「車の運転中に事故に遭ってしまった。でも修理はせず、保険金を現金の形で受け取りたい…」
事故に遭われた方の中には、このように感じる方もいるかもしれません。
その一方「保険会社から出る保険金は修理のためにもらうお金だから、修理する気がないなら受け取れないのでは?」と考える方も少なくないでしょう。
この疑問について結論からお答えすると、事故に遭った車を修理しない場合でも保険金を受け取ることはできます。
この記事では、事故に遭った際の車の修理・保険金の受け取りといったテーマについて詳しく解説します。
また、後半では以下のような内容についても触れていきます。
- 保険金を使って車を修理すべきなのはどんなケースのときか
- 修理をしない場合、お得に事故車を現金化する方法について
事故車を修理せずに保険金をもらいたいと思っている方、事故に遭った車の処理方法に悩んでいる方はぜひご覧ください。
12月中に廃車すると
最
大
23,000
※普通自動車(1600CC)の場合※軽自動車には自動車税の還付制度はございません※自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。
保険金の使い道は自由
運転中に事故に遭った場合、保険会社から保険金を受け取ることができます。
こちらの費用は本来車の修理費用として用意されるものであり、受け取ったお金は車の修理を行うために使用するのが通例です。
では、こちらのお金を車の修理に使わず、自身のお金として受け取ることはできるのでしょうか。
結論、修理をせずに保険金を現金で受け取ったとしてもまったく問題ありません。
実のところ保険金はあくまでも「事故に遭った際に支払われるお金」というものでしかなく、「保険金は必ず修理に使わなければならない」といったようなルールはありません。
受け取った保険金の使い道は自由となるため、修理をしない場合でも保険金は受け取れます。
受け取った保険金は、新たな自動車の購入費用に回しても、ただお金を受け取るだけでも、どう使ってもOKです。
なお、保険金を修理目的以外で受け取る場合は受け取り方が変化するため注意が必要です。
修理目的で保険金を請求する場合、修理工場に見積もりを行ってもらいます。
しかし、修理を行わない場合は工場ではなく保険会社に見積もりを依頼する必要があります。
修理しない場合は、この点にしっかり注意するようにしましょう。
保険金を現金でもらう3ステップ
ここからは、保険金を現金で受け取るために覚えておくべき3つのステップについて解説します。
事故に遭っていない方も、事故に遭った際スムーズに対応できるよう事前に知っておくことをおすすめします。
①保険会社に連絡する
ステップ1は、「保険会社に連絡する」です。
まずは自身の保険会社へ連絡を行い、事故の状況を詳細に伝えましょう。
具体的には、契約者の名前や事故の日時、場所、原因、車の損傷度合いなどを話します。
この時点で修理しないことを決定していた場合は、その旨を保険会社に伝えてくことをおすすめします。
この段階で伝えておくことで、のちのち円滑に手続きを進めやすくなります。
②修理工場で見積もりを受け取る
ステップ2は、「修理工場で見積もりを受け取る」です。
保険会社への連絡が完了し、警察による現場検証が完了したら、車を修理工場に移動させます。
この際移動する修理工場は、自分で探すか保険会社からの紹介を受ける形となります。
車の損傷が少ない場合は、自分で事故車を運転して修理工場まで移動させます。
それが難しい場合は、レッカーを手配して運んでもらいましょう。
保険会社側でレッカーの手配を行ってもらえるかどうかは、会社によって異なります。
この点については、事前に確認しておくと安心できます。
修理工場に到着後、修理費用の見積もりを行ってもらいます。
先ほどの通り、車の修理を行う場合は修理工場が見積もりをしますが、修理しない場合は保険会社の担当者が行います。
③保険金の請求書を提出する
ステップ3は、「保険金の請求書を提出する」です。
見積もりができると、そこで保険金の金額が決定されます。
保険金額を確認し、保険金の請求を行いましょう。
保険金の請求を行うためには、保険金請求書などの書類提出が必要となります。
書類が提出できたら、すべきことはこれで終わりです。
あとは保険金が振り込まれるのを待ちましょう。
保険を使って事故車を修理してもよいケース
ここからは、保険を使って事故車を修理しても良い具体的なケースについて解説します。
価値のある車で車のダメージが少ない場合
修理しても良い1つ目のケースは、価値がありかつダメージが少ない車の場合です。
事故にあった車が高級車や人気車の場合、手放すのが惜しいと感じるケースもあるでしょう。
加えて車のダメージがそこまで多くないのであれば、修理費用もかさみにくいため、修理を行って乗り続けるのも十分にありだと言えます。
愛着があり車を手放したくない場合
修理しても良い2つ目のケースは、自身の車に愛着がある場合です。
長年旅を共にしてきた車に対して、大きな愛着を持っている方は少なくないでしょう。
愛車を自身の相棒のように感じている方は多く、そういったドライバーの場合事故に遭ったとしてもそう簡単に手放せない気持ちが強くなります。
そうしたケースの場合、無理に手放す必要はありません。
事故車を修理する時の注意点
車に価値がある場合や愛着がある場合、事故に遭っても手放したくないと感じる方がほとんどでしょう。
その場合は修理を選択することになりますが、修理という選択にあるのは必ずしもメリットだけではありません。
ここからは、事故車を修理する際に注意すべきポイントを解説します。
保険金の請求期限は3年
保険金が請求できるのは、被害に遭ってから3年以内と決められています。
このような請求期限は法律で定められており、加入している保険会社に関係なく同じ期限になっています。
「いつの間にか請求期限が過ぎてしまっていた」ということがないよう、先延ばしにせず早めに申請しましょう。あらかじめしっかりと期限を確認しておくことが大切です。
請求期限は、事故が起こってから3年となります。
事故が起こった日が保険期限内であれば良いので、請求は保険の期限が切れた後でも可能です。
とはいえ、期限ぎりぎりに請求するのはおすすめできません。
というのも、事故が発生してからしばらく放置していると、支払われる金額が減ってしまうリスクがあるため。
例えば、事故でついた傷を放置したまま走行を続けたとします。
しばらく経ってから保険金請求のためにその傷を見せても、放置したことによってダメージがより大きくなったものと判断され、修理金額を満額支払ってもらえないリスクがあるのです。
仮に傷が一切悪化しておらず、事故が起きた日とまったく同じ程度のダメージしか受けていなかったとしても、このように疑われてしまうこともあります。
このような誤解の余地がないように保険金はできる限り速やかに請求するのが、適切な金額の保険金を受け取りやすくするためにはおすすめです。
保険を使うと等級が下がる
事故車を修理する際の注意点2つ目は、保険を使うと等級が下がるという点です。
等級とは、自動車保険に設定された制度のことです。
等級はドライバーの過去の事故回数やその内容によって決められており、等級の高さは保険料の価格に直結します。
事故に遭った際自動車保険を利用すると、保険の等級が下がってしまいます。
等級が下がると保険料が高くなるため、金銭的負担が増えてしまう点に注意しましょう。
修理すると修復歴ありになる
事故車を修理する際の注意点3つ目は、修理すると修復歴ありになるという点です。
事故車の骨格部分を修理した場合、その車には「修復歴あり」という経歴がつきます。
ここには、大きく分けて2つのデメリットがあります。
1つ目は、売却時の値段が安くなる点です。
売却しようとした際、修復歴ありの車はない車に比べてどうしても買取価格が安くなってしまうというデメリットがあります。
査定価格マイナスを恐れて修復歴を隠すドライバーもいるかもしれませんが、それは絶対に避けるべきです。
修復歴を隠しても、査定士は工具の跡などの証拠から簡単に見抜くことができます。
また、隠すことは告知義務違反であるため、査定額を余計に引かれたり損害賠償請求されたりするリスクもあります。
今は手放す気がなくとも、将来的に自身の愛車を売る機会があるかもしれません。
その際に修理したことで価格が安くなってしまう可能性があるため、注意が必要です。
2つ目のデメリットは、修理を行っても中身までは完全に直しきれないという点です。
車を売る予定がない方は、今後もその車に乗り続けることになるでしょう。
しかしその場合、こちらの2つ目のデメリットに注意する必要があります。
車の修復歴は、車の今後の寿命にも大きく関わります。
その理由は、骨格は自動車の乗り心地や操作感に大きな影響を及ぼす部分だからです。
骨格が一度歪んだ車の場合、修理して外観を整えても中身まで完全に元に戻すことはできません。
そのため、修理を行った車はその後も不調や不具合などが起こりやすくなります。
不具合が多いと再度修理が必要になり、修理費用が複数回かかることにもつながります。
また、最悪の場合さらなる事故を招いてしまうリスクもあるでしょう。
修理を行ったからといって、完全に安心することはできないという点に注意してください。


0120-610-262
修理をせずに廃車買取としていう手段もある
上記のように、事故車を修理することにはさまざまなリスクやデメリットがあります。
修理を行った場合の金額は決して安くなく、最大で数百万円ほどかかることも十分にあり得ます。
そのため、事故車を修理したい特別な理由がなければ買取業者に買い取ってもらうのも手でしょう。
中には、「事故車を買い取ってくれる業者なんてあるの?」と思われる方もいるかもしれません。
たしかに、中古車買取業者やディーラーの場合事故車をお金に変えるのは難しいでしょう。
しかし、それを実現できる業者がひとつあります。
それが廃車買取業者です。
廃車買取業者は、廃車を専門的に買い取る業者のことを指します。
エアバッグが飛び出ている車や大きく損傷した車など、普通の中古車買取業者では対応が難しい車でも買い取ってもらうことができます。
事故に遭った車を簡単に手放せる上、お金に変えることができるため、手間やお金の面で得したい方にはうってつけの方法であるといえるでしょう。


0120-610-262
まとめ
最後に、今回の記事のおさらいをします。
車の運転中事故に遭った場合、車両保険に入っていれば保険金を受け取ることができます。
この保険金は通常事故車の修理に使用されますが、修理を行わない場合でも受け取ることができます。
保険を利用して事故車を修理すると、保険の等級が下がって保険料が高くなってしまうほか、車に「修復歴あり」の経歴がついて高く売るのが難しくなります。
大きな愛着のある車や価値の高い車でない場合は、修理をせず保険金を現金で受け取るというのも十分良い選択肢だといえるでしょう。
事故車をお得に手放したい方は、廃車買取業者に車を売ることをおすすめします。
ハイシャルは、お客様満足度98%の廃車買取業者です。
廃車手続きやレッカーもすべて無料でお引き受けするため、費用をかけずに車を売ることができます。
事故に遭った車を修理しないで現金にしたい方は、ぜひハイシャルにご相談ください。