「台風による豪雨で、車が浸水・冠水した」
「洪水により川が氾濫し、車内が水浸しになった」
このような状況になってしまい、車が修理できないとわかると、廃車・処分する必要が出てきます。
ほとんどの方にとって、水没車や冠水車を廃車・処分ははじめてのことなので、どういう手順を踏めば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか?
そこで今回は
- 冠水車を廃車・処分する方法
- 水没した車はどのくらい価値が下がるのか
- 台風・洪水で保険金は受け取れるのか
などについて詳しくご紹介していきます。
記事を読めば、台風や洪水で水没車した車をお得に手放せる方法が分かります。
また、当サイト【ハイシャル】では、全国47都道府県で水没車の買取を実施!
廃車・処分する予定の車に数万の買取額がつくことも多数あります。
車の年式・車種・お車のある都道府県・車検の残りをお伝えいただくだけで、すぐに買取額がわかります。
見積もりだけでも大丈夫ですので、次のフォームもしくはお電話よりぜひ一度お問い合わせください。
台風・洪水で冠水した車を廃車にする方法
水没車を廃車・処分するためには、解体工場へ車を運び、車をスクラップにしてもらいます。
もし、走行も不可能な場合は、レッカー車も依頼し、運ぶ必要があります。
自動車の解体が終わると、次のような手続きをします。
普通車:運輸支局にて永久抹消登録をする
軽自動車:軽自動車検査協会で解体返納
もし、台風で冠水した車が海や川に流れていってしまい、行方不明となってしまった場合は自動車の解体ができません。
その場合は、消防署や自治体で罹災証明書を発行しましょう。

罹災証明書を発行したあとは、運輸支局や軽自動車検査協会で手続きを行います。
詳しい手続きの流れについて、次の記事をご参照ください。

台風・洪水で冠水したら車の価値はどのくらい下がる?
台風で冠水してしまった車体は、価値がかなり低下します。
日本自動車査定協会では、下記のようにを定義しています。
- フロアまで冠水した場合は、30%価格が低下
- シートやクッションまで冠水した場合は、40%低下
- ダッシュボードを超えた場合は、50%が基準価格から減点
水没車の査定が下がる理由は次の3つです。
- ニオイや汚れが残る
- エンジンが故障していることが多い
- 電気系統がダメージを受けている
1つずつ簡単に解説します。
水没した車が乾いたとしても、ニオイがついていたり、泥やサビなどが残ってしまいます。
雑菌が繁殖し、雑巾のようなひどいニオイになります。
乾いても、クリーニングをしても、ニオイを完全に取り去ることは難しいです。
また、エンジンルームに水が浸入し故障する可能性があります。水が残った状態でエンジンを再始動させてしまった場合も、爆発してしまうことがあるので危険です。
さらに、最近ではコンピューターで制御されている車が多く、水が入りこむとすぐに簡単に故障します。配線がショートしたり、センサーが故障したりすることはよくあります。
台風・洪水で保険金はおりる?
台風や洪水で車が冠水した場合、車両保険に加入していると、保険金を受け取ることが可能です。
保険には「一般型」・補償範囲に限定した「エコノミー型」があります。
台風や洪水の場合は、エコノミー型でも同様に補償を受け取ることができます。
台風の場合、強風による飛来物やなにかが倒れて車が傷ついたとき、土砂崩れに巻き込まれたときなども保険金がおります。
自動車保険会社の電話番号・HPについては以下の通りです。
保険会社 | 電話番号 |
チューリッヒ | 0120-860-001 |
ソニー損保 | 0120-101-789 |
三井ダイレクト損保 | 0120-638-312 |
アクサ損害保険 | 0120-699-644 |
SBI損害保険 | 0800-2222-581 |
損保ジャパン | 0120-256-110 |
三井住友海上 | 0120-258-365 |
セゾン(おとなの自動車保険) | 0120-00-2446 |
東京海上日動 | 0120-119-110 |
あいおいニッセイ同和損保 | 0120-024-024 |
補償の詳しい内容については、保険会社に問い合わせてみましょう。
保険を使う時は等級が下がり、保険料が高くなる
保険を使う時は、等級が下がり、来年度以降の保険料が高くなってしまうことも覚えておきましょう。
台風などの自然災害が原因の場合は、1等級下がります。
また、修理せずに保険金のみ受け取るということもできます。
修理をしても元通りにはならない可能性が高く、乗っているうちに冠水が原因で不調が新たに発生することもあります。
修理せずに保険金だけを受け取るという場合は、保険会社にて修理の見積もりを出してもらいます。
外観で概算されるため、部品代までは考慮されず、安い保険金になってしまうことも頭に入れておきましょう。

台風・洪水で冠水した車を売るなら廃車買取がおすすめ
台風や洪水で冠水・水没し、修理ができないと判断した車は、廃車・処分することになります。。
ただディーラーや中古車買取業者に廃車を依頼すると、廃車費用が数万円かかってしまいます。
中古車としての価値もなく買取不可とされてしまうことも多いです。そこで、おすすめは廃車買取業者に依頼するという方法です。
廃車買取業者とは、水没車や故障車などを専門に買い取っている業者です。
レッカー代や廃車の代行手数料をかけずに廃車にしてもらうことができます。
廃車買取業者が買い取れる理由は、下記の通り。
- まだ使用できるパーツ取りをしている
- 水没車を鉄くずにして資源として再利用している
車体が完全に故障していなければ、海外に輸出し、中古車として販売されることもあります。
ディーラーや中古車買取業者にはない販路を持っているため、実際かかるはずだった廃車費用がかからないのです。

まとめ
台風や洪水で車が冠水し被害に遭ったときは、エンジンや電気系などが故障してしまう事が多く、中古車として売ることができなくなってしまいます。
また、嫌なニオイがついてしまい、乗り続けたり売ることができなくなります。中古車として販売することができないため、廃車するしかなくなってしまいます。
車両保険に加入している場合は保険金は下りるので、保険会社に申請しましょう。
廃車にすると廃車にするための費用がかかってしまうため、車を失うだけではなく、お金までかかってしまうということになります。
そこで廃車買取業者に依頼することで、お金をかけることなく廃車にすることができるようになります。
パーツや車体の買取が難しいほど被害を受けていても、無料で車を処分することができます。台風などの自然災害で車が冠水してしまったときは、廃車買取業者に依頼しましょう。