「足回りから変な音がする」
「放置しても大丈夫?」
「もし修理するのなら、費用はいくら?」
足回りから異音がすると、走行に問題ないのかな?と不安になってしまいますよね。
車の足回りは走行に直接かかわる重要な部分です。小さな故障も放置してしまうと取り返しのつかないことになります。
この記事では
- 足回りの異音の原因
- 必要な修理費用
- 修理を安くすませるコツ
- 車を手放すときのポイント
について解説します。
足回りの不具合は大きな故障につながるだけでなく、事故をおこす可能性もあります。
「異音ぐらいたいしたことない」などと思わずに、早めに修理を依頼しましょう。
また、修理費用が高額になってしまったときの対処法もお伝えします。
10月中に廃車すると
最
大
23,000
※普通自動車(1600CC)の場合※軽自動車には自動車税の還付制度はございません※自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。
足回りの異音の原因と修理費用
足回りの異音の原因は、故障箇所によって大きく異なります。
少しの修理ですむ場合もあれば、大きな修理が必要になり修理費用も高額になる可能性もあります。
いつもとちがう音がする、車の振動が強くなったなどの変化を見逃さないようにしましょう。
足回りの異音の主な原因は以下の6つです。
- ダンパー(ショックアブソーバー)
- スタビライザーのブッシュやリンク
- ドライブシャフトブーツ
- アッパーマウント
- タイロッドエンド
- ブレーキパッド
修理費用もあわせて解説します。
ダンパー(ショックアブソーバー)
ダンパーとはサスペンションの部品の1つで、タイヤから伝わる地面の振動をやわらげるコイルスプリングの伸び縮みを抑える役割があります。
ダンパーが消耗するとゴトゴトと異音がするだけでなく、フワフワと宙に浮いているような感覚になり、乗り心地にも影響します。
また、ダンパーが消耗したときに1番多く見られるのはオイル漏れです。
ダンパーのオイルは、コイルスプリングの伸び縮みをオイルの抵抗力で抑えるために封入されており、オイルシールとよばれるゴムのパッキンが傷むとオイルが漏れてしまいます。
ダンパーのオイル漏れは車検や点検のときに指摘される場合が多いので、異音がしたり乗り心地が悪くなったりする前に交換しましょう。
修理費用の目安は1本につき20,000円前後です。
スタビライザーのブッシュやリンク
走行中にコトコトと音がする場合は、スタビライザーのブッシュやリンクの劣化が原因です。
スタビライザーとは、左右のサスペンションをつなぐ1本の棒でできており、カーブや段差などで車体が傾くのを防ぐ役割をしています。
スタビライザーとサスペンションをつなぐ部品がスタビライザーリンクやブッシュで、スタビライザーリンクのゴム部分に亀裂が入ると不具合の原因になります。
走行距離や年数によって劣化する部品で、車検や点検でも比較的交換頻度の高い部品です。
スタビライザーリンクは車体の前後と左右に位置しているので、どこからの異音なのかよく聞いて、わかる範囲で整備士に伝えてください。
修理費用は2つ(左右交換)で20,000円前後です。
ドライブシャフトブーツ
ハンドルを切るたびにゴトゴトと異音がするのは、ドライブシャフトブーツが破れ、保護している中のベアリングの損傷が原因です。
ドライブシャフトとは、ミッションを介してエンジンの回転をタイヤに伝える役割があります。
ゴムの部品なので年数によって劣化するだけでなく、ハンドル操作をするとドライブシャフトブーツが左右に伸び縮みするので、ハンドル操作の回数分だけ消耗します。
ドライブシャフトブーツは車検や点検などで亀裂や破れが見つかることがほとんどです。
ゴトゴトと異音がしてからではブーツの交換だけでなく、シャフト全体の交換が必要になるので、修理費用は高額になります。
修理費用はブーツの交換だと1つあたり12,000円前後、ドライブシャフト本体の交換だと50,000円〜100,000円前後です。
点検時にブーツが劣化していたら、破れる前に交換しましょう。
アッパーマウント
段差を乗り越えたときにガタガタと異音がするのは、アッパーマウントの劣化を疑ってください。
アッパーマウントとはサスペンションと車体をつなぐゴムの部品で、サスペンションの動きにあわせて車体を動かし、なめらかな走行ができるようにする役割があります。
劣化したゴムでは、サスペンションの動きに車体を上手くあわせられません。
段差などで車体が上がり、乗り越えたあとに車体が1度離れてからサスペンションの位置まで落ちるときに異音がします。
段差を乗り越えるたびにガタガタと異音がしたり、振動が運転席に伝わったりすると、運転手はかなりのストレスを受けます。
また、サスペンションにも負荷がかかり、アッパーマウントの修理だけではすまなくなる可能性もあるので、早めに交換を依頼しましょう。
修理費用は1箇所20,000円前後です。
タイロッドエンド
ハンドルを切ったときコトコトと異音がするのは、タイロッドエンドの不具合を疑いましょう。
タイロッドエンドとは、ステアリングシャフトやギヤボックスを介してハンドル操作をタイヤに伝える役割があります。
タイロッドエンドはゴムのブーツでおおわれており、摩擦部分を保護しスムーズに稼働させるためにグリス(潤滑剤)が塗布されています。
年数が経過するとゴムが劣化し、ブーツが破れ中のグリスがあふれて保護できなくなると、タイロッドエンドが傷み異音の原因になることも。
ゴムが破れていなくても、走行距離が長くなればハンドル操作が増えてタイロッドエンドにガタがきてしまいます。
最悪の場合、連結部分が外れてハンドル操作がタイヤに伝わらなくなるので、異音がするときや、車検などの点検でブーツの交換をすすめられたら早めに交換してください。
修理費用はブーツの交換だけだと7,000円〜10,000円前後、タイロッドエンド1本だと10,000円〜15,000円前後です。
ブレーキパッド
ブレーキを踏むと常に「キィー!」と異音がするのなら、ブレーキパッドを交換する合図です。
ブレーキパッドには、インジケーターとよばれる警告音を鳴らす部品がついています。
ブレーキパッドが残り少なくなると、インジケーターがタイヤとともに回転するディスクローターに触れ、キィー!とかなり不快な音がする仕組みです。
ブレーキパッドがなくなるとディスクローターの回転を止められず、タイヤの回転も止められなくなります。
ブレーキパッドの交換は、車検や点検のときに残りの残量を確認し、異音がする前の交換が望ましいです。
また、ブレーキからの警告音を無視して走行を続けると、ディスクローターにも傷が入り、高額な修理費用が必要になります。
1番怖いのはインジケーターの警告音が消えたときです。不快な警告音が消えても直ったわけではありません。
インジケーターもすり減って音がしなくなっただけです。
異音が消えたからと安心して乗り続けると、ブレーキが効かず大事故をおこす可能性もあります。
止まれない車ほど危険なものはないので、ブレーキからの異音は早急に修理を依頼しましょう。
ブレーキパッドの修理費用は左右セットで15,000円前後、ディスクローターまで交換となると1輪で25,000〜40,000円前後になります。
ブレーキパッドは車検のときに交換すると工賃が少し安くなるので、残量を確認して早めに交換しましょう。
足回りの異音を放置するのは危険
足回りは車の走行に直接かかわる大切な部分なので、異音を放置するのは非常に危険です。
走行中にハンドル操作が効かなくなったり、ブレーキが動かなくなったりすると、車の故障だけでなく大事故にもつながります。
異常がでる前の予防整備や、早めに消耗部品を交換することで少しの修理ですみ、安全に走行できます。
致命的な車の故障や、取り返しのつかない事故をおこす前に、早めの修理を心がけましょう。
修理費用を安くするなら整備工場がおすすめ
いくら「早めの修理がおすすめ!」といっても、できるなら安くすませたいものです。
修理費用を少しでも抑えたいのなら、ディーラーではなく整備工場へ依頼しましょう。
整備工場は、ディーラーに比べて修理費用が安くなる傾向にあります。
なぜかというと、純正部品ではなく比較的費用が安く汎用性の高い部品を多く扱っているからです。
ディーラーならすべての部品を交換する故障でも、整備工場なら小さな部品と修理で対応してくれる場合もあります。
また、整備工場は作業工賃がディーラーより安い業者が多いのもメリットです。
足回りの整備には作業時間がかかるものが多いので、工賃が高ければそれだけ修理費用も跳ね上がります。
故障診断を正確に行って、作業内容の説明を丁寧にしてくれる、信頼できる整備工場に修理を依頼しましょう。
修理費用が高い場合は乗り換えや売却を検討しよう
もし、修理費用が高くなってしまったら、車の乗り換えや売却を検討するのも1つの方法です。
足回りの故障は放置してしまうとかなり高額な修理費用がかかります。
走行距離や年式はもちろんですが、高い修理費用をかけて直す価値があるのか、あと何年乗る予定なのかなど、あなたのカーライフをよく考えて修理するようにしましょう。
車を手放すのなら、年式によって車を買い取ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。
具体的には、以下の2つです。
高年式(年式が新しい)車はディーラーや中古買取業者
低年式(年式が古い)車は廃車買取業者
1つずつ解説します。
高年式の車はディーラーや中古車買取業者
高年式(年式が新しい)車は、ディーラーや中古買取業者がおすすめです。
走行距離がかなり走っていても、年式が新しい車なら高い値段がつく可能性があります。
たとえば、走行距離が100,000㎞以上走っていても、2017年式のダイハツタントの車体本体価格は520,000万円です。
業者によってちがいはあるものの、買取価格の約20%を上乗せして販売しているので、416,000円前後で売却できた計算になります。
人気の車種だと高い値段がつきやすい傾向にあるので、年式が新しい車はディーラーや中古買取業者など複数の業者で見積もりを依頼し、1番高く買い取ってくれる業者へ売却しましょう。
低年式の車は廃車買取業者
低年式(年式が古い)車の場合は、廃車買取業者をおすすめします。
新車登録から年数がたっていると、いつどこが故障してもおかしくありません。大きな修理が必要になる場合も少なくないからです。
年式が古いとディーラーや中古買取業者では思ったような値段がつかず、手数料や諸費用を差し引くと逆に損をする可能性もあります。
しかし、廃車買取業者ならどんなに年式が古くても問題なく買い取ってくれます。
故障箇所が多く動かない車でも0円以上の値段がつき、手数料や諸費用も無料の業者が多いので、あなたが損することもありません。
年式が古く、深刻な故障があるのなら廃車買取業者で売却しましょう。 0120-932-037
まとめ
足回りは車の走行に直接かかわる重要な部分です。異音や不具合を放置してしまうと、大きな故障につながり高額な修理費用が必要になる場合も少なくありません。
また車の故障だけでなく、重大な事故をおこしてしまう可能性もあります。走らない車よりも、操作できない、止まれない車の方がよっぽど危険だからです。
定期的な点検はもちろんですが、異常を感じたら早めの修理をおすすめします。
もし、修理費用が高額になった場合は車を手放すことも視野に入れてください。
年式が新しければ走行距離を走っていてもディーラーや中古買取業者での売却がお得です。複数の業者から見積もりをとり、1番高い業者で買い取ってもらいましょう。
しかし、年式が古いと値段がつかない可能性もあり、手数料や諸費用だけでマイナスになる場合もあります。
年式が古いなら、廃車買取業者がおすすめです。
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