「アクセルを踏むと車が振動する」
「不具合の原因や対処法を知りたい」
「修理にはいくらかかるのかな?」
このようなことで悩んでいませんか?
アクセルを踏んだときに振動がすると「大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。
不快な振動が起きるたびにストレスがかかり、運転に支障がでてしまう可能性も少なくありません。
そこで今回は、
- アクセルを踏んだときに振動が起こる主な原因
- 対処法と修理費用の目安
- 修理の依頼方法
について解説します。
この記事を読めば、アクセルを踏んだときに車の振動が起こる原因がわかります。
対処法や修理費用もお伝えするので、修理箇所や必要な金額の目安もわかりますよ。
車の振動は放置してしまうと、致命的な故障につながるケースもあります。
「振動ぐらいたいしたことない」と甘く見ず、早めに修理を依頼しましょう。 12月中に廃車すると
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アクセルを踏んで振動する主な要因3選と対処法
アクセルを踏んで車が振動を起こす原因は、主に以下の3つの要因が考えられます。
- エンジン系
- トランスミッション系
- サスペンション系
振動がするといっても、故障箇所によって原因や対処法は変わります。あなたの車から出る症状に当てはめながら、参考にしてみてください。
原因の主な3系統 | 部位と原因 | 見分け方 | 対処法と費用 | |
エンジン系 | エンジンマウント | 劣化 | エンジン回転に連動してカタカタと異音がする、エンジンルームから聞こえる音が大きくなる、エンジンをかけている間常に振動しているなど。 エアコンを入れ負荷をかけたりするとさらに振動が大きくなることも。 |
エンジンマウントの交換 ▶ 15,000円〜30,000円 |
イグニッションコイル | 故障 | アイドリングが不安定になって振動が生じ加速がもたつく。 中にはチェックランプが点灯しエンジンのかかりが悪くなることも。 |
イグニッションコイルの交換 ▶ 1本10,000円〜15,000円 | |
プラグ | 消耗・故障 | 正常に火花が飛ばず適切なタイミングで点火を行えなくなる。 アイドリングが不安定、上手く加速できずに振動する。 ※故障時の症状はイグニッションコイルと類似しており見分けが困難。 |
プラグの交換 ▶ 1本1,000円〜2,500円 | |
トランスミッション系 | トランスミッション | ジャダー現象 | ハンドルがガタガタと揺れそれにともないドドドドっと異音がする。 トランスミッションが原因でこれが起こる場合は、発進時にクラッチが上手くつながらず振動が起こることが多い。あきらかに異常な振動と異音がする。 |
ミッションオイルの交換 ▶ 6,000円〜10,000円 ミッション内部品の交換 ▶ 50,000円〜200,000円 |
サスペンション系 | アッパーマウント | ゴム劣化・へたれ | アクセルを踏んで振動が起きる以外にも段差を乗り越えるたびにガタガタと異音がするなど。 | アッパーマウントの交換 ▶ 1箇所20,000円前後 |
- それでは、主な3要素の詳しい内容を見ていきましょう。
- エンジン系(エンジンマウント、イグニッションコイル、プラグ)
- トランスミッション系
- サスペンション系
エンジン系の不具合
エンジンの不具合で車が振動する場合、原因は次の3つが考えられます。
- エンジンマウント
- イグニッションコイル
- プラグ
1つずつ解説します。
エンジンマウント
エンジンが原因で車が振動する場合は、エンジンマウントの劣化が考えられます。
エンジンマウントとは、エンジンを車体に固定するために使われる部品です。
一般的に3〜4箇所使用されており、車種によって変わります。
主な役割はエンジンの振動を抑えること、エンジンの位置を固定すること、他の部品との緩衝を防ぐことです。
エンジンマウントは鉄のリングのような部品にゴムがはまっており、その間に刺したボルトでエンジンと車体を固定する仕組みです。
鉄のリングにはまっているゴムが年数とともに劣化したり、破れたりすると、振動を吸収しきれなくなります。
エンジンマウントが劣化すると、エンジン回転に連動してカタカタと異音がする、エンジンルームから聞こえる音が大きくなる、エンジンをかけている間常に振動しているなどの症状がでます。
AT車ならNからDレンジに入れると大きな振動が起きたり、エアコンを入れて負荷をかけたりするとさらに振動が大きくなることも。
放置すると、発進時や走行時の振動が大きくなり乗り心地が悪くなる、エンジンの位置が上手く固定されないので他の部品と緩衝し傷つけてしまうなど、故障箇所が増える原因にもなります。
ゴムが劣化してもボルトが抜けない限りエンジンが脱落することは考えにくいですが、エンジンマウント以外の部品が故障する可能性があります。
異変を感じたらすぐに修理を依頼しましょう。
交換時期の目安は10年または走行距離100,000㎞のどちらか早いほうで、費用は15,000円〜30,000円ほどです。
イグニッションコイル
イグニッションコイルとは、エンジンの点火装置の1つです。
エンジンの始動にはプラグによる点火が必要で、プラグを点火させるために電気を供給する部品がイグニッションコイルです。
イグニッションコイルが故障すると、すべてのプラグで点火が行われず、故障した箇所が不発になり規則的な爆発ができません。
そのためエンジンが正常に作動できず、アイドリングが不安定になって振動が生じ、加速がもたつきします。
中にはチェックランプが点灯し、エンジンのかかりが悪くなってしまう場合もあります。
そのまま放置すると、アイドリング時にエンジンが停止してしまったり、点火が上手く行えずエンジンがかからなくなったりする恐れも。
対処法は壊れたイグニッションコイルの交換です。
交換時期の目安は走行距離100,000㎞で、費用は1本10,000円〜15,000円ほどです。
プラグ
プラグとはエンジンの点火装置の1つで、イグニッションコイルから供給された電気によって火花を発生させ、圧縮された混合気に点火し爆発を起こす役割があります。
プラグに不具合がある場合、正常に火花が飛ばず適切なタイミングで点火を行えなくなるので、アイドリングが不安定、上手く加速できずに振動が起きるなどの症状がでます。
プラグは故障時の症状がイグニッションコイルとよく似ているので、見分けるのは難しいです。
このような症状がでたら早めに修理を依頼して、故障の原因を特定しましょう。
不具合をそのまま放置すると、エンジンがもつ本来のパワーを発揮できず、燃費が悪くなります。
最悪の場合、失火によるエンジンの振動でエンジンマウントなど他の部分にも負荷がかかり、故障箇所が増える可能性も。
プラグは消耗品なので、定期的な点検と交換をおすすめします。
交換時期の目安は一般的なプラグだと走行距離10,000㎞〜20,000㎞、長寿命タイプのプラグだと100,000㎞です。
費用は1本1,000円〜2,500円ほどです。エンジンの気筒数によって本数や工賃も変化するので、確認してから依頼しましょう。
トランスミッション系の不具合
次は、トランスミッション系について見ていきましょう。
トランスミッションとは、ひと言でいうと「変速機」です。
さまざまな歯車や軸から構成される部品で、エンジンの回転数や走行中の負荷によってギヤを変え、エンジンの駆動力をタイヤに伝えます。
身近なものだと、自転車についているギヤチェンジのようなイメージです。
自転車をこぎはじめるときはグッと力が必要になるため、低速ギヤで発進します。反対に、スピードにのるとパワーは必要ないので、高速ギヤに切り替えます。
負荷に応じてギヤを変えていくことで、スムーズな走行が可能になるのです。
そのため、トランスミッションが上手く作動しないと、アクセルを踏んだときに振動が起こる原因になります。
トランスミッション
トランスミッションの不具合で多いのは、ジャダーとよばれる現象です。
ジャダーとは、ハンドルが異常な振動を起こす、左右にゆれる、異音がするなどの現象のことです。
ジャダーが起こると、ハンドルがガタガタと揺れ、それにともないドドドドっと異音がします。
トランスミッションが原因でジャダーが起こる場合は、発進時にクラッチが上手くつながらず、振動が起こることが多いです。
あきらかに異常な振動と異音がするため、気づかない人は少ない印象です。
しかし、そのまま放置してしまうとハンドル操作に支障がでて、大きな事故を起こす原因になりかねません。
ミッション内部や周辺の部品への影響も考えられます。できるだけ早めに整備工場へ修理を依頼してください。
対処法はミッションオイルの交換で、交換時期の目安はメーカーや車種によって異なります。
だいたいの目安は走行距離40,000㎞〜100,000㎞の間です。費用は6,000円〜10,000円ほど。
ただし、ミッションオイルを交換しても直らない場合はミッション内部の部品を交換する必要があります。
交換費用は50,000円〜100,000円、ミッション本体を乗せ換えになると200,000円以上かかることも。
大がかりな修理をさけるためにも、定期的な点検と、適切な時期にミッションオイルの交換をおすすめします。
サスペンション系の不具合
最後にサスペンション系の不具合を解説します。
車の振動はエンジンやミッションだけが原因ではなく、サスペンションなどの足回りが影響している可能性もあります。
サスペンションは、地面からの振動を直接受けて緩和する役割をしています。
多くの部品はゴムなどのブッシュ類で構成されており、年数がたち劣化してくるとアクセルを踏んだときの振動につながる可能性もゼロではありません。
アッパーマウントなど
サスペンション系の不具合で振動につながりやすいのが、アッパーマウントとよばれる部品の故障です。
アッパーマウントとは、車とサスペンションをつなぐ部品で、路面からの振動を吸収したり乗り心地をよくしたりといった役割をしています。
主に金属とゴムで構成されているので、年数や走行距離によってゴムが劣化すると振動が起きる原因になります。
アッパーマウントのゴムがへたると、アクセルを踏んだときに振動が起きる以外に、段差を乗り越えるたびにガタガタと異音がするなどの症状がでるので、ほかの不具合よりも見分けやすいです。
しかし、修理をせずに放置してしまうと、振動がひどくなり乗り心地が悪くなる、ハンドル操作がしにくくなるなどのリスクがあります。
周辺部品の故障にもつながるので、早めに修理を依頼しましょう。
対処法はアッパーマウントの交換です。
交換時期は10年か走行距離100,000㎞のどちらか早いほう、費用の目安は1箇所20,000円前後です。
ただし、走行の仕方や車種によって交換時期は変化するため、異常を感じたらすぐに交換することをおすすめします。
車の修理や部品交換などはどうすれば良いか?
ここまでアクセルを踏んだときに起こる主な3つの要因を解説してきました。
では、どこに修理を依頼すればいいでしょう?
車の修理や部品交換をするには、主に次の3つの場所に依頼できます。
- ディーラー
- 整備工場
- カー用品店
場所別のメリットとデメリットを一覧表にまとめましたので、まずはご覧ください。
車の修理を依頼できる場所 | メリット | デメリット |
ディーラー |
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整備工場 |
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カー用品店 |
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ディーラーに修理を依頼するメリットは、純正部品を使用することと整備士の技術が高いことです。
取り扱う車種が限られているため、修理のノウハウや車種によって壊れやすい部品などを把握しており、メーカー保証の対象部品なら無償で修理を受けられる可能性もあります。
しかし、保証対象外の修理だと工賃や部品などが高くなってしまいます。費用よりも質やサービスなどの安心感を重視する人は、ディーラーに依頼しましょう。
整備工場は、純正部品ではなく汎用性の高い部品を使用し、工賃もディーラーより安い場合が多いです。
さまざまな車種に対応しているので、知識や経験も豊富です。修理内容も交換ではなく修理を優先する工場も少なくありません。
ただし、整備工場によっては技術力の低い業者もいます。信頼できる、高い技術をもった整備工場に依頼しましょう。
少しでも費用を抑えたいけれど、しっかりと修理をしたい人におすすめです。
カー用品店では、簡単な修理に対応しており、比較的安く費用を抑えられます。
交換する部品を店内から選べ、料金設定がはっきり決まっているので、修理にかかる費用がわかりやすいのがメリットです。
しかし、技術力ではディーラーや整備工場より劣る業者が多いです。大がかりな修理が必要な場合は依頼を断られる可能性もあります。
簡単な修理で済む場合や、最低限の費用に抑えたい人にはおすすめです。
まとめ
ここまで車のアクセルを踏んだときに起こる振動について、原因や対処法を解説しました。
車のアクセルを踏んだときに起こる振動は、主にエンジン系、トランスミッション系、サスペンション系の3つから考えられます。
日々のメンテナンスをしっかり行っていれば防げるものもありますが、年数や走行距離によっては交換や修理を必要とする場合もあります。
特に、エンジンやトランスミッションが不具合を起こし、気づかずに放置してしまうと取り返しのつかないことになりかねません。
異常を感じたらそのままにせず、できるだけ早く修理を依頼してください。
もし、修理費用が高額になってしまったときは、廃車の検討をおすすめします。
年式や走行距離を考慮して、あと何年乗るのか、高額な修理費用を払う価値はあるのかなど、あなたのカーライフを見直しましょう。
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