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車のコンプレッサーとは?カーエアコンが故障したときに放置したらヤバい?

「車のコンプレッサーってどんなもの?」
「故障して放置したらどうなるの?」
「修理費用は高いのかな……」

このようなことで悩んでいませんか?

コンプレッサーは車のエアコンシステムの重要な部品で、故障するとエアコンが上手く作動しません。

エアコンが使えない夏場は、運転に集中できないですし、熱中症の危険もあります。

そのため、コンプレッサーに異常があれば、早めの修理をするのがおすすめです。

そこで今回は、

  • コンプレッサーとは何か
  • コンプレッサーの故障原因
  • 修理費用の相場
  • 費用を抑える方法
  • 故障したまま放置するとどうなるのか

について解説します。

コンプレッサーの修理は複雑なのでほとんどは交換対応になります。

交換するにも部品代が高額なため、工賃と合わせた交換費用はさらに高額になりやすいです。

そのため、「修理交換するならいっそのこと車を乗り換えよう」と考えることがあるかもしれません。

そのような場合は当サイト【廃車買取のハイシャル】に一度ご相談ください。

独自の販路を活かして、コンプレッサーが故障した車でも、高価買取ができる可能性があります。

下記のフォームに車の情報などをご入力いただき、ぜひ一度お見積りをしてみてください。

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目次

コンプレッサーとは?

コンプレッサーとは、ひと言でいうと「圧縮機」です。

エアコンシステムの主要部品で、低温低圧のエアコンガスをギュっと圧縮して高温高圧にし、気体であるガスを液状にします。

エアコンの冷房機能はエアコンガスが液体から気体に変化する際に熱を奪う性質を利用しています。

身近な例でいうとアルコールを皮膚に塗るとひんやりするのも、アルコールが液体から気体に変わるときに周囲の熱を奪うからです。

エアコンガスはエアコンシステムを循環する中で気体や液体に変化します。その中でもコンプレッサーはガスを圧縮し気体から液体に変化させているのです。

エアコンガスの圧縮はコンプレッサーが回転することで行われます。

 

 

コンプレッサーを回転させるのはエンジンの動力で、コンプレッサーに付属する滑車(プーリー)とベルト(ファンベルト)により動力が伝わります。

しかし、エアコンのスイッチがついていないとプーリーのみ空転しコンプレッサーは回転しません。

コンプレッサーには、エンジンの動力を伝達したり切り離したりするマグネットクラッチという部品が付属します。

エアコンスイッチを入れるとマグネットクラッチが作動し、動力が伝達されコンプレッサーが回転します。

コンプレッサーが作動しないと、エアコンガスを圧縮できず、気体を上手く液体にできません

気化と液化のサイクルを行えなくなるので、エアコンのスイッチを入れても冷たい風が車内に送られなくなるのです。

コンプレッサーの故障原因

コンプレッサーの役割について解説してきましたが、コンプレッサーにはどのような故障原因があるのでしょうか?

主な故障原因は次の3つから考えられます。

  • マグネットクラッチ
  • 焼き付き
  • 寿命

それでは、故障原因を1つずつ解説します。

マグネットクラッチ

コンプレッサーの故障原因の1つが、マグネットクラッチの不調です。マグネットクラッチには、コンプレッサーを起動させるスイッチのような役割があります。

マグネットクラッチは電磁石で制御されています。電気が流れるとプーリーとコンプレッサーを接続し、コンプレッサーが回転する仕組みです。

車内からエアコンスイッチを入れる「カチッ」とエンジンルームで音がします。

これはマグネットクラッチに電気が流れ作動し、コンプレッサーを起動する合図です。

マグネットクラッチが作動しないと音がしなくなり、コンプレッサーも回転しません。

マグネットクラッチが作動しない原因は2つあります。

  • マグネットクラッチの劣化、焼き付き
  • マグネットクラッチリレー

マグネットクラッチが劣化して電気が流れなかったり、焼き付いて損傷したりすると、コンプレッサーは作動しません。

また、マグネットクラッチに流れる電流を制御するマグネットクラッチリレーという部品の故障も原因となります。

マグネットクラッチリレーとは、エアコンのスイッチ操作により電気回路をつなげたり閉じたりしている部品です。

リレーが故障しているとマグネットクラッチに電気が流れないので、コンプレッサーも起動しません。

マグネットクラッチの作動音が聞こえなくなったら、マグネットクラッチ本体かマグネットクラッチリレーの故障が考えられます。

修理費用は、マグネットクラッチの交換は20,000円〜28,000円マグネットクラッチリレーの交換は数千円です。

コンプレッサーの交換より安いですが、マグネットクラッチ単体での交換は状況や技術によってはできないことがあります。

また、コンプレッサー内部の消耗が進んでいると再びコンプレッサーが不調になる可能性も。

これらを踏まえ、コンプレッサー丸ごとの交換が行われる場合もあります。

焼き付き

2つ目の原因は、コンプレッサー内部の焼き付きです。

焼き付きはコンプレッサーが固まり動かなくなってしまうので「ロックする」とも呼ばれます。

コンプレッサーの焼き付きの原因は以下の2つです。

  • 異物混入による詰まり
  • オイル不足・劣化

コンプレッサー内部にはコンプレッサーオイルが封入されています。

オイルはコンプレッサー内部の潤滑エアコンガスの漏れを防止しており、エアコンガスと同じくエアコン内部を循環しています。

しかしゴミなどの異物が侵入し、コンプレッサー内部やエアコンシステムで詰まりを起こすと焼き付きを起こします。

エアコンシステム内では特に、液状のエアコンガスを一次蓄えるリキッドタンクや、液状のガスを霧状に噴射するエキスパンションバルブは詰まりやすいです。

システム内で詰まりを起こすと、コンプレッサーから出ていったガスとオイルが戻ってこられなくなり焼き付きます。

また、エアコンガスの漏れが起きたときはコンプレッサーオイルも漏れているということです。

焼き付きを防ぐために、エアコンガスの補充だけでなく、オイルの補充も必要です。

オイルの劣化の原因は、経年劣化のほかにエアコンを使わないまま放置していることも挙げられます。

オイルの劣化はエアコンを定期的につけコンプレッサーを作動させることで予防できます。

頻度は3か月に1度で、冬場もA/Cスイッチを押しておくと曇り止めになります。

コンプレッサーの焼き付きやオイル漏れが起きていると異音がする場合があります。

症状によって以下の異音が鳴ります。

  • ウィーン、ガラガラ、ジー、ギギギ:焼き付きやガス不足
  • ウォーン:ガス不足

エアコンを付けたときに異音がするときは業者に相談しましょう。

寿命

3つ目の原因はコンプレッサーの寿命です。

コンプレッサーはファンベルトでエンジンとつながっているので、いつも振動しています。

エアコンを使用していなくても、エンジンの振動によりずっと負荷がかかり続ける部分です。

頻繁に交換が必要になる部品ではありませんが、トラブルが多い部品なのも事実です。

エアコンの主要部品であり、使用頻度が高い部品でもあるので、消耗するのはしかたがないでしょう。

コンプレッサーの寿命は7年〜10年といわれています。

また、コンプレッサーのベアリングが摩耗すると異音が発生します。

ベアリングとは、摩擦を小さくし回転を滑らかにするための部品です。

ベアリングの摩耗による異音は、カラカラ、カタカタ、シャーという音がします。

ベアリングを修理したい場合、単体での交換は不可能でコンプレッサー丸ごとの交換となります。

コンプレッサーの故障を放置するとどうなる?

ここまでコンプレッサーの故障原因について解説してきましたが、故障したコンプレッサーをそのまま放置しても問題ないのでしょうか?

コンプレッサーが故障すると異音が発生する可能性が高まります。

故障を放置したままエアコンスイッチを入れていると、コンプレッサーだけでなく他の部品にも異常が出ます。

コンプレッサーの修理だけでは済まなくなるので、交換部品は増え、修理費用はさらに高額になります。

軽く考えていると、取り返しのつかないことになりかねません。

ちなみにコンプレッサーが故障していても、車検では検査されないので通すことができます。

しかし修理せずエアコンを我慢するのは、車内が非常に暑くなる夏場に熱中症になる危険性もあります。

効きが悪くなった、変な音がするなど、異常を感じたら早めに修理を依頼しましょう。

コンプレッサーの交換にかかる費用相場

コンプレッサーの交換を依頼すると費用はいくらかかるのでしょうか?

業者にもよりますが、費用の相場は下記の通りです。

車の種類 交換費用の相場
軽自動車 4~8万円
普通車 5~10万円
ハイブリッド車・EV車 20~30万円

ハイブリッド車やEV車は、電動コンプレッサーのため高額になります。

高額な修理になりますが、コンプレッサーの交換がなぜ高額なのかは下記の2つです。

  • コンプレッサーは部品の価格自体が高いから
  • 交換に時間がかかり工賃が高額になるから

また、コンプレッサーが不調だと周辺部品の修理も必要な場合があり、費用が高くなります。

このようにコンプレッサーの交換は高額ですが、頻繁に壊れる部品ではないこと、エアコンの主要部品であることを考えればやむを得ません。

高額な交換費用を安く抑えるには

コンプレッサーの交換費用を安く抑えるために、新品ではなくリビルト品や中古品に交換する方法があります。

リビルト品とは、廃車となった車の利用可能な部品を分解・修繕・洗浄し、再利用したものです。

検査基準をクリアした部品なので品質が高く、値段は新品の半額程度で済みます。

また、リビルト品には一定の保証期間を設けている業者が多いです。

中古品とは、廃車となった車を解体し得られた部品のことです。

動作確認はされますが、リビルト品とは違い分解や洗浄などの工程は経ていません。

価格はリビルト品より安価であるというメリットがあります。

まだ長く車に乗りたい方は、品質や性能が検査されたリビルト品がおすすめです。

近々車の買い替えや車を手放す予定がある方、最低限の費用で押さえたい方は中古品で十分です。

リビルト品も中古品も、あくまで新品ではないので劣化の可能性に注意しつつ、状況に合わせて選択するとよいでしょう。

コンプレッサーの修理交換を依頼できる業者

コンプレッサーを自力で交換することは非常に難しいです。

また、コンプレッサーの修理はカー用品店では受け付けていません。

では故障したコンプレッサーを直したいとき、どの業者に頼めばいいでしょうか。

コンプレッサーの修理交換を依頼できるのは次の3つの業者です。

  • ディーラー
  • 整備工場
  • 電装屋

車の状態によっては修理を断られる場合もあるので、まずは相談してみましょう。

それでは1つずつ解説します。

ディーラー

安心安全に修理したい方はディーラーがおすすめです。

ディーラーで修理を依頼した場合、ほとんどの作業に対応してくれます。

保証期間内であれば無償で修理できます。

保証期間外であればリビルト品での交換で費用は比較的抑えられますが、他の依頼場所より高くなる傾向があります。

理由は純正の部品を使用することと、1時間あたりの作業工賃が高くなるからです。

しかし、ディーラでは修理交換後1年間の保証が付く場合もあります。

まずはディーラーに相談してみるのもいいでしょう。

整備工場

整備工場ではディーラーよりも安く修理を受けられます。

さらに安くしたい場合は、中古品やリビルト品のコンプレッサーを自分で購入し、整備工場に持ち込むという方法もあります。

ただし、購入した部品が本当に使用できるのかどうかは自己責任です。

この理由から整備工場によっては持ち込みでの修理を受け付けていないところもあるので、一度確認しましょう。

電装屋

お得に修理したい場合、一部の電装屋でも修理可能です。

電装屋とは、車修理の中でも電気関係(エアコン、カーナビなど)を専門とした業者です。

他の業者では対応できない複雑な修理をできる高い技術を持ち、ディーラーや整備工場の下請けとなっています。

一部の電装屋は一般客からも修理を受け付けている場合があります。

逆に言うと一般客からの問い合わせを断っているところもあるので、依頼するには確認が必要です。

部品が流通しておらず交換ができない旧車のコンプレッサーでもオーバーホール(分解修理)可能な業者もあります。

修理交換費用が高額なら手放しも検討

コンプレッサーの修理が高額になってしまったら、車を手放すことも一つの方法です。

コンプレッサーは頻繁に交換が必要になる部品ではありませんが、位置している場所や使用頻度を考えると、トラブルが起こりやすいパーツでもあります。

修理や交換にならないように、少しでも寿命をのばすにはエアコンシステムの定期的な点検と、異音などの不具合が出ていないかをチェックすることが大切です。

また、まったく使用しないのもコンプレッサーの寿命を縮めることになります。

あまりエアコンを使わない人は、車に乗ったときに1回はエアコンのスイッチを入れるなど、3か月に一度を目安に使用してコンプレッサーを作動させてください。

少しでもおかしいなと思ったら、早めに修理を依頼しましょう。

ですが、コンプレッサーも消耗品なので、寿命がきてしまい修理や交換が必要になるときがきます。

コンプレッサーの交換は非常に高額であるので、走行距離の長い車や年式の古い車であれば廃車して買い替えを検討するのも1つの方法です。

修理しても次は他の部品が故障する可能性もあり、高額な修理費用をかけて乗る価値があるのかを考えてみましょう。

少しでもお得に車を手放したいのなら、廃車買取業者をおすすめします。

廃車買取のハイシャルでは、どれだけ古くコンプレッサーが故障した車でも、0円以上で買い取っています。

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車種
ホンダ フィット
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DBA-GD3
年式
H17(2005)
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型式
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車種
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型式
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年式
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走行距離
110,000 km
満足度
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トヨタ エスティマ
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年式
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走行距離
210,000 km
満足度
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