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足回りから異音がするのはヤバい?7つの原因と修理費用を整備士が解説

足回りからの変な音を止めたい
「異音が鳴っているけど、放置しても大丈夫?
「もし修理するのなら、費用はいくら?

足回りから異音がすると、走行に問題ないのかな?と不安になってしまいますよね。

車の足回りは走行に直接かかわる重要な部分です。小さな故障も放置してしまうと、最悪の場合突然車が動かなくなり、大きな事故につながります。

そこで今回は、自動車整備士の方へよくある足回りの異音について取材し、原因と修理費用をあわせてご紹介。

さらに、以下の内容についても解説します。

  • 修理を安くすませる3つのコツ
  • 修理費用が高い車を賢く乗り換える方法

足回りの不具合は放置すると修理費用が10万円以上になることもあります。

「異音ぐらい大したことない」などと思わずに、早めに修理を依頼しましょう。

また、修理費用が高額になってしまったときの対処法もお伝えしますので、足回りの異音に関するお悩みをすべて解決することができるでしょう。

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目次

【一覧表】足回りの異音の原因7つと修理費用

足回りの異音は、故障箇所によって鳴り方が異なります。

足回りの異音の種類と主な原因、修理費用は以下の表の通りです。

音の種類 原因 修理費用
ゴトゴト

ガタガタ
ショックアブソーバー(ダンパー) 20,000円~
40,000円
スタビライザーリンク 7,000~
12,000円
ドライブシャフト 50,000〜
100,000円
アッパーマウント 40,000~
80,000円
コトコト

カタカタ
ステアリングシャフトのジョイント 0円~
ギギギギ タイロッドエンド 6,000円~
キーキー ブレーキパッド 20,000円前後

※修理費用は工賃込

それぞれの音と原因について1つずつ解説していきます。

足回りのゴトゴト・ガタガタ音の原因は4通り

足回りから「ゴトゴト」「ガタガタ」といった異音がする場合は、以下の4つの原因が考えられます。

  • ショックアブソーバー(ダンパー)
  • スタビライザーリンク
  • ドライブシャフト
  • アッパーマウント

原因によって乗り心地異音がするタイミングなどの違いがあるので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

乗り心地がフワフワするならショックアブソーバー(ダンパー)

ショックアブソーバー(ダンパー)とはサスペンションの部品の1つで、タイヤから伝わる地面の振動をやわらげるコイルスプリング(ばね)の伸び縮みを抑える役割があります。

消耗するとゴトゴトと異音がするだけでなく、フワフワと宙に浮いているような感覚になり、乗り心地にも影響します。

また、ショックアブソーバーが消耗したときに1番多く見られる症状が、オイル漏れです。

ショックアブソーバーには、コイルスプリングの伸び縮みを抵抗力で抑えるためのオイルが封入されています。

オイルシールとよばれるゴムのパッキンが傷むと、このオイルが漏れてしまうのです。

走行距離が10万キロになると、こうしたダンパーの消耗が激しくなっていることがほとんど。

車検や点検のときに指摘される場合が多いので、早めに交換しておきましょう。

修理費用の目安は、1本につきリアダンパーが20,000円前後、フロントバンパーが40,000円前後です。

走行中に鳴り続けるならスタビライザーリンク

走行中にゴトゴトと音がする場合は、スタビライザーリンクやブッシュの劣化が原因です。

スタビライザーとは左右のサスペンションをつなぐ1本の棒のことで、カーブや段差などで車体が傾くのを防ぐ役割をしています。

スタビライザーリンクやブッシュは、このスタビライザーとサスペンションを繋ぐ部品のこと。

走行距離が長く、年式が古くなるにつれ、スタビライザーリンクのグリス(潤滑剤)が減って不具合の原因になるのです。

車検や点検でも交換頻度の高い部品なので、状態を確認しておきましょう。。

スタビライザーリンクは車体の前後と左右に位置しているので、どこからの異音なのかよく聞いて、わかる範囲で整備士に伝えてください。

修理費用は2つ(左右セットの交換)で10,000円前後です。

ハンドルを切ると鳴るならドライブシャフト

ハンドルを切るたびにゴトゴトと異音がするのは、ドライブシャフトのベアリングが損傷していることが原因です。

ドライブシャフトとは、エンジンの回転をタイヤに伝える回転軸のこと。

その回転軸の動きを滑らかに安定させるための軸受けとなるのがベアリングです。

走行距離が長くなるとドライブシャフトのベアリングが摩耗し、異音の原因となります。

またこの場合、ドライブシャフトを保護するゴム製部品であるドライブシャフトブーツも亀裂や破れがあることがほとんど。

ブーツは年数によって劣化するだけでなく、ハンドル操作をすると左右に伸び縮みするので、ハンドル操作の回数分だけ消耗します。

破れたブーツは「ボコボコ」「ブカブカ」という音が鳴りますが、大きな音ではないため気付きにくいです。

ドライブシャフトブーツが破損していると車検に通らないので注意しましょう。

修理費用は、ドライブシャフト本体の交換に50,000円〜100,000円前後かかります。

また、ブーツの交換は1つあたり12,000円前後かかりますが、分割式のブーツ修理キットを使えばタイヤを外さずに交換できるため、その分だけ工賃が抑えられて4000円ほどで交換できます。

ドライブシャフトの異音や、ドライブシャフトブーツの交換費用については、以下の記事も参考にしてみてください。

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段差を越えると鳴るならアッパーマウント

段差を乗り越えたときにガタガタと異音がするのは、アッパーマウントの劣化を疑ってください。

アッパーマウントとはサスペンションと車体をつなぐ部品で、サスペンションから伝わる衝撃やねじれを吸収する役割があります。

アッパーマウントのゴム部分が劣化すると、衝撃とねじれをうまく吸収することができません。

そうなると、段差などで車体が上がり、乗り越えたあとに車体が1度離れてからサスペンションの位置まで落ちるときに「ガタガタ」と異音がします。

また、サスペンションにも負荷がかかり、アッパーマウントの修理だけでは済まなくなる可能性もあるので、早めに交換を依頼しましょう。

アッパーマウントは前後左右の4か所についており、基本的に左右合わせて2か所か4か所を同時に交換する必要があります。

修理費用は1か所あたり20,000円前後ですが、2か所の交換で40,000円前後、4か所の交換で80,000円前後かかると覚えておきましょう。

コトコト・カタカタ音の原因はステアリングシャフトのジョイント

ハンドルを切るときに車内で「コトコト」「カタカタ」という異音が聞こえる場合は、ステアリングシャフトのジョイント(接続部分)が原因です。

ステアリングシャフトとは、ステアリング(ハンドル)の裏からタイヤの軸の方向へと繋がっている棒状の部品のこと。

そのシャフトを他の部品と接続しているジョイントが摩耗したり、グリス(潤滑剤)が不足したりすることで、異音が発生します。

こうした「カタカタ」という異音は、ジョイントにグリスを足すだけでも改善することも多くあります。

点検や他の整備のついでに行ってもらえば修理費用が0円で済むため、これを機に車を点検してもらうのもおすすめです。

ギギギギ音の原因はタイロッドエンド

ハンドルを切ったとき「ギギギギ」と異音がするのは、タイロッドエンドの不具合を疑いましょう。

タイロッドエンドとは、ステアリングシャフトやギヤボックスを介してハンドル操作をタイヤに伝える部品のことです。

タイロッドエンドはゴムのブーツでおおわれており、摩擦が起きるボールジョイント(接続部分)を保護するためにグリス(潤滑剤)が塗られています。

年数が経過するとブーツが劣化で破れ、中のグリスが漏れてしまうので、タイロッドエンドが傷んで異音の原因になるのです。

ゴムが破れていなくても、ハンドルの切り返しが多いとタイロッドエンドが傷みやすいので、自宅の駐車場が狭い場合などは注意が必要です。

最悪の場合、接続部分が外れてハンドル操作がタイヤに伝わらなくなるので、車の方向転換が全くできなくなってしまいます。

「ギギギギ」と異音がするときや、点検でブーツの交換をすすめられた場合は早めに交換してください。

修理費用はブーツの交換が7,000円〜10,000円前後、タイロッドエンド1本だと6,000円~です。

キーキー音の原因はブレーキパッド

走行中常に「キィー!」と異音がするのなら、ブレーキパッドを交換する合図です。

ブレーキパッドには、インジケーターとよばれる警告音を鳴らす部品がついています。

ブレーキパッドが残り少なくなると、インジケーターがタイヤとともに回転するディスクローターに触れ、キィー!とかなり不快な音がするしくみです。

ブレーキパッドがなくなるとディスクローターの回転を止められず、タイヤの回転も止められなくなります。

また、ブレーキからの警告音を無視して走行を続けると、ディスクローターにも傷が入り、高額な修理費用が必要になります。

さらに、1番怖いのはインジケーターの警告音が消えたときです。

不快な警告音が消えても直ったわけではなく、インジケーターさえもすり減って音がしなくなっただけです。

異音が消えたからと安心して乗り続けると、ブレーキが効かず大事故につながるため、ブレーキからの異音は早急に修理を依頼しましょう。

ブレーキパッドは車検や点検のときに残りの残量を確認し、異音がする前の交換が望ましいです。

1万キロ走ると1mm減ると言われており、残りが3mmより少ないと交換をすすめられます。

車検の際にも制動力(ブレーキの止まる力)を測られるので、必ず確認しておきましょう。

ブレーキパッドの修理費用は左右セットで20,000円前後、ディスクローターまで交換となると1輪で25,000〜40,000円前後になります。

車検のときに交換すると工賃が少し安くなるので、残量を確認して早めに交換しましょう。

足回りの異音の修理費用を安くする3つのコツ

いくら「早めの修理がおすすめ!」といっても、できるなら安くすませたいものです。

そこで、足回りの異音の修理費用を安くするコツを3つご紹介しましょう。

  • ディーラーではなく整備工場に依頼する
  • 中古・リビルトパーツを使う
  • 相見積もりをとる

それでは、1つずつ詳しく解説します。

ディーラーではなく整備工場に依頼する

まず、修理費用を少しでも抑えたいのなら、ディーラーではなく整備工場へ依頼しましょう。

整備工場は、ディーラーに比べて修理費用が安くなる傾向にあります。

なぜかというと、純正部品ではなく費用が安く汎用性の高い部品を多く扱っているからです。

ディーラーならすべての部品を交換する故障でも、整備工場なら小さな部品と修理で対応してくれる場合もあります。

また、整備工場は作業工賃がディーラーより安い業者が多いのもメリットです。

足回りの整備には作業時間がかかるものが多いので、工賃が高ければそれだけ修理費用も跳ね上がります。

故障診断を正確に行って、作業内容の説明を丁寧にしてくれる、信頼できる整備工場に修理を依頼しましょう。

中古・リビルトパーツを使う

2つ目のコツは、新品ではなく、中古パーツやリビルトパーツを使うこと。

これにより、部品代を半分程度に抑えることができます。

リビルトパーツとは、故障した車などから取り出した部品を分解し、オーバーホール(洗浄)したり、キレイな部分だけを選んだりして組み立てなおしたパーツのことです。

精度では新品に劣りますが、使用するには問題ない程度に修理されています。

とにかく部品代を抑えたいという方は、整備工場へ中古パーツやリビルトパーツを使いたいとお願いしてみるのがおすすめです。

相見積もりをとる

3つ目のコツは、複数の整備工場から修理の見積もりをとることです。

これにより、見積金額を比較して一番お得な整備工場を選ぶことができます。

先ほども触れた通り、ディーラーよりも整備工場の方が作業工賃は安くなっているのですが、さらに整備工場ごとにも工賃の違いがあります。

つまり同じ修理内容でも、整備工場によって修理費用が上下するのです。

そのため、複数の工場から見積もりを出してもらって比較した方が、1件だけから見積もりをもらうよりも費用を抑えられる可能性が高くなるのです。

「なるべく安く足回りの修理をしたい」という方は、以上の3つのコツを意識してみてください。

修理費用が高い場合は乗り換えや売却を検討しよう

もし、修理費用が高くなってしまったら、車の乗り換えや売却を検討するのも1つの方法です。

足回りの故障は放置してしまうとかなり高額な修理費用がかかります。

特に10年・10万キロを超える車は、1度修理したとしてもすぐにほかの不具合が起こってしまう可能性が高くなります。

そうなると維持費がかさむため、早めに車を乗り換えておいた方がお得です。

もし車を手放すのなら、年式によって車を買い取ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。

年式が新しい車はディーラーや中古買取業者などで見積もりを依頼し、1番高く買い取ってくれる業者へ売却しましょう。

一方で、低年式(年式が古い)車の場合は、廃車買取業者をおすすめします。

年式が古いとディーラーや中古買取業者では思ったような値段がつかず、手数料や諸費用を差し引くと逆に損をすることも。

しかし、廃車買取業者ならどんなに年式が古くても問題なく買い取ってくれます。

故障箇所が多く動かない車でも0円以上の値段がつき、手数料や諸費用も無料の業者が多いので、あなたが損することはありません。

年式が古く、深刻な故障があるのなら廃車買取業者で売却しましょう。

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車種
ホンダ フィット
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年式
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