早速ですが、車検や点検の際に、次のようなことを言われたことはありませんか?
・ブレーキパッドが減っている
・ブレーキパッドが変形している
・ブレーキパッドを交換した方が良い
ブレーキは安全に関わる重要な機能ですし、ブレーキパッドは消耗品な為、一定距離で交換が必要な部品です。
とはいえ、突然部品の交換が必要と言われても、知識や情報がないと慌ててしまいますよね。
そこで今回は、ブレーキパッド交換の費用と注意点について解説したいと思います。
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ブレーキパッドとは
自動車のブレーキは、基本的にディスクブレーキとドラムブレーキに分かれていますが、現在では大多数の車両がディスクブレーキを搭載しています。
ディスクブレーキを構成する部品の一つがブレーキパッドです。
ディスクブレーキは、ホイールの内側で回転している円盤(ブレーキディスク)を磨材で挟み、発生する摩擦力で車を減速させる仕組みですが、この磨材の部分がブレーキパッドになります。
ブレーキパッドはブレーキディスクより軟らかい材質のため、使用していくと磨耗していきます。
走行距離やブレーキの使われ方、車種や使用するブレーキパッドの材質によって寿命は変わりますが、ブレーキパッドは消耗品であり、いつかは交換が必要な部品です。
一般的には厚さで管理され、一定以下の厚みになると交換が必要になります。
溝が掘られているブレーキパッドは溝が無くなると交換時期のサインとなり、部品を外さなくても確認可能です。
また、パッドが変形(反り)した場合も交換が必要になります。
変形は熱、異物の噛みこみが原因の場合が多いです。
ブレーキパッドの交換費用
ブレーキパッドの交換で発生する費用は、「部品代(ブレーキパッド代)」と「工賃」です。
通常は、前輪左右だけ交換、後輪左右だけ交換、四輪全て交換のどれかになります。
車種によるところも大きいですが、費用のイメージとしては、2輪で1.5〜3万円になります。
その詳細について紹介します。
ブレーキパッドの本体価格
ブレーキパッドの本体価格は二輪で7,000円からとなっています。
これは下限にかなり近い価格なので、通常はもう少し費用がかかっても不思議ではありません。
車種によっては倍以上の価格になることもあるので注意してください。
また、同一車種でもブレーキパッドが複数種類ある場合は、値段にバラツキが生まれることもあります。
パッドの見積もりをもらった際に、値段が高額だと感じた場合は「どのような性能のブレーキパッドか」は聞いても良いかもしれません。
ブレーキパッドで重要なのは効力ですが、値段も重要な性能になりますので、妥協せず決めた方が後悔が少なくなります。
ブレーキパッドの工賃
ブレーキパッドの交換工賃の相場は2輪で6,000〜10,000円です。
工賃は、基本的に依頼する場所によって上下します。
余裕があれば、複数の場所に見積もりを取り、最安値の場所に依頼するのも良いかもしれません。
時間としては、二輪であれば1時間以下で作業可能です。
1時間で6,000〜10,000と聞くと「高い」と感じるかもしれませんが、プロが自分の車の大事な部品を、知識と経験を活かして交換してくれると思えば、それほど高くないと思います。
ブレーキパッドの交換を安くする3つの方法
交換の費用を抑えるには、「部品代」と「工賃」を圧縮する必要があります。
今回は3つの方法を紹介したいと思います。
ディーラーではなく整備工場やカー用品店に依頼する
工賃について、ディーラーは割高な傾向があります。
その分だけ、販売しているメーカーの車両についての知識は優れているため、同一メーカーでの部品の流用等の相談がある場合は、ディーラーに作業依頼をしても良いと思います。
また、「メーカーの看板を背負っている」こともあり安心感がある点も良い点です。
一方、整備工場やカー用品店はディーラーと比べると工賃が安い傾向があります。
よって安く抑えたいのであれば、整備工場やカー用品点に依頼することになります。
ディーラーと、整備工場・カー用品店に技術の差はありませんが、この時大切なのは「ブレーキパッドの交換は、国の認証を受けている整備工場・カー用品店に依頼する」ことです。
ほとんどの場合は問題ありませんが、重要な部品だけに、注意はしてください。
車検時にブレーキパッドの交換を依頼する
一般的に工賃は他の作業と合わせると安くなる傾向があります。
例えば、ブレーキパッドの交換はホイールを外す必要がありますが、一緒にタイヤも変えてしまえば、ホイールを外すのは一回で済み、工賃は安くなります。
同じ理屈で、車検時に不具合が見つかった場合、同時に交換することで工賃を圧縮できることがあります。
社外品や中古品・リビルド品を使用する
純正品の性能は最も性能や持ちのバランスが良いですが、割高な傾向があります。
一方で社外品や中古品・リビルド品は、純正品に対し性能も値段もピンからキリまであります。
安く良いブレーキパッドが見つかれば、部品代を圧縮することが可能です。
しかし、純正から変更するということは、良い方向にも悪い方向にもバランスを崩すことになります。
また、実績のないメーカーを選んでしまうと、トラブルのリスクもあります。
そういったリスクを考慮したうえで選択肢にしてみてください。
なおブレーキパッドは消耗品なため中古品の選択はオススメしません。
どうしてもの時は、残った厚みと変形については十分に注意してください。
素人がブレーキパッドを交換するのは危険
車を構成する部品の中で、不具合が起きると保安基準に適用しなくなる部品を「保安部品」といいますが、中でも「走る・止まる・曲がる」に関わる部品は「重要保安部品」といいます。
法律上では、自分の車両の場合は自分で交換しても良いですが、他人の車の場合、整備士資格を持っていないと違法となります。
ブレーキパッドの交換自体はそれほど難しい作業ではありませんが、プロの整備士は、知識と経験を持ち、適した工具と方法で部品を作業をしています。
交換にあたっての注意点や、勘所が分からない状態であれば、自分で交換せずに整備士に任せてください。
ブレーキにトラブルが発生した場合、事故のリスクはかなり高くなります。
車は1t以上の鉄の塊であり、暴走すれば凶器になる可能性もあります。
ブレーキは、車を運転する上で自分や他人の安全を守る重要な部品です。
知識や経験がない素人が交換するのは危険を伴いますので、絶対にやめてください。
ブレーキパッドを交換せず放置するのは危険
まず磨耗しているブレーキパッドを交換せずにいると、最悪の場合ブレーキが効かない状態に陥ります。
ブレーキパッドは金属の板(バックプレート)の上に磨材(ライニング)を乗せて構成されていますが、磨材が磨耗により無くなるとブレーキが効かなくなります。
ブレーキが効かなくなれば、自車だけでなく、他の車も危険になります。
さらに、磨材が減っていくと、それだけ熱がブレーキの他の部分に伝わりやすくなります。
特にブレーキフルードが一定以上に加熱されると、ベーパーロック(フルードが沸騰し、気泡が発生する)が発生しやすくなり、これもブレーキが効かなくなる原因となります。
また、ブレーキパッドが変形している場合、ハンドリングに影響が出ることや、異音発生の原因になることがあります。
そのため、安全で快適な運転の為には、交換した方が良いです。
ブレーキパッドと合わせて交換を検討する部品
ブレーキパッドを交換する際、合わせて交換を検討する部品を紹介します。
それは「ブレーキディスク」と「ブレーキフルード」です。
どちらもブレーキを構成する重要な要素になりますが、なぜ交換を検討した方が良いかを解説します。
ブレーキディスク
基本的に、ブレーキパッドよりデブレーキディスクの寿命が短いことはありません。
よって、多くの場合ではブレーキパッドの交換のみで問題ありません。
しかし、走行しているとブレーキディスクも磨耗するため、走行距離が多く複数回ブレーキパッドを交換している場合や、中古で距離を走っている車両を購入した場合等は、ブレーキディスクの交換が必要になる場合があります。
またブレーキパッドが熱で変形している場合は、ブレーキディスクにもダメージが出ている場合がありますので、交換を検討した方が良いです。
ブレーキディスクの交換は、ホイールとブレーキ部品の脱着が必要になるため、パッド交換と同時に行うことで工賃の節約になります。
ただしブレーキパッド交換と比較すると、部品代・工賃が高くなりますので、乗り換えを視野に入れても良いかもしれません。
ブレーキフルード
ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏んで発生した圧力をブレーキパッドに届ける役割をしています。
そんな重要な役割を担っているブレーキフルードですが、交換しなければ劣化していきます。
劣化原因は、パッドから伝わる熱や、空気中の水分が溶け込むことですが、劣化したブレーキフルードは本来の性能を発揮できなくなります。
劣化したブレーキフルードは問題は、熱で沸騰しやすくなることです。
これが何故危険かというと、例えば下り坂でブレーキを多用するようなシチュエーションでは、ブレーキフルードが沸騰することにより、気泡が発生し圧力がかからなくなる「ベーパーロック」が発生しやすくなるためです。
ベーパーロックが発生すると、ブレーキが効かなくなり危険な状態に陥る可能性があります。
よって、交換した記憶がない場合は、ブレーキパッド交換と同時に交換しておくと良いと思います。
ブレーキフルードの交換はホイールの脱着が必要なので、ブレーキパッド交換と同時に作業すると、工賃の節約にもなります。
一般的にブレーキフルードは2年前後での交換が推奨されていますので、車検毎に交換していれば何の問題もありません。
ブレーキパッドを変えたら慣らし走行をしよう
ブレーキパッドの交換後に一点だけ注意点があります。
それは「慣らし走行」です。
新品のブレーキパッドは表面の汚れや、均一にブレーキディスクに当たらないことにより、本来の性能は発揮できません。
そのため、交換直後はブレーキの効きを甘く感じることもありますが、距離とともにブレーキパッドは本来の効力を発揮します。
この本来の効力を発揮させるまでの走行が「慣らし走行」です。
ルールや距離に厳密な決まりはありませんが、交換直後は急ブレーキを控え、優しく、丁寧なブレーキ操作を心がければ良いです。
パッドの材質にはよりますが、100km以上の慣らしは不要なので、自分でキリの良い距離を決めて走行してください。
「交換直後の効きは、弱い場合もある」とうことを念頭に、丁寧な運転をしてみてください。
交換費用などが高額になるなら乗り換えも検討
ブレーキパッドの交換費用は二輪で1.5〜3万円と紹介しましたが、四輪とも交換が必要になったり、ブレーキディスクをはじめとする他の部品も交換するとなった場合、高額な修理費用がかかってしまいます。
そんな時は廃車買取も1つの手段です。
車検が近い、そろそろ車の買い替えを考えている、面倒なことは避けたいなど、ブレーキ周りの交換費用が高額になる等の場合は、廃車を検討してみるのはどうでしょうか。
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