「エンジン不調の原因が冷却水漏れかもしれない」
「冷却水が漏れても、継ぎ足しておけば修理しなくてもいい?」
「冷却水が漏れていたら、修理にいくらかかるのかな?」
冷却水が漏れるなど、冷却系統にトラブルが発生すると、車の最重要パーツであるエンジンが不調になり、とても不安になりますよね。
冷却水の漏れが疑われるときには、その症状をしっかり把握して、本当に冷却水漏れが発生しているのかを確かめるのが何よりも大切です。
自分の車の症状を確認して、冷却水漏れであることがわかれば、どうすれば良いのか、修理にいくらかかるのかも見えやすくなってきます。
この記事では、
- 冷却水が漏れているか簡単にチェックする方法
- どこから、なぜ漏れているかチェックする方法
- それぞれの漏れの箇所の修理にかかる費用
- 突然の冷却水漏れへの対処方法
をまとめて解説しています。
「大したことはないだろう」とタカをくくって冷却水漏れを放置すると、エンジンに修理不可能なダメージを与えるなど、取り返しのつかない事態にもなります。
冷却水まわりのチェックや修理のノウハウを正しく知り、最低限のダメージに抑えながら的確に対処しましょう。
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冷却水(クーラント)漏れの症状4選とセルフチェック方法
冷却水(クーラント)漏れの主な症状は、以下の4つです。
- オーバーヒート
- 異臭(甘い匂い)
- エンジンルーム・地面のシミ
- リザーブタンクの冷却水の減少
もちろん、冷却水の漏れが疑われるときは、ディーラーや整備工場で、プロの目でチェックしてもらうのが最善の選択肢です。
しかし、その前にセルフチェックをして、大まかに確かめることがおすすめ。
ディーラーや整備工場でのやりとりがスムーズに進んだり、不調の進行を抑える応急処置ができたりするからです。
ここでは、冷却水漏れによってどんな症状が見られるか、そしてどのようにその症状をチェックするのか、確認していきましょう。
オーバーヒート
冷却水が漏れると、エンジンのオーバーヒートを引き起こす可能性があります。
オーバーヒートとは、車のエンジンの温度が異常に高くなる症状のことです。
エンジンの排熱に、冷却水による冷却が追いつかなくなった時に起こります。
オーバーヒートが始まると、以下のような違和感や症状が見られます。
- 水温計がHに近くなる
- エンジンの調子がおかしい気がする
- パワーがいつもより出ない
- エンジンルームから湯気が出る
オーバーヒートの原因は多岐に渡りますが、冷却水漏れはその代表的なひとつです。
漏れによって冷却水が不足すると、充分にエンジンを冷やせなくなるためです。
また、オーバーヒートが末期に至ると、エンジンの載せ替えなどが必要なレベルの深刻な事態となります。
こちらについては、後ほど詳しく解説します。
異臭(甘い匂い)
冷却水の甘い匂いを感じた場合は、冷却水漏れのサインです。
冷却水は甘い匂いがするとされていて、この匂いが車内・車外で感じられると、冷却水が漏れている可能性があります。
冷却水は、加熱時・蒸発時に特に匂いを発しやすくなるので、走行中の車内や、走行後の停車時にボンネットを開けてチェックするとわかりやすいでしょう。
異臭は、軽度の冷却水漏れでも発生しやすく、早期に対処するための手がかりとなりやすいです。
エンジンルーム・地面の滲みやシミ
漏れた冷却水がシミを作っているか確認することも重要です。
中程度以上の冷却水漏れの場合、漏れた冷却水が車体の下部に滴り、駐車場などの地面にシミを作っていることがあります。
また、地面にシミは見られなくても、エンジンルームに滲んでいる箇所や、白い結晶ができている場合もあります。
このような場合、冷却水漏れが疑われます。
リザーブタンクの冷却水の減少
冷却水のリザーブタンクの水位も必ずチェックしておきましょう。
リザーブタンクはエンジンルーム内の最上部の分かりやすい位置にあり、ほとんどの場合「COOLANT」と表記のあるフタがついています。
タンクの側面の「MAX」「MIN」のゲージの間に冷却水の水位があれば正常です。
もし水位が低い場合は、冷却水の残量が不足しており、中程度以上の冷却水漏れが発生している可能性が高いです。
ただし、減少量が少なく、冷却水漏れの他の症状が見られない場合、自然蒸発に過ぎない場合もあります。
目安として、冷却水が減少していても「MIN」ゲージより上に水位があれば、自然蒸発の範囲内の減少と考えられます。
冷却水(クーラント)が漏れる原因4選と修理費用の目安
冷却水が漏れる原因と修理費用の目安は、主に以下の4通りです。
原因 | 修理費用 |
ラジエーターの故障 | 1〜10万円 |
ウォーターポンプの故障 | 2〜5万円 |
ホース類の劣化 | 1〜3万円 |
番外編:冷却水の自然蒸発 | 500〜1,000円 |
これらのパーツは、パーツ自体の寿命や劣化のほかに、劣化した冷却水に侵食されることによっても故障しやすくなります。
すなわち、こうした原因のすべてに、冷却水の劣化が関わっています。
そのため、2年に1回程度は、冷却水の交換をして、冷却水の品質を保つように心がけましょう。
それでは、冷却水が漏れる原因について、1つずつ詳しく解説します。
ラジエーターの故障(1〜10万円)
ラジエーターの故障は、冷却水漏れの原因のひとつです。
ラジエーターは内部に冷却水を通過させて、水温を下げる役割をしています。
ラジエーターの、フィンという放熱するためのパーツは、多くの場合アルミや真鍮で出来ており、つくりが非常に繊細で破損しやすいものです。
小石が当たったり、軽くぶつけただけでも穴が空いてしまい、そこから冷却水が漏れることがあります。
また、経年劣化による部品のつなぎ目の剥がれも水漏れの原因となります。
修理費用は、軽微な修理の場合1万円〜、ラジエーター交換の場合3〜10万円程度となる場合が多いです。
ウォーターポンプの故障(2〜5万円)
ウォーターポンプの故障も、冷却水漏れの原因のひとつです。
ウォーターポンプは、ラジエーターとエンジンを行き来する冷却水を循環させるためのポンプです。
ウォーターポンプの故障の多くは、経年劣化によって発生します。
修理費用は2〜5万円で、多くの場合交換になります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
ホース類の劣化(1〜3万円)
ホース類の劣化も冷却水漏れの原因のひとつです。
ホース類は、これまで登場したラジエーター、ウォーターポンプ、エンジンなど、冷却系統のパーツ同士を繋ぐ役割を果たしています。
そのため、つなぎ目の数もとても多く、冷却水漏れのトラブルの中でもメジャーな原因です。
修理費用は1〜3万円です。部品代が安価なため、交換が原則です。
交換箇所や車種によって工賃に幅がありますが、難しい作業ではないので3万円程度におさまることが多いです。
番外編:冷却水の自然蒸発(500〜1,000円)
こちらは故障ではありませんが、先述したように、リザーブタンクの冷却水が自然蒸発により減少することがあります。
リザーブタンクのMAXとMINのゲージは、おおよそ2年(一般的な車検のサイクル)の間の減少分を考慮して、設定されています。
それでも不安な場合や、自然蒸発の量が多い場合は、冷却水を補充すると良いでしょう。
冷却水の補充は、自分で作業するのがおすすめです。
エンジンルーム内のリザーブタンクの蓋を開け、市販の冷却水を補充するだけで完了です。
この場合、費用は冷却水の代金だけなので、500〜1,000円程度となります。
ガソリンスタンドやディーラー、整備工場などに依頼する場合も、冷却水の代金に加えて数百円程度で補充してもらえます。
店舗によっては冷却水の補充の工賃はサービスとして請求しないというところもあります。
冷却水(クーラント)が漏れた際の応急処置
「冷却水漏れが発覚したけれど、すぐに修理に出せない」という場合もあるでしょう。
また、「出先で急に重度の冷却水漏れが発生し、このままでは立ち往生してしまう」という緊急の場合もあるかもしれません。
そのような時には、以下のような応急処置をすることもできます。
- 漏れ止め剤の使用
- 冷却水の継ぎ足し
- 水道水の継ぎ足し(緊急時のみ)
それでは、1つずつ詳しく説明していきます。
漏れ止め剤の使用
かなり軽度な冷却水漏れの場合は、漏れ止め剤を使用するという手があります。
漏れ止め剤は、先ほど説明した冷却水の補充と同じ要領で冷却水に添加して使用します。
冷却水の粘度を増したり、化学反応を利用して、冷却系統の部品に入った亀裂や破損部を埋めることによって、漏れを止めることができる場合があります。
漏れ止め剤は、カー用品店やネットショップなどで1,000円程度で入手できます。
冷却水の継ぎ足し
漏れ止め剤の効果が見込めないのであれば、修理することになります。
しかし、修理日程が決まっても、それまで車を利用する必要があったり、ディーラーや整備工場まで自走で行かなければならない場合もあるでしょう。
車に乗っている間に大幅にリザーブタンクの冷却水が減ってしまうような重度の漏れでない場合は、駐車のタイミングなどに、先述した要領で冷却水を継ぎ足しながら乗りましょう。
もちろんこれは修理を前提とした応急処置に過ぎないので、この方法で車に乗り続けることはやめましょう。
後述しますが、エンジンが動かなくなるなどの取り返しのつかない事態になる可能性があります。
水道水の継ぎ足し(緊急時のみ)
また、レッカーなどによる救援や、市販の冷却水を手に入れるのが難しい状況で重度の冷却水漏れが発生するかもしれません。
それでもやむを得ず自走する必要がある場合は、水道水をリザーブタンクに補充して走行するという方法もあります。
エンジンの冷却自体は、水道水でもできるため、最悪の事態であるオーバーヒートは防げますが、冷却系統の部品を傷める可能性が高くなります。
そのため、応急処置の後に必ず修理と冷却水の交換をすることを前提とした、最後の手段です。
「エンジンを壊すか、冷却系統を壊すか」の選択で、よりマシな方を選んでいるに過ぎないということを踏まえた上で判断してください。
【修理不可】冷却水が漏れたまま走行するのはヤバい!
最後に、冷却水漏れによって引き起こされる最大のリスクを解説します。
冷却水漏れを放置すると、先述の通り、エンジンの排熱を冷やせなくなりオーバーヒートを引き起こします。
先に触れた、水温計がHに近づくような場合は軽度のオーバーヒートで、エンジンに違和感を感じる程度で済み、しばらく車を休ませることで水温が戻ることもあります。
しかし、そのような症状を放置して冷却系統の不調を悪化させると、やがて重度のオーバーヒートを引き起こします。
この場合、水温計がHを超えてチェックランプが点滅したり、さらには冷却水があまりにも少なくなって水温が測定できなくなり、逆に水温計がCを示したりします。
このとき、エンジンが焼きついてまったく動かなくなったり、大量の煙が発生したり、最悪の場合車両火災が発生することもあります。
こうなってしまうと、修理は不可能となり、何十~何百万円もかけてエンジンを載せ替えるか、廃車にするしかなくなります。
こうしたトラブルをあらかじめ防いでいる冷却系統は、極めて重要な役割を果たしています。
軽度の冷却水漏れであったとしても、甘く見て放置せずに、早めの対処を心がけましょう。
オーバーヒートについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
修理/交換をせずに売却も考える
長く乗り続けるつもりで購入されたお車なら、冷却水漏れなどの不調が発生した際、多少の出費に目をつむって修理を選択される方が多いでしょう。
しかし、冷却系統の部品の寿命は似たものが多く、冷却水漏れが発覚した箇所を修理した直後に他の箇所が故障することもしばしば。
それを見越して同時に多くの部品を交換しようとすると、部品代だけで数十万円を超えてしまいます。
また、冷却系統の部品の目安となる10年を境に、車の他の部品も故障するリスクが高まります。
そのため、冷却水漏れなどのトラブルが発生した場合には、あえて修理や交換をせずに、車を売却してしまうのもひとつの手です。
ディーラーの下取りや、中古車販売店の場合、故障車であることを理由に思い通りに買取価格がつかない、そもそも買取を断られてしまい、お金を払って処分する羽目になるということもあります。
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