「緊急時にタイヤがパンクした!どうすればいい?」
「タイヤがパンクしたまま走っても大丈夫?」
このようなことで焦ったり、悩んだりした経験はないでしょうか。
タイヤのパンクは、いつ起こるか誰にもわかりません。
いざという時のために、対処法などを知っておくことが大切です。
そこで今回は、
- いきなりタイヤがパンクした際の対処方法/原因
- タイヤがパンクした際にやってはいけない行為
- パンクしたタイヤの修理や交換にかかる費用
- タイヤの平均寿命
などについて詳しく解説していきます。
「万が一突然タイヤがパンクしても焦らないように、対処法を知っておきたい!」
そうお考えの方に役立つ記事となっていますので、ぜひお読みください。 6月中に廃車すると
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【緊急】突然タイヤがパンクした時の対処法
運転中にタイヤがパンクすると、大きな焦りを感じるでしょう。
ここでは、タイヤが突発的にパンクした際の具体的な対処方法について解説していきます。
まずは、ハザードランプを点灯させ、路肩などに停車させます。
高速道路の場合は、車の後方に停止表示板・発煙筒を設置しましょう。
「とりあえず停車することはできたけど、ここからどうすればいいの?」
と悩んでしまう方も多いでしょう。
停車した後の具体的なアクションとしては、以下の4つが挙げられます。
パンクした際にはこのような選択肢があることを把握しておきましょう。
JAF(ロードサービス)への連絡
タイヤがパンクした場合の対処法として最も確実で安全なのが、JAF(ロードサービス)への連絡です。
ロードサービスの場合、激しいパンクをしてしまった場合でも対応してもらえます。
また、早朝・深夜など時間帯を問わずいつでも助けを求めることができるというメリットを持っています。
ロードサービスへ連絡することで、パンクした場所まで駆けつけてもらい、レッカーでの移動など適切な処置を行ってもらえます。
また、JAFの会員であれば無料でスペアタイヤへ交換してもらうこともできます。
ちなみに、JAFのロードサービスは会員でなくても利用することができます。ただしタイヤ交換などに費用が発生するほか、会員の方が優先されやすくなっていることもあるため注意が必要です。
非会員の方がJAFのロードサービスを利用した場合の料金目安は、以下のようになります。
サービス | 非会員の場合の料金 |
パンク時のスペアタイヤの交換 | 13,330円 |
バッテリー上がり時の応急始動作業 | 13,130円 |
キー閉じこみ時のドア開放作業 | 15,230円 |
燃料切れ給油作業 | 16,770円 |
故障車のけん引 | 13,130円 |
自動車保険会社への連絡
JAFのほかには、自身が加入する自動車保険会社のロードサービスに連絡するという方法もあります。
こちらも、JAFと同じようにドライバーのところへスタッフが駆けつけてくれるサービス
です。
なお、こちらは自動車保険を契約していることが条件となります。
ガソリンスタンド・カーショップへの持ち込み
3つ目の対処方法は、ガソリンスタンドやカーショップに持ち込むというものです。
もし近くにガソリンスタンドやカーショップがあれば、そこまで移動しましょう。
こういった場所に直接車を持ち込めば、パンクの処理を行なってもらうことができます。
まだ自分でパンクの処置をしていない場合はもちろんですが、のちに解説するスペアタイヤへの交換を自力で行なった場合でもすぐにこういった店舗へ行くようにしましょう。
これは、正規のタイヤを早めに修理・交換してもらう必要があるためです。
特にガソリンスタンドは店舗数も多いため、パンクした際運良く近くにある場合も多いでしょう。
なお、ガソリンスタンドの場合可能な修理はあくまでも外装の補修などの応急処置のみとなる場合がほとんどです。
また、パンクの度合いが深刻な場合修理を行って場合をもらえない場合もあります。
一方カーショップの場合、ガソリンスタンドでは対応が難しいパンクにも対応してもらえる可能性があります。
修理できず交換が必要なケースでも、カーショップであればその場でタイヤを購入して交換することができます。
ただし、1点注意すべきこともあります。
それは、ガソリンスタンドやカーショップまで距離がある場合は無闇に車を動かしてはいけない
ということです。
パンクしたままでの長距離の移動は大きな危険を伴う上、道路交通法に違反してしまうことになるためです。
こちらの方法は、あくまでも近くにガソリンスタンドやカーショップがある場合のみにしましょう。
スペアタイヤへの交換
4つ目の対処方法は、スペアタイヤへの交換です。
車にスペアタイヤが積んであれば、そちらのタイヤに交換しましょう。
スペアタイヤは、主にトランクや車体の下に装備されています。
「スペアタイヤの交換って難しそう…」と思われるかもしれませんが、交換の手順さえ知っておけば初心者でも簡単にできます。
なお、スペアタイヤへの交換は時間がかかります。
経験者であっても30分から40分の時間を要するため、その点においてもハードルが高いと感じられるかもしれません。
自分で交換するのが難しいという方は、プロの業者に頼むことを推奨します。
もしもの事態に備えるためには、あらかじめ車に積まれたスペアタイヤ等の備品をチェックし、どんなものがどんな場所にあるかを把握しておくことが大切です。
タイヤがパンクした際のNG行為
ここまで、タイヤがパンクした際の対処方法について解説しました。
その一方で、タイヤがパンクした際絶対にやってはいけない行為もあります。
ここからは、タイヤがパンクした際のNG行為について解説します。
以下で解説する行為を行うことで重大な事故につながることもあるため、絶対に避けるようにしてください。
タイヤに刺さっている釘・ガラス等は抜かない
1つ目のNG行為は、タイヤに刺さっている釘・ガラス等を抜いてしまうことです。
タイヤがパンクする主な原因のひとつとして、「釘やガラスが刺さった」というものが考えられます。
タイヤに釘やガラスが刺さっているのを見つけた時、引き抜いてしまおうと考える方もいるでしょう。
しかし、タイヤに刺さった釘・ガラスを抜くのはNGです。
この理由は、主に2つあります。
1つ目は、走行がより難しくなるためです。
タイヤに刺さった異物を抜くことによって、その穴からタイヤ内の空気が抜けていってしまいます。
これによって圧力が減少するため、走ることがより難しくなってしまいます。
2つ目の理由は、修理の際に支障をきたすからです。
タイヤに異物が刺さっていると、その場所が原因でパンクしたとわかりやすくなります。
しかしその異物を抜いてしまうと、どこに空いた穴が原因でパンクしたのかがわからなくなってしまいます。
修理してもらう際スムーズに事を運ぶためにも、異物は刺さったままにしておくことを強くおすすめします。
パンクしたままで自走はできる?
もうひとつのNG行為として、「パンクしたまま自走すること」が挙げられます。
ドライバーの中には、「パンクしたままでも走れないわけではないのだから、走ってしまえばいい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、パンクした状態での長距離の自走は絶対にNGです。
パンクしたままで車を動かし続けると、タイヤのホイール部分や側面に大きな負担がかかります。
その結果、パンクの度合いが次第にどんどん大きくなっていってしまいます。
「当初は軽い修理だけで済んだはずのパンク度合いが、走り続けたことでタイヤ交換しなければならないレベルになってしまった」というような事態にもなりかねません。
タイヤ交換は、修理に比べてかなりの費用がかかります。
余分な出費を抑えるためにも、すぐ近くにガソリンスタンドなどがない限り極力自走は避けましょう。
また、パンクしたままで走るという行為はかなりの危険性があります。
事故などの思わぬ二次災害に繋がらないようにするためにも、すぐにその場で対処するようにしましょう。
パンクしたタイヤの修理・交換費用
タイヤがパンクした場合、そのタイヤの修理や新しいタイヤへの交換が必要となります。
「タイヤの修理や交換ってどのくらいのお金がかかるんだろう?」と気になっている方も少なくないでしょう。
ここでは、タイヤの修理や交換にかかる費用を解説します。
タイヤの修理費用
タイヤの修理にかかる費用は、お店によってもさまざまです。
以下は、主なお店のパンク修理にかかる費用をまとめた表です。
お店 | 修理費用 |
A店 | 2,160円 |
B店 | 1,620円 |
C店 | 2,268円 |
DB店 | 2,160円 |
タイヤの修理費用は、1,500〜2,300円程度が相場となります。
タイヤの交換費用
一方、タイヤを交換する場合はどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
以下では、お店で購入してタイヤを交換する場合の費用をまとめました。
お店 | タイヤ交換費用(1本) | タイヤ交換費用(4本) |
A店 | 2,000〜8,000円 | 8,000〜32,000円 |
B店 | 2,000〜3,000円 | 8,000〜12,000円 |
C店 | 1,000〜3,000円 | 4,000〜12,000円 |
D店 | 1,000〜5,000円 | 4,000〜20,000円 |
タイヤの交換にかかる費用は、1本の場合1,000〜8,000円、4本の場合は4,000〜32,000円程度が相場となります。
タイヤがパンクになる原因
突発的に訪れる、タイヤのパンクというハプニング。
では、そもそもなぜタイヤは突然パンクしてしまうのでしょうか。
タイヤがパンクする主な原因を解説します。
空気圧が充分でない
1つ目に考えられるタイヤのパンク原因は、空気圧が十分でないことです。
空気圧が十分でない中で車を走らせると、タイヤの内部が傷ついていき突然破裂してしまうことに繋がります。
このように、タイヤが突然破裂する現象は自動車用語でバーストと呼ばれています。
バーストが起こるとハンドルの操作が効かなくなり、最悪大きな事故に繋がるリスクもあります。
空気圧が原因となるバーストを防ぐためには、日頃から定期的に空気圧の点検を行っていくことが最重要となります。
釘・ガラスなどの異物が刺さる
タイヤが突然パンクする原因として最も多く考えられるのが、「釘やガラスといった異物が刺さること」です。
主な流れとして考えられるのは、道路に落ちている異物がタイヤに刺さることでパンクにいたるケースです。
そのほか、いたずら目的でタイヤに異物を刺されるというケースも考えられるでしょう。
異物が刺さるケースの場合、はじめは問題なく走行できるケースも多いため、気づきにくいという特徴を持っています。
しかし、走行を続けていくうちに空気がどんどん抜けていってしまいます。
タイヤに異物が刺さっていることに気づいたら、できる限り早めに対処するようにしましょう。
タイヤの平均寿命
タイヤは、消費期限が過ぎる事によって傷みやすくなります。
パンクやそれによる大事故を事前に防ぐためには、適切な時期での交換も大切です。
タイヤの平均寿命の目安を知っておくことで、消費期限に合わせた定期的なタイヤ交換につなげましょう。
タイヤの寿命はメーカーによっても異なりますが、ほとんどの場合4〜5年を消費期限としています。
なお、こちらはあくまでも安全に使用する上での目安です。
特別大きな問題がなければ、必ずしもこの時期に交換する必要はありません。
ただし、消費期限を過ぎたタイヤは損傷しやすくなるため十分な注意が必要です。
一方スタッドレスタイヤの場合、一般的なタイヤよりもゴムが柔らかく劣化しやすい素材となっています。
そのため、消費期限は3年程度とされています。
「自分の車のタイヤがいつ作られたかわからない…」という方も多いかもしれませんが、タイヤの製造時期はタイヤ本体を見ればわかります。
2000年代より後に作られたタイヤであれば、サイドウォールに製造週と製造年の下2桁を合わせた4つの数字で製造時期が表記されています。
ちなみにサイドウォールとは、タイヤの側面のことを指します。
ちなみに、スリップサインが出ている車については消費期限に関わらず「寿命が来ている」と言うことができます。
スリップサインとは、タイヤの溝の浅さを示すサインのことです。
タイヤの残り溝が1.6mmをきると、タイヤにスリップサインというマークが出ます。
タイヤの溝が浅くなると、「ハイドロプレーニング現象」というハンドルもブレーキが効かなくなる現象を引き起こす原因
にもなります。
そのため、スリップサインが出たタイヤは直ちに交換するようにしましょう。
スリップサインが1本でも出たタイヤでの運転は、法令上でも禁止されています。
そのため、スリップサインが出たタイヤでは車検に通りません。
加えて、警察に指摘された場合切符を切られる可能性もあります。
安全に道路を走行するためにも、
- タイヤの消費期限を大きく過ぎていないか
- タイヤにスリップサインが出ていないか
を一度チェックしてみるといいでしょう。
まとめ
緊急時のタイヤのパンクは、かなり焦るトラブルですよね。
しかし、車を運転する上では十分にありえることでもあります。
もしもの際冷静に対応するためには、事前に対処法をよく覚えておくことが大切です。
今回解説した対処法をしっかりと押さえつつ、日々の点検も欠かさないようにしましょう。
タイヤのパンクについて不安や悩みを抱えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。