「運転席や助手席の足元に水が垂れてくる!」
「雨の日にトランクがいつも濡れているけど、これって雨漏り?」
「天井のシートに雨がしみこんでくるけど、原因は何?」
このようなことでお悩みではありませんか?
あまり知られていませんが、雨漏りは車でも発生するもの。
車が衝突や劣化を起こすと穴や隙間ができ、そこから雨水が入ってきてしまうのです。
その修理代は、1~1.5万円で済むこともあれば数十万円にまで及ぶこともあり、原因によって大きく上下します。
本記事では、車で雨漏りが起こる4つの原因について解説。
さらに、
- ケースごとの修理費用
- 修理代を安くする3つの裏ワザ
- コーキング剤でDIY修理する方法
についても解説します。
記事を読むことで、自分の状況に合った雨漏りの止め方を見つけることができるでしょう。
突然の雨漏りにどうすれば良いか困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
もし、車の雨漏りの修理費用が高くて車を手放すことをお考えの場合は、ぜひ一度当サイトまでご相談ください。
車の雨漏りの原因はこの4つ
車の雨漏りは、以下の4つが原因で起こります。
- ボディに隙間や穴ができている
- ウェザーストリップ(ゴムパッキン)が劣化している
- サンルーフのドレンホースが破損している
- 設計上の問題で雨漏りしやすくなっている
1つずつ詳しくみていきましょう。
ボディに隙間や穴ができている
車の雨漏りの原因として最も多いのが、衝突や劣化をきっかけにボディに隙間や穴ができてしまっているケースです。
例えば車の側面をぶつけてしまった場合、その衝撃でドアがゆがんで隙間ができてしまうことがあります。
また、ボディに傷がついていると、塗装やコーティングが剥げてしまっているため、ボディの鉄がむき出しになってしまいます。
その状態で放置していると傷の部分がサビてしまい、そこから腐食が進んで穴が開いてしまうことも。
このように、衝突の衝撃や腐食によって車のボディに隙間や穴ができると、車内に雨が入ってきてしまうようになるのです。
ウェザーストリップ(ゴムパッキン)が劣化している
2つ目の原因は、ウェザーストリップという部品の劣化です。
ウェザーストリップとは、車のドアや窓の枠に取り付けられているゴムパッキンのこと。
ボディとの隙間を埋めることで、雨風や騒音から車内を守る役割があります。
しかしゴム製のため、どうしても紫外線や風雨による経年劣化は避けられません。
古いウェザーストリップが破損してしまうと、ドアや窓の枠からの水の侵入を防ぐことができなくなってしまうのです。
また、ウェザーストリップを交換したばかりなのに雨漏りする場合は、うまくはめ込まれていないために隙間ができている可能性も。
水の侵入を防ぐための大切な部品ですので、雨漏りが起こったときはすぐにウェザーストリップを確認してみるのが良いでしょう。
サンルーフのドレンホースが破損している
サンルーフがついている車の場合、ウェザーストリップだけでなくドレンホースも雨漏りの原因として考えられます。
ドレンホースとは、サンルーフにたまる雨水を排水するためについているホースのこと。
そのほとんどがピラーの中を通り、車外へと水を出す仕組みです。
もしもこのドレンホースに汚れが詰まっていたり繋ぎ目がズレていたりすると、雨水がうまく通り抜けられず車内に入ってきてしまいます。
雨漏りが起こった車にサンルーフがついている場合は、必ずドレンホースに不具合がないかもチェックするようにしましょう。
設計上の問題で雨漏りしやすくなっている
4つ目の雨漏りの原因として挙げられるのが、故障ではなく設計上もとから雨漏りが起こりやすい車種であること。
例えば屋根が開閉するオープンカーの場合、構造上どうしても隙間ができてしまいやすく、雨漏りしやすいと言われています。
またメルセデスベンツは2023年2月、雨漏りを理由に7車種をリコール対象として届出(参考:国土交通省)。
自分の車がリコール対象になっているかどうかは、書面で届くリコール通知か国土交通省のサイトで確認してみましょう。
「メンテナンス不足や故障ではなく、もとから雨漏りしやすい車種だった」ということもあり得るため、その車種について調べてみることも重要です。
雨漏り以外で車内が濡れるケース
ここまで、車の雨漏りの原因を4つ紹介してきましたが、そもそも車内が濡れている原因が雨水ではないことも少なくありません。
雨以外で車内に漏れ出てくることがある液体は以下の4つです。
- エンジンやミッションのオイル
- クーラント液(冷却水)
- ガソリン
- エアコンの排水
この中のどれが漏れているのかは、色や臭いによって判別できます。
液に赤や緑の色がついている場合はクーラント液、黒や茶色で粘り気がある場合はオイル、石油系の臭いがある場合はガソリンです。
クーラント液やオイルが漏れているケースについては、以下の記事で詳しく解説しています。


どれにも当てはまらない場合、考えられる原因はエアコンの排水。
エアコンが空気を冷やす際には、温度差によって結露が発生します。
先ほど説明したサンルーフの排水と同じ仕組みで、結露した水は本来ドレンホースを通って車外に排出されるはずです。
しかし、ドレンホースが詰まったり抜けていたりすると車内に水が入ってきてしまいます。
車内を濡らしているのは雨水ではないものの、原理はサンルーフの場合と同じですので参考にすると良いでしょう。
【ケース別】業者での雨漏りの修理代
以上で説明したように車の雨漏りにはさまざまな原因があり、原因に合わせて修理方法が異なっています。
そこで、以下では業者に出した場合の雨漏りの修理費用をケース別にご紹介します。
後ほどDIYで修理する方法もご紹介しますが、中には素人が修理するのは困難なケースも。
特にウェザーストリップの交換が必要な場合や大きな傷・穴がある場合などは、業者に依頼するのが賢明でしょう。
歪んだドアの交換なら3万円~
事故の衝撃などでドアが歪んでしまっている場合、修理には少なくとも3万円以上かかります。
ドアは歪んだ部分のみを修理するのではなく、ドアを丸ごと交換するのがおすすめ。
歪みを修復するための板金修理は数十万円と高額なため、丸ごと交換してしまった方が安く修理ができるからです。
ドアの交換費用は、交換用のドアが新品か中古品かによって大きく変わります。
また、交換用のドアとボディの色に差がある場合はドアの塗装代も必要。
あくまで一例にはなりますが、それぞれの費用は以下を参考にしてみてください。
項目 | 金額 |
---|---|
中古品のドア部品代 | 2万円~ |
新品のドア部品代 | 4万円~ |
塗装工賃 | 3~4万円 |
交換工賃 | 1~2万円 |
例えば、中古品のドアを塗装せずに交換に使った場合、
中古品のドア部品代2万円+交換工賃1万円
=合計3万円ほどかかることになります。
一方で、新品のドアは塗装をされていない状態で売られているため、必ず塗装が必要なので注意。
そのため新品のドアを使う場合は、
新品のドア部品代4万円+塗装工賃3万円+交換工賃1万円
=合計8万円ほどとなるでしょう。
こちらは1枚当たりの値段ですので、2枚以上交換する場合はその枚数をかけ合わせた金額が必要です。
また、ドアの付属品も交換する場合はその部品代と工賃も上乗せされます。
業者や車種によっても金額は変わりますので、上記は最低限の修理費用だと思ってください。
ウェザーストリップを交換する場合は1~1万5,000円
劣化したウェザーストリップを新品へ交換する場合の費用は、1万〜1万5,000円が目安です。
左右のドアまわりやサンルーフまわりのウェザーストリップであれば、部品代は2,000〜3,000円ほど。
1か所の交換であれば、上記の部品代と工賃を合わせて1〜1万5,000円で可能です。
一方で、フロントガラスまわりやトランクまわりは部品代が1万円以上するほか、交換箇所が多い場合はそのぶん部品代と工賃がかさむので注意しましょう。
ただし、そのような場合でも修理費用は数万円に収まることがほとんどです。
ドレンホースの清掃・交換は1~3万円
サンルーフのドレンホースに原因がある場合、清掃や交換のための費用は1〜3万円ほどです。
ドレンホースからの雨漏りは、2パターンの解決方法があります。
1つ目は、中の汚れを掃除することで解決するパターン。
2つ目は、ドレンホースに穴が空いているなどの破損があり、新品へ交換しなければならないパターン。
1つ目のパターンでは原因特定のための点検と清掃の工賃が1〜2万円。
2つ目のような交換の場合は、部品代と工賃で合わせて2〜3万円です。
どちらも内装をはがして作業することもあるため、その際の時間や手間の程度によっても金額が上下します。
清掃のみか交換かで金額は変わりますが、どちらのケースであっても費用は1〜3万円ほどになると覚えておくと良いでしょう。
ボディの穴を補修する場合は数十万円
天井やトランクなどのボディに穴が空いてしまっている場合は、数万〜数十万という高額の修理費用がかかってしまいます。
というのも、穴やゆがみの修理は板金工場で行う必要があるため。
車のボディは、金属の板(板金)でできています。板金加工とは、その板金を変形させたり塗装したりすること。
職人の専門的な技術が必要になるため、板金加工の費用はどうしても高額になってしまいます。
また、整備工場では板金加工ができないことが多く、板金工場へ外注して修理をしています。
整備工場の立場上、外注費用に利益を足す必要があることも修理費用が高額になる理由のひとつ。
これらの理由から、ボディに直接空いた穴の修理には数万〜数十万の費用がかかることを覚悟しておかなければならないでしょう。
修理代を安くする3つの裏ワザ
ここまで雨漏りの修理代について解説してきましたが、どのケースでも修理代は決して安くはありません。
「どうにかして修理代を安く済ませたい」と思う方がほとんどでしょう。
実は、以下の3点を意識することで雨漏りの修理代を安くすることができます。
- 板金工場へ直接依頼する
- 相見積もりをとって業者を比較する
- 販売店保証や車両保険を利用する
それでは、1つずつ詳しく解説していきましょう。
板金工場へ直接依頼する
板金加工が必要であれば、整備工場ではなく板金工場へお願いするのがおすすめです。
先ほども触れた通り、整備工場では板金加工を外注しているケースがほとんど。
すると、整備工場が利益を得るためには金額を上乗せする必要があるため、修理費用が高くなってしまうのです。
例えば、雨漏りを直すための板金加工にかかる費用が10万円だとします。
もしもあなたが整備工場に修理を依頼していた場合、その整備工場は板金工場に10万円を支払って作業を外注することになります。
整備工場の立場になって考えると、外注費用10万円をそのままあなたに請求しても利益を得ることができません。
そのため、整備工場は2万円の利益を出すために、あなたに12万円の修理費用を請求することになるでしょう。
一方で、もしもあなたが直接板金工場に修理を依頼していた場合、修理費用は10万円。2万円安く修理できることになります。
上記はあくまで例えですが、このような仕組みがあることから直接板金工場に依頼することで修理費用を安くできるのです。
ただし、すべての板金工場が直接お客さんをとっているとは限らないため、事前に確認をとっておくと良いでしょう。
相見積もりをとって業者を比較する
修理費用を安くするためには、複数の業者に問い合わせをして相見積もりをとることが大切になります。
というのも、1つの業者だけから見積もりをとって修理をお願いしてしまうと、それが適正な価格かどうかがわからないためです。
例えば、業者Aの見積もりが6万円、業者Bの見積もりが3万円だった場合。
もしも業者Aからしか見積もりをとらずに依頼してしまうと、3万円損をすることになってしまいます。
複数の業者の見積もりを比較することで、一番お得な業者を選ぶことが可能です。
何度も問い合わせをするのは手間がかかるかもしれませんが、費用を抑えるためには相見積もりをとることをおすすめします。
販売店保証や車両保険を利用する
「事故のあとに雨漏りするようになった」「買ったばかりの車で雨漏りが起こった」といったケースでは、販売店保証や車両保険を利用して修理費用に当てることができます。
新車であれば購入してから3年間、中古車であれば1週間~1か月の販売店保証がついていることがほとんどです。
さらに、保証期間を延長できる有料オプションをつけていれば、さらに時間がたっていても対象になります。
一度自分の車の保証期間を確認して、対象期間中であれば販売店に問い合わせると良いでしょう。
また、雨漏りの原因が事故や自然災害であれば、車両保険を使って修理費を補うことができます。
ただし、津波・地震・噴火が原因の場合は、特約を結んでいる必要があるので注意。
事故が原因の場合は、車両保険を使うことによって等級が下がってしまうことにも注意が必要です。
このように、販売店保証や車両保険を使って修理費用を安く抑える方法もあるということを覚えておくと良いでしょう。
新聞紙や防水テープで応急処置をする方法
雨漏りの修理を業者にお願いするとしても、修理に出すまでの間にも雨漏りを止めておく必要があります。
そんな時には、新聞紙や防水テープを使って応急処置をしておくのがおすすめです。
もっとも手軽なのは、雨漏りをしている場所の内側に新聞紙を貼っておく方法。
新聞紙が水分を吸収してくれるため、車内が水浸しになることを防ぐことができます。
また、ホームセンターやカー用品店で購入できる防水テープ(ブチルテープ)を使うのもおすすめです。
防水テープはゴム素材でできているため、複雑な形の面にも貼り付けることが可能。
特に、ポリエチレンフィルムでカバーされたものは防水性が高く、雨漏り対策に適しています。
以下の手順に沿って貼るだけで良いので、使い方も簡単です。
- 問題箇所やその周辺を掃除する。
- テープにシワが生じないよう、しっかりと伸ばす。
- 空気が入らないように注意して貼り付ける。
どちらの方法も見た目には影響してしまうので、本格的に修理をするまでの応急処置として試してみると良いでしょう。
コーキング剤を使ってDIYで修理する手順
応急処置ではなく、より本格的に自分で雨漏りを修理したいという場合は、コーキング剤を使って穴埋めをすることも可能です。
コーキング剤を使ったDIY修理は、1000円ほどで材料が揃えられるので修理費用を浮かせられるという点が大きなメリットでしょう。
ただし、仕上がりのきれいさは業者での修理に劣ってしまうことや、DIYや車のメンテナンスに慣れていない方には難しいことには注意が必要です。
コーキング剤を使った修理の手順は以下の通りです。
- 水をかけて雨漏りの原因箇所を調べる
- 車体に合ったコーキング剤を準備する
- 塗る場所を整える
- コーキング剤を塗って乾かす
完全に乾かし終わるまでには丸1日かかるため、余裕をもって作業をすると良いでしょう。
また、必要な道具は以下の通りです。
- ジョウロやホース(水をかけられるもの)
- サビ取り剤
- マスキングテープ
- コーキング剤(シリコンシーラント)
- ヘラ
それでは、修理の手順を1つずつ詳しく説明していきましょう。
⒈水をかけて雨漏りの原因箇所を調べる
まずは、雨漏りの原因になっている穴や隙間の場所を特定します。
雨が降った後や洗車後に車内の濡れている場所を確認しましょう。
運転席や助手席のドア付近、後部座席、トランクなどに発生しやすいため、重点的にチェックするのがおすすめ。
ある程度場所の見当がついたら、ジョウロやホースで穴がありそうな場所に水をかけてみます。
ドアからの伝い漏れがないか、天井自体にヒビが入っていないかなどを確認するとスムーズです。
原因箇所が見えにくい場合は、内装パーツを取り外して行いましょう。
⒉車体に合ったコーキング剤を準備する
続いて、修理に必要な道具を準備します。
ガラスの周囲などの隙間を埋めるのに適しているのは、シリコン素材のコーキング剤です。
粘度や硬化後の固さ、柔軟性を重視して修理箇所に適したものを選びましょう。
瞬間接着剤は、溶剤の効果でガラスが割れてしまう恐れがあるため車に使うのは厳禁。
また、金属パテを使うこともできますが、難易度が高くやり直しがきかない素材のため、こちらもおすすめできません。
後からはがすことができない素材を使ってしまうと、失敗したときや後から業者に修理をお願いしようとしたときに、再補修ができなくなってしまうためです。
必ず、シリコンやゴム素材のコーキング剤を選びましょう。
このとき、コーキング剤を塗るためのヘラや、下地を整えるためのサビ取り剤なども用意しておくと便利です。
⒊塗る場所を整える
道具の準備ができたら、コーキング剤を塗る場所を整えます。
邪魔なパーツは外して、周りを水洗いしておきましょう。
塗布するコーキング剤を密着させるためには、表面はなるべく磨いておくのがコツ。
古いコーキング剤がついていればマイナスドライバーの先などを使って削っておきます。
そして、サビはサビ取り剤などを使ってしっかりと取っておきましょう。
サビが残った状態でコーキング剤を塗ってしまうと、劣化した部分にそのまま蓋をしているようなもの。
腐食が進む原因になりますので、必ずサビを取りきるように注意しましょう。
また、塗りたい場所の周囲にネジ穴がある場合は、コーキングが付いてしまわないようにマスキングテープで保護しておくと安心です。
⒋コーキング剤を塗って乾かす
下地が整ったら、コーキング剤を塗っていきます。
チューブから塗りたい場所へコーキング剤を出し、ヘラなどを使ってならしましょう。
厚みを持たせるとより強度が出るので、薄くならしすぎず盛るようにするのがおすすめ。
穴がふさがったら、乾燥させます。1時間ほどで表面が乾き、丸1日経てば完全に硬化します。
乾燥させた後、念のためにもう一度水をかけて雨漏りしていないかを確認すると良いでしょう。
車の雨漏りを防止する方法
ここまでは、車の雨漏りを直す様々な方法について解説してきました。
では雨漏りを再発させないためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
そこで、雨漏りの以下の2つの防止法について説明します。
- 風雨・紫外線を避ける
- サンルーフのメンテナンスをする
1つずつ詳しくみていきましょう。
風雨・紫外線を避ける
1つ目の防止法は、車が風雨や紫外線にさらされるのを避けることです。
車のボディやウェザーストリップは、風雨や紫外線によって劣化します。
そのため、劣化を防止する一番の方法は、ガレージや屋根付きの駐車場を使うようにすること。
特に、紫外線を100%カットできるポリカーボネート製の屋根がおすすめです。
ポリカーボネートはプラスチックの一種。
紫外線に強いだけでなく、-40~125℃と幅広い温度に耐えられるとても丈夫な素材です。
駐車場に屋根をつけるのが難しい場合は、カバーをかけるという方法もあります。
このように車を紫外線や風雨から守ることで、劣化による雨漏りを防止しましょう。
サンルーフのメンテナンスをする
2つ目の防止法は、サンルーフのメンテナンスをしておくこと。
ここまででも説明してきた通り、サンルーフがついている車は特に雨漏りに注意する必要があります。
時々サンルーフを開放して、ウェザーストリップへかかっているストレスを取ってあげることで劣化を防止しましょう。
また、ドレンホースが詰まらないよう、こまめに掃除をしておくことも大切です。
そのためには、針金などを使ってホースの中のゴミを取り除いておくのがおすすめ。
ホースを傷つけないように、針金の先は丸めておきましょう。
サンルーフつきの車に乗っている方は、雨漏り対策としてぜひ以上のようなメンテナンスを意識してみてくださいね。
車の雨漏りを放置するのは危険!
車の雨漏りの修理は簡単ではないため、面倒に感じることもあるでしょう。
しかし、雨漏りを放置すると以下のようなリスクがあります。
- 電気系統からの漏電
- サビによるボディの劣化
- カビによる異臭
最悪の場合、車が動かなくなったり怪我をする危険性もあるため、1つずつ確認しておきましょう。
電気系統からの漏電
雨漏りを放置すると、車の電気系統からの漏電が起きる危険性があります。
電気によって動いている精密機器は、車にとって欠かせないものです。
雨漏りによってそうした機器が濡れてしまうと起こるのが、電気系統のショートや漏電。
特にシートの下にある電子制御ユニットに水がついてしまうと、破損の原因になります。
最悪の場合、漏電したところに引火して火災にまで発展してしまうのです。
車において重要な役割を果たしている電気系統に悪影響が出ないよう、雨漏りには素早く対応するようにしましょう。
サビによるボディの劣化
サビによってボディの劣化が進んでしまうリスクも、雨漏りによって大きくなります。
本来は雨水が入らない部分にまで入ってしまうと、フレームなどがサビてしまいます。
サビによって起こるのが、ボディの強度の低下。
さらに、サビた部分から徐々に腐食が進むと強度はどんどん下がっていきます。
ボディが弱くなってしまうと、車の寿命も縮まってしまうのです。
車を長持ちさせるために、雨漏りを放置せずサビを発生させないようにしましょう。
カビによる異臭
さらに、雨漏りを放置するとカビが発生し異臭がするようになってしまうことも。
雨漏りによって車内が湿気ると、カビが発生してしまいます。
特にシートやエアコンの内部のカビは、簡単には取り除くことができません。
そのため、車内にはカビのニオイが常に漂うことになってしまいます。
車内を清潔に保つためにも、雨漏りはきちんと修理しておくのがおすすめです。
修理代が高額な車は手放す選択肢も
雨漏りの修理代が高くなってしまう場合は、車を乗り換えるのも選択肢の1つです。
しかし、雨漏りのような不具合がある車の場合、中古車としては価格がつきにくくなっています。
というのも、中古車買取業者では「中古車として他のお客さんに高く売れるかどうか」を基準に査定を行っているため。
不具合がある車だと、他のお客さんへ売りにくいことから査定金額が低くなってしまいます。
そんなときは、廃車買取を利用するのがおすすめ。
廃車買取業者では、車を資源として売却したり使える部品を取り出してお金に換えたりしているため、不具合がある車でも高価買取が可能です。
廃車買取業者の「ハイシャル」では、プロのスタッフがあなたの車を査定し、日本全国どこでも引き取りにうかがいます。
いずれも無料で行っておりますので、車を手放すかお悩みの方もお気軽にお問い合わせください。


0120-610-262
まとめ
ここまでの内容を振り返ってみましょう。
車の雨漏りの原因には、衝突や劣化によってできた隙間、ドレンホースの詰まり、設計上の問題などがあります。
業者での修理費用は1万円ほどで済むケースもあれば、補修に数十万円かかるケースも。
修理費用を安くするには、板金工場へ直接依頼したり相見積もりをとったりするのがおすすめです。
販売店保証や車両保険を使えるかどうかも確認してみましょう。また、自分で応急処置やDIY修理を行う方法もあります。
風雨や紫外線を避け、サンルーフのメンテナンスを行うことで雨漏りは防止できます。
雨漏りは放置すると最悪の場合火災の原因にもなってしまうため、対処を怠らないように注意しましょう。
もしも車の雨漏りの修理代が高額になってしまうのであれば、廃車買取に出すという選択肢も。
弊社「ハイシャル」では、雨漏りが起こった車でも積極的に買取・引取を承ります。


0120-610-262