「車のギアが入らなくなった!」
「シフトレバーが動かせなくなった…」
上記のような現象でお困りではありませんか?
突然ギアが壊れた場合、「何が原因なのか」「どうすれば直るのか」「修理にいくらかかるのか」とさまざまな不安がよぎりますよね。
ギアが動かない原因は、下記のようにAT車かMT車かによっても異なります。
AT車 | MT車 |
・バッテリーが上がっている
・ハンドルロック(ステアリングロック)がかかっている ・ヒューズ切れでブレーキランプがつかない ・シフトロックソレノイドの故障 ・電気系統の不具合 |
・クラッチを構成するパーツの不具合
・ボールジョイントの脱落 ・シフトスイッチ内部の劣化 |
当記事では、ギアが動かない時の原因・対処法・修理費用についてAT・MT別に解説します。
記事を読むことで、動かなくなったギアの適切な対処法が分かり、スムーズに対応できるようになるでしょう。
ギアが動かなくなって困っている方は、ぜひお読みください。
修理費用がかさみそうな方は、車を手放してしまうのも選択肢のひとつです。
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AT車のギアが動かない原因と対処法5選
まずは、AT車のギアが動かなくなったときに考えられる5つの原因について解説します。
原因・それぞれの対処法・かかる費用の目安は、以下の表の通りです。
原因 | 対処法 | かかる費用 |
バッテリーが上がっている | ・ジャンピングスタートを行う
・ジャンプスターターを使う ・ロードサービスを呼ぶ |
ジャンピングスタート:1,000〜2,000円程度
ジャンプスターター:数千円〜10,000円程度 ロードサービス:0〜10,000円程度 |
ハンドルロック(ステアリングロック)がかかっている | ハンドルを小刻みに左右へ回しながらエンジンを始動させる | 0円 |
ヒューズ切れでブレーキランプがつかない | ヒューズを交換する | 1,000円〜2,000円程度 |
シフトロックソレノイドの故障 | シフトロックソレノイドを修理する | 10,000円〜20,000円程度 |
電気系統の不具合 | 不具合が起きているパーツを修理する | 5,000円前後 |
それぞれの詳細については、以下で解説していきます。
バッテリーが上がっている
AT車の場合、バッテリーが上がっているとシフトレバーが動かせない状態となります。
シフトレバーが動かないだけでなく、エンジンも始動しません。
ちなみにMT車の場合、バッテリーが上がっていてもギアは動かせます。
バッテリー上がりは、主に以下のような方法で対処できます。
・ジャンピングスタートを行う
・ジャンプスターターを使う
・ロードサービスを呼ぶ
ジャンピングスタートとは、自身の車をブースターケーブルでバッテリーが正常な車に繋ぎ、電気を分けてもらうこと。
ブースターケーブル(1,000〜2,000円程度)と救援してくれる車さえ近くにあれば、実施できます。
ジャンプスターターとは、車のバッテリーを充電する小型充電器のこと。
ホームセンターや家電量販店に行けば、数千円〜10,000円程度で購入できます。
急なトラブルにスタッフが駆けつけてくれるロードサービスは、『JAFの会員』や『自動車保険のロードアシスタンス特約』を利用すれば、無料で利用できます。
JAFの未会員の方でも利用することができ、料金は13,130円になります。
ハンドルロック(ステアリングロック)がかかっている
ハンドルロックとは、車が盗難されるのを防止するために搭載されている安全装置のこと。
車にハンドルロックがついている場合、キーが抜かれた状態でハンドルを回転させようとすると、ロックされて回せなくなってしまうのです。
一度ハンドルロックがかかった車は、解除するまでエンジンがかかりません。
さらにAT車の場合、シフトレバーも動かせなくなります。
ハンドルロックがかかった際は、ハンドルを小刻みに左右へ回しながらエンジンを始動させることで解除できます。
ヒューズ切れでブレーキランプがつかない
続いて、ブレーキランプに問題がないかをチェックしてみましょう。
ギアは安全上、ブレーキが正常であることを確認できてから初めて動かせるようになっています。
ブレーキランプがつかない場合、ブレーキが正常であるというサインがギアに送られないため、動かせなくなるのです。
ブレーキランプがつかない主な原因としては、ヒューズ切れが考えられるでしょう。
ヒューズとは、電装品が過度な電流で壊れるのを防止するパーツのこと。
決められている数値より大きな電流が流れた際、切れる仕組みになっています。
ヒューズ切れを確認したい場合は、パーキングにした状態でブレーキを踏んでみましょう。このとき通常であれば「カチッ」という音が鳴りますが、ヒューズが切れていると音が鳴らないケースがあります。
ヒューズ切れに対処したい場合、ヒューズを交換する必要があります。
ヒューズの交換にかかる費用は、1,000円〜2,000円程度です。
シフトロックソレノイドの故障
シフトロックソレノイドとは、シフトレバーが誤作動しないようにする装置のこと。
ブレーキペダルが踏まれた際に送られてくる信号を受け、シフトレバーのロックを解除しています。
シフトロックソレノイドが壊れた場合、正しい信号が送れなくなってシフトレバーがロックされたままになってしまうのです。
通常の状態であれば、シフトレバーを動かす際にシフトロックソレノイドから「カシャ」という音が聞こえます。
それが聞こえない場合、故障している可能性があると言えるでしょう。
シフトロックソレノイドを修理すれば、ギアが動くようになる可能性があります。
修理にかかる費用は、10,000円〜20,000円程度です。
電気系統の不具合
電気系統に接触不良などの不具合が起きていると、シフトレバーが動かせなくなることがあります。
不具合が起きていると考えられる主な部品は、以下の通りです。
・ワイヤーハーネス(電線の束)
・カプラー(結合器)
・コネクタ
・アース
当ケースの場合、不具合が起きている部品を特定して修理を実施する必要があります。
不具合のある部品を素人が特定するのは困難なため、整備工場などのプロに点検を依頼しましょう。
修理にかかる費用は、5,000円前後です。
MT車のギアが動かない原因と対処法3選
AT車の次は、MT車のギアが動かなくなった時の原因を解説します。
主に考えられる原因とその対処法・かかる費用は、以下の表の通りです。
原因 | 対処法 | かかる費用 |
クラッチを構成するパーツの不具合 | パーツを交換する | 10~15万円程度 |
ボールジョイントの脱落 | ボールジョイントを交換する | 3,000円程度 |
シフトスイッチ内部の劣化 | シャフトを交換する | 5万円程度 |
それぞれの詳細については、以下で紹介していきます。
クラッチを構成するパーツの不具合
クラッチとは、ディスクの形をした動力伝達装置のこと。
エンジンの動力をタイヤに伝達したり、遮断したりするのが役割です。
クラッチは、以下3つのディスク型のパーツによって成り立っています。
・フライホイール
・クラッチディスク
・クラッチカバー
上記のパーツは、摩耗したり経年劣化したりすることで不具合が起こりやすくなります。
不具合があるとギアが入りにくくなることがあるため、整備工場やディーラーで交換を実施しましょう。
交換にかかる費用は、10~15万円程度です。
ボールジョイントの脱落
ボールジョイントとは、球型のジョイント(繋ぎ目)のこと。
車とタイヤを繋いでおり、タイヤが上下左右自由に動けるようにする役割を持っています。
ドライブ中に突然ギアの手応えがなくなり、グラグラし始めた場合、ボールジョイントが脱落した可能性が高いでしょう。
こうした脱落は、シフトレバーを支えるロッド(棒状のパーツ)のボールジョイントにつけられたゴム製パーツが劣化したことが原因で起こります。
ボールジョイントが脱落すると、変速機につながるロッドを動かせなくなり、変速が行えなくなったり正常な運転が難しくなったりする結果に。
「シフトレバーを上に引っ張ると持ち上がる」「ニュートラルにしていると、前後に遊びが出る」といった症状が見られる場合、ボールジョイントが脱落している可能性が高いといえます。
針金(ワイヤー)を使えば、脱落の応急処置が行えます。針金やワイヤーでボールジョイントを縛り、脱落しないようにしましょう。
なお応急処置を行って走行するのは、あくまでも近場に修理できる施設がある場合のみとしてください。応急処置した車で遠くに行こうとすると、思わぬ事故を引き起こす可能性があります。
近くに整備工場などがない場合や、車の構造に詳しくない場合は、ロードサービスを呼ぶようにしてください。
整備工場に着いたら、基本的にはボールジョイントを交換する形で対処することになります。
ボールジョイントの交換にかかる費用は、3,000円程度です。
シフトスイッチ内部の劣化
ギアが「動きはするが、かなり重い」という状態にある場合、シフトスイッチ(シフト操作を行うスイッチ)の内部にある樹脂部分にヒビが入っている可能性が高いでしょう。
シャフト(エンジンの動力を車輪に伝達する回転軸)が錆び付くと、シフトスイッチの体積が増えます。すると樹脂の部分が膨らんで圧迫されるため、割れる結果となってしまうのです。
樹脂部分が割れるほど膨らむと、摩擦係数が上昇してギアが重くなってしまいます。
当ケースの場合、シャフトが錆び付いていることが原因となるため、サビを落とすかシャフトを交換することで対処できます。
シャフトの交換にかかる費用は、5万円程度です。
修理費用がかさむなら乗り換えも検討
上記の通り、ギアが動かない場合さまざまな原因が考えられます。
無料で対処できるケースもありますが、中には数万円という高額な費用がかかってしまう場合も。
もうすぐ乗り換えようと思っている車の場合、高い費用を払って修理するのに抵抗を感じる方もいるのではないでしょうか。
ギアを動かすための修理費用を払うのが惜しいと感じた場合は、車の乗り換えも検討してみてください。
これらの業者は、売られた車をそのまま再販する目的で買い取っています。
そのため「ギアが動かない」などの不具合がある車については、良い値段をつけてもらえないケースがほとんどとなるのです。
1円でも高く買い取ってもらいたいのであれば、廃車買取業者への売却をおすすめします。
廃車買取業者では、車を資源として売ったり、中のパーツを取り出したりすることで利益を得ています。
そのため、車に故障箇所があっても査定にはあまり響きません。
ギアが動かない車であっても、高値を付けてもらえる可能性があるのです。
車を売る際は、ぜひ廃車買取業者のひとつであるハイシャルにお任せください。
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