車を運転していて、やかんのような形のオイルランプがピカッと赤く点灯してしまった。
いつも点灯する訳ではないけどオイルランプが点灯することがある。
上記のようなことがあれば、自分の車は壊れてしまっているの?このまま乗っていても大丈夫なの?と不安に感じてますよね。
今回はオイルランプが点灯した際の対処法について解説します。
オイルランプの点灯は非常に重大な故障の可能性があり、取返しの付かない事態になってしまうこともありますので早めの対応をしましょう。
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オイルランプの警告灯(油圧警告灯)とは?
オイルランプの警告灯の正式名称は「油圧警告灯」と言います
が、その他にも
・エンジンオイルランプ
・エンジンオイル警告灯
・オイルランプ
・油圧ランプ
などさまざまな名称で呼ばれることがあります。
油圧警告灯とは車のエンジンオイルの油圧が上昇しない場合に点灯します。
では、油圧が上がらない状態とはどのような状態なのでしょうか?
車はエンジン内にオイルを循環させており、オイルを各部に送るため圧力をかけているのです、そのオイルにかかっている力を油圧と言います。
その油圧を車がセンサーで監視し異常がないかを常にチェックしてくれています。
そして油圧が一定の数値以下になった場合、車が異常だと判断し油圧警告灯が点灯する。
という仕組みになっています。
赤いランプなので至急対応が必要
オイルランプは赤いランプです。
実は、警告灯には大きく分けて4種類あり、光る色によって危険度合いが異なります。
形は規格化されているため、軽自動車から高級外車、大型のトラックまでほぼ同じ。
そのため、どのような車であっても運転者が警告灯点灯時にすぐに状況が分かります。
警告灯の色 | 危険度 | 具体例 |
青色 | 危険性なし | 水温警告灯(青) |
緑色 | 危険性なし | アイドリングストップランプ |
黄色(オレンジ) | 危険な状態
しかしすぐに停車する必要はない |
エンジン警告灯
ABS警告灯 燃料警告灯 |
赤色 | 非常に危険な状態
出来るだけ早く停車した方が良い |
充電警告灯
ブレーキ警告灯 半ドア警告灯 |
上記の表からも分かるように、オイルランプの警告灯の点灯は赤色で非常に危険な状態を表しているのです。
そのまま走行することは非常に危険であり、事故につながる場合も考えられます。
そのため出来るだけ早く停車することが状況を悪化させないためにも重要になるでしょう。
もちろんこちらの警告灯も点灯した状態では車検は通りません。
参考程度に各色についてさらに詳しく説明していきます。
・青色 これは特に故障ではなく危険性はない。
水温が上がっていない場合に水温警告灯が青く点灯します。
これは特に異常ではなく温まりきっていないエンジンの保護のためのお知らせ的な役割。
点灯中は急加速や高回転などのエンジンの負担になるような走行は出来るだけしないでね、というような意味を持っています。
メーカーや車種によって緑色の場合、ない場合もあるため水温が低いのに点灯しないから故障という訳ではありません。
またハイビームが点灯しているのを知らせるランプも青色なことが多いです。
・緑色 これも特に故障ではなく危険性はない。
灯火類(ライト類)などの点灯や運転の補助的な機能の作動や状況を知らせる役割。
厳密に言えばこれは警告灯ではなくただのお知らせのためのランプでしかありません。
・黄色(オレンジ) これは故障または故障や事故につながる状態を表す。
黄色の警告灯は機能、部品の故障や異常を知らせたり、燃料が少ない状態を知らせたりする役割。
故障や異常はあるが緊急性がそれほど高いわけではなく、走行中に点灯、点滅した場合にも慌てて停車しなければいけないほどではありません。
しかし、緊急性が低いからといってそのまま放置は絶対にダメです。
警告灯が点灯している状態は異常であるため走行に不具合がでたり、他の箇所の故障につながることもおおいに考えられます。
もちろんそのままでは車検も通りません。
なので出来るだけ早めに整備工場やディーラーで見てもらいましょう。
例外的に燃料の給油ランプ(燃料警告灯)は車検には通りますが、燃料は小まめに入れましょう。
オイルランプが点く原因はエンジンオイルの減少が多い
では油圧が異常だと車が判断する原因はなんなのでしょうか?
原因として一番多いものはエンジンオイルの量が極端に少なくエンジン内をうまく循環させるには足りないという状況です。
オイルが足りなければもちろん油圧を上げることはできません。
オイルというのは本来は減ってはいけないものです。
しかし、エンジン内部の劣化やオイル漏れなどによりオイルが減ってしまうことが、古い車や走行距離が多い車、メンテナンスを怠っている車には起こってしまう症状なのです。
【4STEP】油圧警告灯が点灯した時の対処法
警告灯の意味は分かったけど、油圧警告灯が点灯してしまったら結局どうしたら良いの?
と困っている方も多いはずです。
ここからは油圧警告灯が点灯した場合の対処法を4項目に分けて紹介していきます。
ただちに車を安全な場所に停める
まずは、慌てずに安全な所に車を止めましょう。
もし安全な所に車を停止できない場合にはハザードランプを点灯させながらスピードを下げ安全な所を探します。
油圧警告灯が点灯したということは走行不能になったりエンジンが壊れてしまう可能性があります。
しかし慌てて車を停止したことで事故に合ってしまっては元も子もないです。
なので、まずは安全を第一に考え車を停車させ、停車ができたらエンジンも止めましょう。
エンジンオイルの量をチェックする
車を安全に停車することができたらエンジンオイルの量を確認しましょう。
エンジンオイルの量の確認は一般的にはエンジンルーム内のオイルレベルゲージで確認します。
オイルレベルゲージについている点と点の間までオイルがついていれば正常です。
注意点としては
・確認するためにオイルをゲージから拭う必要がありますがその時にゴミなどをエンジンに入れないようにする。
・エンジンオイルのレベルゲージとオートマチックオイルのレベルゲージを間違えないようにする。
・エンジン停止直後のエンジンは非常に熱いため他の所をむやみに触らない。
などです。
特にオートマチックオイルはエンジンオイルより繊細で小さな糸くず程度のゴミでも故障の原因になってしまうため注意が必要。
また車種によってはレベルゲージがなく車内のモニターなどで確認できるものもあります。
自信がない場合には取扱説明書にも記載されているので見ながら量を確認しましょう。
エンジンオイルを補充する
エンジンオイルの量を確認して量が少なかった場合にはオイルを足す必要があります。
油圧警告灯が点灯してすぐになら多少であれば自走しても問題ないことが多いので近くのオイルを入れることが出来る所を探しましょう。
オイルの給油が出来るのは
・整備工場
・ガソリンスタンド
・カーショップ
・自動車ディーラー(自分の車と他メーカーでも対応してもらえることが多い)
などがあります。
中古車屋さんなどでも車に関する商売をしている所であればエンジンオイルは置いてあることが多いのでまずは近場の所に聞いてみましょう。
オイルの量が正常(補充しても直らない)の場合はロードサービスを呼ぶ
オイル量が適正な場合やオイルを補充しても解決しない場合に部品の故障が考えられるため自走するのは危険です。
なのでロードサービスなどを利用しましょう。
もちろんオイル量の確認方法が分からない場合やオイル量が少なく自走が不安な場合にはすぐに利用することもできます。
任意保険に特約が付いている場合には無料でロードサービスが使用できるため保険会社にまずは連絡してみましょう。
また、運転者または同乗者がJAFの会員の場合にはJAFのロードサービスも無料で頼むことができます。
いつも修理や車検に出している自動車屋さんがあるのなら相談してみても対応してくれる場合もあるでしょう。
エンジンオイルの量でも解決しない場合の原因
エンジンオイルの量が適正であるのにオイルランプが点灯したままの場合、原因はなんだろうか不安になってしまいますよね。
ここからは、そんな人のためにも油圧警告灯の点灯のオイル量以外での下記の3つ原因
・オイルポンプの破損や摩耗
・オイルプレッシャースイッチの劣化
・オイルストレーナーの不具合
を解説していきます。
オイルポンプの破損や摩耗
車はエンジン内をオイルが常に循環しています。
そのオイルを循環させる部品、つまり油圧を発生させている部分がオイルポンプです。
人間で例えれば血液を循環させている心臓に当たる部品。
心臓が止まればもちろん血液が流れないようにオイルポンプが故障すればオイルは循環しません。
オイルポンプはエンジンが動いている間は常に回転しているので摩耗もしますし、破損もしますので油圧警告灯の点灯の原因になることもあるのです。
オイルプレッシャースイッチの劣化
オイルの油圧を車は常にセンサーが監視してくれていると説明しましたが、このセンサーがオイルプッレシャースイッチです。
油圧が正常であっても監視しているセンサーが正常であると判断しなければ車は異常だと判断し油圧警告灯を点灯させてしまうのです。
オイルプレッシャースイッチは電気を流す配線などもあり複雑で精密な作りとなっています。
そのため、単純な機械的な動きをする部品と比べて故障のリスクは高いと言えるでしょう。
オイルストレーナーの不具合
オイルストレーナーとは、オイルポンプの手前にあるオイルを吸い込む筒状の部品です。
全てのオイルはこの筒を通してオイルポンプに運ばれ、エンジン内を循環します。
オイルストレーナーの吸い込み口には目の粗いフィルターのようなものがついており、ここにゴミなどが詰まればもちろんオイルポンプまでオイルは行きつきません。
その他にも、エンジンの下部のオイルパンをどこかでぶつけてしまうことでオイルストレーナーまで破損してしまいオイルを吸えない状態に陥ることもあります。
走行し続けると最悪の場合エンジンが故障する
ここまでは、オイルランプの点灯の原因を説明してきました。
上記のような原因がもとで、油圧警告灯が点灯したまま走行してしまうと車はどうなってしまうと思いますか?
答えはエンジンが修理不能なほどの故障になってしまい走行不能になることもあります。
厳密には修理は可能ですが、修理をするよりもエンジンを乗せ換えた方が値段が安く済むほどの大掛かりな修理になってしまうのです。
エンジンオイルはエンジン内の部品の冷却や潤滑、保護など様々な役割を担う車の最重要な消耗品と言っても過言ではありません。
そのオイルが循環せずに部品の保護や冷却をしなくなるとエンジンの可動部は熱を持ち保護もされずに焼き付いてしまいます。
もちろんこれは最悪の事態でオイルプッレシャースイッチの故障などではここまでには至りません。
しかし、実際に油圧に異常がある状態で走行すれば起こる可能性は非常に高い故障なのです。
エンジンオイルの警告灯の点灯を防ぐ方法
油圧警告灯の点灯することがどれだけ危険な状態かというのは理解して頂けたと思います。
では、油圧警告灯を点灯させないためにはどうすれば良いか。
それは車の定期的なメンテナンスを怠らないことです。
特にオイル交換を定期的に行うことで油圧警告灯の点灯につながる故障の予防となります。
オイル交換はディーラーや整備工場、カーショップなどで、一般的な車であれば約5,000円で依頼できます。
5,000km走行時、年間に5,000kmも車に乘らない人は1年ごとの交換がおすすめです。
車を長持ちさせる役割があるので、長期的に見ると経済的です。
どうしても走行距離の多い車や年式の古い車は劣化によりオイルが減ってしまうこともあるでしょう。
本当はオイルが減ってしまう状態は良くないですが、修理しようとするとこれも非常に高額な修理になってしまうことが多いです。
延命処置的な意味合いでオイルを小まめに補充することで油圧警告灯の点灯や走行不能などの最悪の状態になることを防ぐことができるでしょう。
修理費用が高くなると車を手放すことも視野に入れる
さてここまで読んで頂いた方はすでに修理の見積もりをとっている人やエンジンオイルが減ってしまう車に乗っていて不安に感じている人もいるのではないでしょうか?
修理費用が思ったよりも高額になって困っている人も少なくないでしょう。
油圧警告灯が点灯してしまう車やオイルが減ってしまう車はメンテナンスが行き届いていなかったり、走行距離が多かったり、古い車なことが多いですが、あなたの
車も当てはまっていませんか?
そのような車は修理に出してその時に直っても、しばらくすると他の故障が出ることが多いです。
それならば、修理をせずに車を売却してしまい車を乗り換えることも1つの手です。
車の売却というととても大変なイメージがありますが、そんなことはありません。
・下取り
・中古車買取業者
・個人売買
など方法は多くあります。
比較的新しい車は上記の方法で売買することで高額で買い取ってもらうことも出来るでしょう。
しかしこの記事を読んで頂いた人の車は、油圧警告灯が点灯した車でなかなか高額な買取がしてもらえない、または値段を付けてもらえないなんてこともあります。
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修理依頼をする前に高い修理代を払う価値があるのかを考え、あなたの車がいくらで売れるかだけでも確認してみるのはいかがでしょうか?
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