km | 最安価5,000円から |
ブレーキシュー | 5~10万km | 最安価1万5,000円から |
ブレーキパッド | 3~4万km(※) | 最安価1万5,000円から |
ドライブシャフトダストブーツ 7~8万km | 7~8万km | 最安価3万円から |
ヘッドライト | 通常時の明るさの70%以下なら寿命 | 最安価2,500円から |
ワイパーゴム | 1年 | 最安価2,000円から |
エアコンフィルター | 1万kmまたは1年 | 最安価2,000円から |
ウィンドウォッシャー液 | 1ヶ月に1回、または切れたら補充 | 1,000円以内 |
ワイパーブレード | 2年 | 最安価2,500円から |
タイミングベルト | 10万km、もしくは10年 | 5万円 |
ファンベルト | 5~10年 | 5,000円から |
ラジエターホース | 10万km | 1万円から |
(※)ブレーキパッドは距離・年数で判断をするのが難しい。状態(厚さ1mmが使用限界)を見ることが大事
13年・18年目で増税されるので注意が必要
車を所有している人にかかる税金である自動車税は、車を購入してから13年が経過すると課税金額がさらに増加する仕組みです。
車(普通自動車、軽自動車)にかかる自動車税の変化を、以下の表にまとめてみました。
自家用車、LPガス車、ガソリン車(ハイブリッド車以外)の自動車税(平成31年度)
排気量 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年以上 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 約33,900円 |
1,000以上~1,500cc以下 | 34,500円 | 約39,600円 |
1,500以上~2,000cc以下 | 39,500円 | 約45,400円 |
2,000以上~2,500cc以下 | 45,000円 | 約51,700円 |
2,500以上~3,000cc以下 | 51,000円 | 約58,600円 |
3,000以上~3,500cc以下 | 58,000円 | 約66,700円 |
3,500以上~4,000cc以下 | 66,500円 | 約76,400円 |
4,000以上~4,500cc以下 | 76,500円 | 約87,900円 |
4,500以上~6,000cc以下 | 88,000円 | 約101,200円 |
6,000cc以上 | 111,000円 | 約127,600円 |
初度検査年月 | 新規登録から13年未満 | 新規登録から13年以上 |
平成27年3月31日以前 | 7,200円 | 12,900円 |
平成27年4月1日以降 | 10,800円 | 12,900円 |
このように、13年以上経過すると自動車税は15%、軽自動車税は20%とアップします。
また、車の重量に対して課税対象となる自動車重量税も車の新規登録をしてから年月が経過すると、増加する仕組みです。増加の割合を以下の表にまとめてみました。
車両重量 | 新規登録から13年未満 | 13年以上〜18年未満 | 18年以上 |
0.5トン以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
~1トン | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~1.5トン | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
~2トン | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
~2.5トン | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
~3トン | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
以上のように、自動車重量税は、自動車税のように13年以上だけでなく、18年以上の場合と2段階に分けて納税額がアップします。
なかには所有している自動車に愛着があるあまり10数年にわたって所有を続けている人もいるでしょう。
しかし、この場合、メンテナンスなどの維持費にかかる手間や費用に加えて、以前より多額の税金も納めなくてはいけません。思い切って廃車にして処分するという選択も考えておきましょう。
より詳しい内容を知りたい方は、13年・18年超の自動車税・重量税が一瞬でわかる早見表をご参照ください。
寿命を終えた車は廃車買取がおすすめ
もし車の所有を継続するのが困難な場合は廃車にするという方法もありますが、廃車の種類も購入したディーラーにお願いする、中古車買取店を利用するなど、さまざまな方法があります。
そんな廃車の方法のなかでおすすめなのが、廃車に特化した廃車買取業者の利用です。
廃車買取専門店は、再利用するための技術、販売ルートを多数持っているので、劣化した車・不動車・事故車など、どんな車でも買取を受け付けています。
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また、廃車をする際の書類作成、レッカー車での移動など、面倒な作業お代行してくれるので、簡単に廃車手続きが完了します。
下取り・買取方法 | 条件・特徴 | |
ディーラー | 【査定方法】 基本店舗持ち込み 【下取り方法】 基本店舗持ち込み 【還元方法】 新車からの値引き |
・新車購入時のみ ・車両状態により減額 ・不具合なく動く車に限る |
中古車販売店 | 【査定方法】 店舗持ち込みor出張査定 【買取方法】 基本店舗持ち込み 【還元方法】 現金での対応 |
・車両状態により減額 ・基本不動車や事故車はNG |
廃車買取店 | 【査定方法】 基本電話対応・出張査定 【買取方法】 ご指定の住所まで無料で引取り 【還元方法】 現金での対応 |
・車両状態により減額 ・不動車や事故車などどんな車でも買取可能 |
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そして下取りしてもらえても買取ではなく、新車購入の割引にしかならないので違いに気を付けてください。。
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中古車販売店やディーラーなどは手続きを代行してくれますが、その際の廃車手続き費用を取られてしまいます。
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メンテナンス次第では20年乗れることも
維持費や税金がかかっても、愛着のある車は手放したくないという人もいるでしょう。そのような人のために、車の所有を継続するためのコツを以下より紹介します。
メンテナンスを受ける
車の寿命を伸ばすにはマメなメンテナンスが必須です。
特に車体内部は目の届かない部位なので、不具合・劣化が生じてもわからないので、定期的なメンテナンスを専門業車にお願いしましょう。
その分メンテナンス料がかかりますが、手間とお金をかけた分だけ寿命が伸びるでしょう。
運転のコツ
また運転をする際に気を配るのも、寿命を伸ばすためには重要なことです。
急ブレーキや急発進、乱暴なハンドリングなどは、車の各部位に負荷がかかり、劣化を促進させてしまいます。あくまで優しい運転を心がけましょう。
エンジンやサスペンションの可動部は、あたたまっていない状態で激しく動かすと、負荷がかかり傷めてしまう可能性もあるので、ゆっくりと始動してあたたまってきてから加速するといった、メリハリのある運転をしましょう。
【完全ガイド】過走行車のメンテナンスで重要な8つのポイント! では、走行距離が長い車のメンテナンス方法をより詳しく解説しています。
まとめ
かつては車の買い替え時期は、最長で10年といわれていましたが、うまく乗りこなせば13年以上、長くて20年は同じ車に乗り続けることが可能です。
しかし、そのためには消耗品である車の乗り方、メンテナンスを常に気を配る必要があります。
ただし、メンテナンスにかかる手間と費用に加えて、年月が経つとさらに増加する自動車税・自動車重量税などの支払いなど、同じ車に乗り続けるには、いくつかのデメリットが発生することも忘れてはいけません。
愛車を手放すのは名残惜しいと思う人もいるかもしれませんが、廃車にするという選択も頭に入れておいてもいいでしょう。
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