事故にあったり車が水没したりすると、廃車にせざるを得なくなりますよね。
廃車にするときに、自動車保険(任意保険)をどうしたら良いのか知っているでしょうか?
自動車保険は保険機関にお金をかけているので、適切な手続きを行えばお金が戻ってくる可能性もあるのです。お金が戻ってきたら生活の足しにもなりますし、金額によっては新しい車を購入するのにも役立ってくれるかもしれませんよね。
当記事では、廃車時における自動車保険(任意保険)の取り扱いについて徹底解説します!
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12月中に廃車すると
最
大
23,000
※普通自動車(1600CC)の場合※軽自動車には自動車税の還付制度はございません※自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。
車を廃車にしたとき、自動車保険(任意保険)はどうすればいいか?

中断に関しては、乗っていた車を廃車にして新しい車を購入する予定がある場合に採用できるものです。
中断することでノンフリート等級を一定期間保存できる、といった特徴があります。7等級以上が中断の条件であり、1等級から6等級の場合は中断自体が選択できない(中断証明の発行ができない)ので注意しましょう。
ノンフリート等級とは、1等級から20等級まであり、数字が大きいほど割引率が高く、「事故のリスクが低い人=保険を使う可能性が低い人」ということになります。
引用元:チューリッヒ

次に、新しい車の購入を考えていない方は解約手続きがおすすめです。
解約手続きをしなかったとしても特に問題はありませんが、保険の残存期間が1ヶ月以上ある状態で解約手続きをすれば保険料が戻ってきます。
一方で保険の残りの期間が1ヶ月未満であると、解約手続きをしても返金はされないので放っておいても問題ありません。
車を廃車にしたとき、自動車保険(任意保険)を解約する方法
廃車にして自動車保険(任意保険)を解約する場合は、契約している保険会社に対して連絡を行い、その上で解約手続きをおこなう必要があります。
保険会社に連絡すると、後日、解約申込書か契約内容変更依頼書が送られてきます。
書類の必要事項に記入して返送を実施すると、保険会社が解約手続きを実施してくれるのです。
自賠責保険に関しては他に必要書類もありますが、任意保険に関しては解約申込書か契約内容変更依頼書以外に特に必要な書類はありません。

任意保険の還付額は加入している保険会社によって異なる
任意保険の還付額(解約返戻金)は、保険会社によって計算方法が異なります。
今まで支払った費用に各社が独自に設定する「短期率」と呼ばれる割合をかけて経過期間の保険料を算出し、その金額を差し引いた金額が解約返戻金となるのです。
短期率の一例 | |
経過期間 | 短期率 |
1ヶ月 | 25% |
3ヶ月 | 45% |
6ヶ月 | 70% |
9ヶ月 | 85% |
12ヶ月 | 100% |
任意保険の還付にも条件があり、契約満了日までの期間が1ヶ月以上なければなりません。
※月払いに関しては1ヶ月毎の支払いとなるため、基本的に還付金は発生しません。
たとえば1年分の保険料を一括で支払っている場合で、残り半年の時点で解約したとします。
多くの方が保険料の半分が戻ってくると思うでしょうが、戻ってくる金額は基本的に月額を下回ります。
還付金の正確な金額については、保険会社に問い合わせて確認をとっておきましょう。
自動車保険解約時に注意すべきこと
月払いで保険料を支払っている場合は、基本的には解約までの保険料を納めれば問題ありません。
しかし手続きが遅れてしまうと、1ヶ月分を余計に支払わなければならないことも考えられます。
日割り計算は適用されないのです。
新しい車をすぐに購入して乗る場合は、無保険期間を作らないようにしましょう。
乗り換えのタイミングで無保険の期間が発生すると、その期間に事故を起こした場合は保険で補償してもらえません。
入っている自動車保険の解約日がいつになるのかを確認し、その解約日に合わせて新しく加入する保険を開始させることが重要です。
仮に無保険状態の期間が発生すると、等級が引き継げなくなる点も覚えておきましょう。
※解約から7日以内であれば、等級の引き継ぎが可能です。
自動車保険を解約せずに別の車に補償は移せる?
自動車保険は別の車に引き継げます。
ただ保険を解約すると、等級も下がってしまい高い保険料で加入しなければなりません。
解約せずに、しかも等級を維持できるのが「中断」です。
任意保険を中断するためには、中断証明申請をしなければなりません。
中断証明申請を行うことで、等級を新しい車に引き継げるわけです。
すぐに車に乗らない場合であっても、中断に関しては最長10年までできます。
再び車に乗りたくなるとも限らないので、一旦中断しておく、といった方法もおすすめですよ。
中断証明申請で発行される中断証明書は、新規に契約を結ぶ時に必要なので紛失しないように気をつけてくださいね。
まとめ
車を廃車した時は、保険関連の手続きが必須です。
すぐに乗り換えるのであれば中断手続きを行い、もう乗る予定がないのであれば解約手続きを行いましょう。
解約手続きを行った場合には、残りの保険期間に合わせて保険料が戻ってきます。
手続きについては面倒に感じるかもしれませんが、自分でおこなう必要があります。
保険料を無駄にしないように、忘れずに行ってくださいね。