「3ナンバーの車が欲しいけど車の維持費はいくらかかるのか」気になってはいませんか?
3ナンバーとは、下記の条件を1つでも満たした車を指します。
全長:4701mm以上
全幅:1701mm以上
全高:2001mm以上
排気量(ガソリン車):2001cc以上(※ディーゼル車は制限なし)
5ナンバーから乗り換える際に気になるのは、毎年必要になる自動車税や車検代、ガソリン代、保険代です。
そこで、今回は3ナンバーの車に必要な税金関係などの費用や人気3ナンバー車種ごとの維持費、3ナンバーと5ナンバーの維持費比較を紹介。
この記事を参考にするだけで、どんな方でも「3ナンバーに必要な維持費」を全て把握することができます。ぜひ参考にしてください。
6月中に廃車すると
最
大
23,000
※普通自動車(1600CC)の場合※軽自動車には自動車税の還付制度はございません※自賠責・重量税の還付金は買取価格に含めて提示します。
昭和の頃は3ナンバーの車の税金は高額だった
年号が平成に変わる80年代後半までの昭和の時代は「3ナンバー」の車に乗ることが富の象徴であり、ステータスでした。
3ナンバーの車はまさに「男のロマン」を意味し、官公庁の公用車を見ても「5ナンバーのクラウン」と「3ナンバーのクラウン」では乗る人のランクが違うとも言われています。
その理由は3ナンバーと5ナンバーの自動車税の違いを見るとわかります。
1000cc以下の5ナンバーの自動車税が2万9500円である一方、2001ccを越える3ナンバーになるだけで8万1500円と跳ね上がったのです。
3ナンバー=税金が高いというのは、昔のイメージが根強く残っていると言えます。
法改正で自動車税の算出方法が変わる
昭和の時代に高額だった3ナンバーの自動車税ですが、平成元年に普通乗用車に係る税率の改正がありました。
日本に大きなボディサイズの車を輸出しているアメリカを中心とする諸外国からの外圧により、税額がナンバーではなく重量と排気量で決定するようになったのです。
参照:https://www.soumu.go.jp/main_content/000228067.pdf
今でも「3ナンバー」の車の自動車税は5ナンバーに比べると高い傾向にあります。
しかし、排気量で額が決まるので、昭和の時代に比べて高額ではないケースもあります。
たとえば、ボディサイズが3ナンバーの基準を満たしていても、排気量999ccのエンジンを積んでいれば、自動車税は年額2万5000円です。
一方、5ナンバーサイズのコンパクトカーであっても2001cc以上のターボエンジンを搭載していれば自動車税は4万3500円になります。
一概に3ナンバーだから税金が高いというのは言えないのです。
車の税金の決まり方
自動車税の歴史をお伝えしたところで、今の車の税金の具体的な料金を見ていきましょう。
車の税金は以下2つです。
1.自動車税(排気量で決まる)
2.自動車重量税(車両重量で決まる
1つずつ詳しく解説していきます。
自動車税
自動車税は車の排気量によって決まります。
【排気量ごとの自動車税】
・排気量1,000cc超〜1,500cc以下:30,500円
・排気量1,500超cc〜2,000cc以下:39,500円
・排気量2,000超cc〜2,500cc以下:45,000円
排気量1,000cc超〜1,500cc以下の場合30,500円。排気量が1,500超cc〜2,000cc以下の場合は39,500円。排気量2,000超cc〜2,500cc以下の場合には45,000円です。
また自動車税には「エコカー減税」という減税施策もあるため、3ナンバーの自動車が5ナンバーの車よりも安くなる可能性も少なくありません。
さらに自動車税は「4月1日に車を取得している人」に課税される仕組みです。排気量の他にもエンジンの種類などによって自動車税の負担費用が異なります。
自動車重量税
自動車重量税は車検時に必要な税金です。
自動車重量税は「車両重量」によって決められます。
また、「3ナンバーだから税金が高い」とは限りませんが、一般に3ナンバーの車の方がサイズや排気量が大きく、また車両重量も重たい傾向があります。
逆に車両重量の軽い3ナンバーの車であれば、車両重量の重い5ナンバーの車に比べて税金が安くなる可能性も考えられます。
税金の算出方法については、500kgごとに2年あたり8,200円が上乗せです。1t超〜1.5t以下なら24,600円です。
人気の3ナンバー車の税金一覧
3ナンバーの中でも人気車種の税金を一覧にしてみました。
下記で紹介する3ナンバーの車種は以下になります。
【人気3ナンバー車種】
1.アルファード
2.ヴェルファイア
3.ランドクルーザープラド
4.カムリ
5.クラウン
6.エルグランド
7.スカイライン
8.フーガ
9.エクストレイル
1つ1つの車種に必要な税金について解説します。
車種名 | 自動車税 | 自動車重量税 |
アルファード | 43,500円〜57,000円 | 20,500円 |
ヴェルファイア | 43,500円 | 18,700円〜49,200円 |
ランドクルーザープラド | 50,000円 | 11,700円〜49,200円 |
カムリ | 43,500円 | 10,000円 |
クラウン | 36,000円〜43,500円 | 10,000円〜16,400円 |
エルグランド | 43,500円 | 32,800円 |
スカイライン | 36,000円 | 16,400円 |
フーガ | 43,500円〜65,500円 | 16,400円 |
エクストレイル | 34,500円 | 49,200円 |
車種ごとに自動車税や自動車重量税が異なります。
もし上記車種の中に希望する車がある場合には、金額面を把握して頂き今後の参考にしてみましょう。
税金面以外で3ナンバー・5ナンバーの車の維持費を比較
税金面以外で必要になる3ナンバー・5ナンバーの車の維持費を比較します。
税金面以外では下記費用が必要です。
【税金面以外に必要な費用】
・保険料金
・車検費用
・駐車場代
・ガソリン代
1つ1つの費用について3ナンバーと5ナンバーの費用をみていきましょう。
保険料金
3ナンバーと5ナンバーの車に必要な保険料を下記にて比較します。
保険料金については下記条件にて算出しています。
※参考条件
等級:20等級
保険期間:1年
補償範囲:車両保険(一般条件)
保険会社:代理店型自動車保険
【3ナンバー】保険料:7万円〜12万円
【5ナンバー】保険料:5万円〜8万円
3ナンバーと5ナンバーの保険料を比較すると、約3万円〜5万円の費用に違いがあります。
保険の内容や車の排気量、料率クラスによって保険料は異なりますが、車両重量や排気量が少ない「5ナンバーサイズ」の車の方が費用面は抑えられそうです。
車検費用
次に3ナンバーと5ナンバーの車検費用について比較します。
車検費用については下記条件で算出した金額です。
【車検内容】
・車検検査費用
・自動車重量税
・リサイクル券代
・印紙代
・消耗部品交換費用
・オイル交換代
・代行手数料
【5ナンバー】車検費用:6万円〜10万円
【3ナンバー】車検費用:8万円〜15万円
5ナンバー車の車検1回に必要な費用は「6万円〜10万円」ほどです。車検回数によって金額に多少の誤差がありますが、基本的には10万円以下の車検費用で収まります。
一方、3ナンバー車の車検費用では「8万円〜15万円」ほどであり、5ナンバーサイズの車に比べて少し高めに設定されています。
駐車場代
3ナンバーと5ナンバーの駐車場代について比較します。
3ナンバー】駐車場代:3,000円〜5,000円
【5ナンバー】駐車場代:3,000円〜8,000円
駐車場代については3ナンバーと5ナンバーによって大きな金額差はありませんが、ボディサイズが大きい3ナンバーサイズの車の駐車場を借りる場合には金額が少し上乗せされる傾向があります。
また「都心部周辺」や「都心部以外」の場合で駐車場代も異なるため注意が必要です。
ガソリン費
3ナンバーと5ナンバーのガソリン費について下記で比較しました。
【3ナンバー】ガソリン代:3,000円〜8,000円
【5ナンバー】ガソリン代:5,000円〜10,000円
ガソリン代については月間の走行距離や使用頻度、燃費性能によって金額に多少の違いがあります。基本的に排気量が高い3ナンバーの車になるほどガソリン代も高くなる傾向があります。
さらに1リッターあたりのガソリン価格が高騰すれば、月間のガソリン代がさらに必要になるでしょう。
今の車を売却し購入資金を作ろう
3ナンバーの車を購入する場合には、数百万円単位のお金が必要です。手元に資金がある方であれば良いですが、全ての方に資金の余裕がある訳ではありません。
万が一、大きなお金が必要になった時のために手元に少しは資金を残しておきたいものです。
3ナンバーの車を購入する場合には「今の車を売却して資金を作る」という方法も賢い方法です。
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「自分の車は状態が悪いから売却してもお金にならない」と思い込むのではなく、3ナンバーの購入資金に少しでもするつもりで、まずは一度自分の車を買取金額を確認してみましょう。
高年式の車はディーラーや中古車買取業者
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複数の買取査定を行うことで業者同士を相見積させることができ、金額交渉がしやすくなります。高年式だからという理由で諦めるのはまだ早いです。
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もし気になる方がいましたら、まずは一度ご気軽にお問合せください。あなたが希望する買取金額を実現できる可能性が「ハイシャル」には十分にあります。
まとめ
今回は3ナンバーの車に必要な税金関係と人気車種の税金費用、3ナンバーと5ナンバーの維持費の比較について解説してきました。
3ナンバーの中でも排気量や車両重量によって毎年必要な税金費用が異なります。そのため、車を購入する前には購入金額だけでなく、毎年必要になる車の維持費を把握することも重要です。
3ナンバーと5ナンバーの維持費を比較しても「5ナンバー」の車の方が維持費が安く済みます。しかし、車両重量が重い「5ナンバー車」であれば「3ナンバー車」よりも費用が必要になる可能性も少なくありません。
この記事を参考にして、ご自身のライフプランやカーライフに合わせて自分の希望する車を購入しましょう。