「排気量が2,400ccの場合、支払うべき自動車税はいくら?」
「2.4Lの車検時にかかる自動車重量税はいくら?」
上記のように2,400ccの車に対して、疑問をお持ちではありませんか?
排気量が2,400ccの車には、次の2つの税金がかかります。
- 自動車税(4月1日時点の車の所有者にかかる税金)
- 自動車重量税(車検時に車両重量に応じてかかる税金)
その他、車を所有していると、税金以外にも車検の費用や保険代、ガソリン代、駐車場代など、さまざまな維持費が発生します。
そこで今回は、2,400ccの車を所有することで必要な費用を具体的に解説します。
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2400ccの車にかかる税金
先ほど触れた通り、2400ccの車にかかる税金は、以下の2種類です。
- 自動車税(43,500円~)
- 自動車重量税(8,200円~)
それぞれの概要と金額について、より詳しくみていきましょう。
2400㏄の車の自動車税
自動車税とは、4月1日時点で車を所有者に対して、1年に1回発生する地方税のこと。
「車の所有者」というのが課税の条件であるため、「持っているが使っていない」「車検が切れている」という状態にあっても支払わねばなりません。
ただしカーリースの場合、自動車税を支払うのは車の所有者であるリース会社。
自動車税はすでにリース料金の中に含まれているため、借りている人が別途税金を払う必要はありません。
排気量別の自動車税の金額は下記の通りです。
排気量 | 12年まで | 13年経過後 | |
---|---|---|---|
~2019/9/30に新車登録 | 2019/10/1~に新車登録 | ||
1,000cc以下 | 29,500円 | 25,000円 | 約33,900円 |
1,000cc~1,500cc | 34,500円 | 30,500円 | 約39,600円 |
1,500cc~2,000cc | 39,500円 | 36,000円 | 約45,400円 |
2,000cc~2,500cc | 45,000円 | 43,500円 | 約51,700円 |
2,500cc~3,000cc | 51,000円 | 50,000円 | 約58,600円 |
3,000cc~3,500cc | 58,000円 | 57,000円 | 約66,700円 |
表の通り、2400㏄の車の場合、基本的に自動車税は年額45,000円です。
ただし、2019年10月1日以降に登録された新しい車であれば、割引がされた43,500円。
反対に、新規登録から13年以上経っている古い車の場合は重課の対象となるため、約51,700円かかります。
古い車ほど自動車税が高くなると覚えておくと良いでしょう。
なお、「ディーゼル車」の重課のタイミングはガソリン車と異なりますので注意が必要です。
ディーゼル車の重課のタイミングや税金額など詳しくは下記のコラムをご参照ください。
2400㏄の車の自動車重量税
自動車重量税とは、車両重量に応じて発生する国税で、車検を受ける際に支払います。
自身の車の重量は、車検証の車両重量でチェックできます。
※車両総重量ではないので、間違わないようにご注意してください。
自動車税とは異なり、車を使用していない場合は支払い義務がありません。
重さごとの税額は、以下の通りです。
重量 | 12年まで | 13年経過後 | 18年経過後 |
0.5t | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
---|---|---|---|
〜1t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
〜1.5t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
〜2.0t | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
〜2.5t | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
〜3.0t | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
軽自動車
(重さは問わない) |
6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
参照:国土交通省
上記からもお分かりいただける通り、自動車重量税は、13年・18年経過すると金額が高くなります。
詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
【車種別】排気量2400㏄(2.4L)の車の税金はいくら?
2,400ccの車には、さまざまな車種が存在します。
こちらでは車種別で1年ごとにかかる税金(自動車税、自動車重量税)を見ていきます。
車種 | 車両重量 | 自動車税 | 重量税(1年分) | 合計 |
デリカD:5 | 1930~1980kg | ¥45,000 (約¥51,700) |
¥32,800 (約¥45,600) |
¥77,800 (約¥97,300) |
---|---|---|---|---|
ハリアー | 1530~1950kg | |||
エスティマ | 1730~1880kg | |||
オデッセイ | 1650~1710kg | |||
ステップワゴン | 1710~1840kg | |||
レヴォーグ | 1550~1630kg | |||
ヴェルファイア | 1970~2150kg | ¥41,000 (約¥57,000) |
¥86,000 (約¥108,700) |
|
ランドクルーザープラド | 2050~2330kg |
※()内は13年経過した際の金額
18年経過している場合は、先ほど紹介したように自動車重量税がさらに重課されます。
先述した早見表と合わせてチェックしてください。
4ナンバーの商用車の場合、税金は優遇される
4ナンバーとは、軽トラックのような小型貨物自動車につけられるナンバーのこと。
一般家庭で用いられる3ナンバーや5ナンバーの車は人が移動するために用いられる車です。
一方で4ナンバーは、荷物を運ぶことを目的とする車が当てはまります。
上記のような目的を持っていることから、バンやトラックなどが主に該当します。
ナンバープレートを見た際、上部に地域名と数字が書かれているのがお分かりいただけるでしょう。
こちらの数字が「4」で始まっている車こそが、4ナンバーの車です。
例として、「横浜400」と書かれている車があればそれは4ナンバーの車だと言えます。
事業・営業用の商用車である4ナンバーの車は、乗用車に比べて税金が優遇されます。
理由は、税額を決定する基準が異なるためです。
乗用車は、排気量に応じて自動車税が変わります。
一方で4ナンバー車の自動車税は、排気量ではなく積載量(積める荷物の最大重量)によって決まるのです。
2,400cc(2,001〜2,500cc)の乗用車の自動車税は、45,000円。対して商業車の場合は、13,800円と大幅に安くなっています。
ちなみに4ナンバーの車は、自動車税だけでなく自動車重量税も税額の決定基準が異なっており、優遇されています。
4ナンバーの軽自動車は価格が安く税金も優遇されています。さらに燃費も良いため、人気が高い車のひとつです。
排気量2400㏄(2.4L)の車の維持費
車とは、あらゆる面でお金がかかるもの。どういった費用がかかるかが見える化されていないと、不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで2,400ccの車にかかる税金の次は、車の維持費についても見ていきましょう。
排気量2400㏄の車を所持することでかかる費用としては、以下のようなものが挙げられます。
- 車検などでの整備費用:およそ2~5万円
- 保険代:およそ8,000円~5万円
- ガソリン代:年間およそ6万円
- 駐車場代:およそ20万円
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
車検などでの整備費用はおよそ2~5万円
車検などを受ける上で発生する整備費用は、2〜5万円程度です。
総務省の「家計調査家計収支編詳細結果表」によると、自動車整備費の平均支出金額は26,578円となっています。
ちなみに車検を受ける上でかかる主な費用は、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代の3つ。
印紙代とは、車検を受ける上で発生する手数料のことです。
自賠責保険料については、後ほど解説します。
車検にかかる費用は、どこに依頼するかによっても大きく異なります。
かかる費用の内訳やそれぞれの概要について知っておくことで、車検費用をより抑えやすくなるでしょう。
車検を受ける上で発生する詳しい費用について知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
保険代はおよそ8,000円~5万円
排気量に関わらず、保険代はどのような車であっても発生するもの。
車の保険は、自賠責保険と自動車保険料(任意)の2つに分けられます。
総務省の「家計調査家計収支編詳細結果表」では、自賠責保険が7,772円、自動車保険料(任意)は40,857円が平均となっています。
自賠責保険とは、車を持っている人が加入を義務づけられている強制保険のことです。
補償対象は対人事故のみとなっており、物損事故には対応していません。
交通事故があった時に、加害者が負う経済的負担を補填するための保険です。
自賠責保険の保険料を支払っていない場合、公道を走ることができません。
「どの保険会社で加入しても保険料や補償内容は変わらない」という点も、大きな特徴のひとつです。
対して自動車保険料(任意)とは、入っても入らなくても良い保険のこと。
自賠責保険では対応しきれないような単独事故や、相手方の車の損害などを補償できます。
保険会社によって、金額が大きく変わります。
ガソリン代は年間およそ6万円
車に乗る上では、定期的にガソリンを補充する必要があります。
全国における1ヶ月あたりのガソリン代の平均は、5,000〜6,000円程度です。
総務省の「家計調査家計収支編詳細結果表」によると、2021年のガソリン代の全国平均は年間59,446円となっています。
ガソリン代は、入れる日や利用するガソリンスタンドの場所などによっても大きく変動します。
例えば高速道路の中にあるガソリンスタンドは、一般道のガソリンスタンドよりも5〜10円ほど料金が高めに設定されているケースがほとんどです。
一度利用するだけであればあまり影響はないものの、高速道路を使用する機会が多い方は年間で大きな差が出ている可能性が高いでしょう。
また、旅行に行く人の多い土日や、客足が遠のきやすい夜の間は、ガソリン代が割引していることも少なくありません。
逆に平日や昼の間にガソリンを入れることの多い方は、平均に比べて多くのガソリン代を払っている可能性があります。
駐車場代はおよそ20万円
車を所有する上では、停車しておくための駐車場代が必要となります。
総務省の「家計調査家計収支編詳細結果表」によると、全国における月極の駐車場代の平均は16,693円となっています。
では、年間ではいくらかかるのでしょうか。
上記の金額を12倍すると、単純計算で年間12万円を超える出費が発生することがわかります。
とはいっても、駐車場代はお住まいの地域によっても大きく異なります。
多くの人々が集まる都会にある月極駐車場を利用している方は、1ヶ月あたり5〜6万円と平均を大幅に超える支出金額になっているケースも少なくありません。
対して家にガレージがついている方など、月極の駐車場を借りる必要がない場合は大きく節約できるでしょう。
まとめ
最後に内容をおさらいします。
2,400ccの車にかかる自動車税は、45,000円です。
自動車重量税は重さによって変動するため、一概には言えません。上記でご紹介した税額の一覧表を、ご自身の車の重量と照らし合わせてみてください。
車を所有し続ける中では、車検費用や保険代、ガソリン代や駐車場代などさまざまな維持費が発生します。
また、税金は一定の年数が経過すると、環境破壊を防ぐ目的で金額が高くなる仕組みとなっています。
自動車税は13年、自動車重量税は13年・18年経過すると重課されるため、しっかりと覚えておきましょう。
当記事をお読みいただく中で、「2,400ccの車は税金が高いな」「車っていろんなお金がかかるな」と感じられた方も多くいるでしょう。
税金や維持費を抑えたい方は、思い切って車を手放してみてはいかがでしょうか。
とはいえ年式の古い車を中古車買取業者などに売るのは、あまりおすすめできません。というのも、古い車は高値がつきにくい傾向にあるためです。
中古車買取業者は、ユーザーから売られた車をそのまま再販する形で利益を得ています。したがって、古い車にはあまり高い価格をつけることができません。
車を手放したいと思った際は、ぜひ廃車買取業者のハイシャルにご相談ください。
廃車買取業者の場合、売っていただいた車をそのまま再販することはほとんどありません。
車の中の部品を取り出して部品単体で再販したり、車自体を資源として販売したりしているのです。
いずれも車本体の価値は利益に関係がないため、年式に関係なく高価買取が期待できます。
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